「メリー・ポピンズ リターンズ」も観てきました

前作の世界観は大切に残しつつ、今の技術も取り入れてましたな。

「メリー・ポピンズ リターンズ」本予告編


まず、ストーリーそのものについてはさほど激しい起伏もなく、ハリーポッターとかマーベル作品みたいな刺激的なシーンがないので、そういうのを期待すると退屈になるのかもしれません。
また、明らかに前作の20年後位の設定なので、人物設定が省かれており、前作を見ていないと何が何だかわからない・・・というお客さんがいるかもしれません。

という事で、この作品を観る前に前作を見る事をお勧めします。

この作品が前作の世界観にこだわっている部分はアニメーションとの融合の部分。
最近の3D映像ではなく、当時と同じ2Dのアニメーションと融合させたのはよかったんじゃないでしょうか?
そして気づかない部分で現代のCGをうまく取り入れている部分が実にナイスって感じで。

そしてミュージカルといえばダンス。
とにかくダンスシーンにこだわったのがよくわかります。
LALA.LANDも素晴らしかったけど、向こうはむしろそれぞれが自由に踊っているのに対して、こちらは昔ながらの一糸乱れぬフォーメーションダンス。
特に後半の街燈を使ったダンスは圧巻と言ってもいいと思います。

とはいえ・・・
残念なポイントとしては
代表的な曲になりそうな歌や音楽が今回ちょっと見当たらなかったなぁと。
ミュージカルの場合って、インパクトのある曲とか歌が絶対必要で、今回はちょっとそれが感じられなかったんですよ。

後は主演女優さんの雰囲気。
いや、劣っているとかじゃなくて、前作のジュリーアンドリュースさんはどちらかというと可愛さの部分を持ち合わせていたのに対して、エミリーブラントさんの場合は魔法使いの気高い雰囲気が前面に出ていた感じがします。
まあ、それはそれでいいとは思うけど、違和感を覚えるのはこの当たりかもしれませんね。

とはいえ、面白いのは間違いないし、むしろこの作品こそお正月映画だろうって気がしましたけどね。
ミュージカル好きの人なら一度は観ておいていいと思う作品だと思います。