つばさ号が緊急停止!
低気圧の影響により、降雨量が安全基準値を超えると「運転を見合わせる」というのが、車掌さんのアナウンスで乗客に伝えられた。
で、グリーン車の状況はというと・・・あれ?
何か、じぇんじぇん余裕かましてるじゃん。うちらも含めて
「あらぁ、そりゃあ大変だあ」
「相手が天気だもんねぇ」
「ま、ここで一泊は勘弁してほしいけど、動くんじゃないの?」
あちらこちらで、談笑している始末。
もうちょっと、ざわつくかと思った。
「俺、ちょっとトイレ行ってくる」と相棒。
ああ、いってらっしゃい。どうせ動く気配ないからごゆっくり。
自分の椅子でビールなぞを飲みながら、グリーン車の車内を見渡すと・・・ん?
ん? ん? ん~?
どっかで見たような人が・・・・
あ! あ! ああっ!
自民党の加藤紘一代議士がいるっ!
そうだよな、加藤さんって山形選出だよなぁ。
面白そうなので、しばらく加藤ウオッチングを決め込む自分。
悪趣味でんなぁ。
しかし・・・相棒はトイレからまだ帰ってこないよ、あれから既に10分。
苦笑いしながら相棒が帰ってきた。
「おい、長かったな。それより自民党の加藤紘一さんが乗ってるぞ」
「あ、そうなん?いや、それより自由席は凄かったぞ。すっげー殺気立ってる」
「うっそ!」
「ありゃ、シャレにならんぞ。車掌取り囲んでるしな。もう質問攻めだよ」
「うっわー、そりゃすげえな」
「何かねぇ、結婚式に行く奴らがいて、そいつらが質問攻めだよ」
「だって、車掌に言ってもしゃあないじゃん」
「あとねぇ、車内の電話が使えないんだよ。電波が届かないところに停まってるんだよ、この特急」
「まじっすか!」
自分の携帯も・・・圏外でーすっ!
「俺の携帯はつながるんだよ。だからさ、人が『貸してくれ』って2人位に貸しててさ、それで遅れたんだよ。いや、まいった」
「しょうがないなぁ。・・・・野次馬してこよっ」
「悪趣味だねぇ」
だってさぁ、こういうトラブルって自分から楽しまないと辛いしさ。ましてこっちは「食べられりゃいい旅」な訳でさ、極楽とんぼだも~ん。
一般指定席を通り抜け、自由席通路へ。
一般指定席もイラついているものの、自分の席が確保されているため、とりあえずは『しょうがない』と色々るるぶだの、まっぷるなどで対策を練っている様子。
ま、これが普通だと思うけどね。
自由席につくと・・・うん、殺気立ってるねぇ。
携帯で連絡している人のまわりに『貸してもらいたい人』が列をなしている状態。
東京駅から立っているお客が『何でこんな目に遭うんだよ』とぶつぶつ言っている。
車掌さんはどうやら運転席で、対応している様子。
そりゃあ、ヘタに出たら質問攻めだもんなぁ(苦笑)
緊急停止から既に40分。車内に響き渡る車掌さんの声。
「ただいま連絡が入りました。点検調査等に後1時間半から2時間を要します」
「ええっ!何だよそりゃあ」
「勘弁してくれよぉ」
「結婚式間に合わないだろう」
「車掌さん、どうにかなんないのかよ」
自由席は怒声と嘆きが渦巻いている状態。
もう、平謝りの車掌さん。
だから、車掌さん責めてもしゃあないのにね。
ちょっと暴動が起こりそうな、いやあな雰囲気の自由席。
しかも、この後ちょっとした問題が発生する事になるとは、この時点で誰も気づいてなかったんですよね。
この部分はまた明日書きます。
おーお、今日は長編だわ(笑)
低気圧の影響により、降雨量が安全基準値を超えると「運転を見合わせる」というのが、車掌さんのアナウンスで乗客に伝えられた。
で、グリーン車の状況はというと・・・あれ?
何か、じぇんじぇん余裕かましてるじゃん。うちらも含めて
「あらぁ、そりゃあ大変だあ」
「相手が天気だもんねぇ」
「ま、ここで一泊は勘弁してほしいけど、動くんじゃないの?」
あちらこちらで、談笑している始末。
もうちょっと、ざわつくかと思った。
「俺、ちょっとトイレ行ってくる」と相棒。
ああ、いってらっしゃい。どうせ動く気配ないからごゆっくり。
自分の椅子でビールなぞを飲みながら、グリーン車の車内を見渡すと・・・ん?
ん? ん? ん~?
どっかで見たような人が・・・・
あ! あ! ああっ!
自民党の加藤紘一代議士がいるっ!
そうだよな、加藤さんって山形選出だよなぁ。
面白そうなので、しばらく加藤ウオッチングを決め込む自分。
悪趣味でんなぁ。
しかし・・・相棒はトイレからまだ帰ってこないよ、あれから既に10分。
苦笑いしながら相棒が帰ってきた。
「おい、長かったな。それより自民党の加藤紘一さんが乗ってるぞ」
「あ、そうなん?いや、それより自由席は凄かったぞ。すっげー殺気立ってる」
「うっそ!」
「ありゃ、シャレにならんぞ。車掌取り囲んでるしな。もう質問攻めだよ」
「うっわー、そりゃすげえな」
「何かねぇ、結婚式に行く奴らがいて、そいつらが質問攻めだよ」
「だって、車掌に言ってもしゃあないじゃん」
「あとねぇ、車内の電話が使えないんだよ。電波が届かないところに停まってるんだよ、この特急」
「まじっすか!」
自分の携帯も・・・圏外でーすっ!
「俺の携帯はつながるんだよ。だからさ、人が『貸してくれ』って2人位に貸しててさ、それで遅れたんだよ。いや、まいった」
「しょうがないなぁ。・・・・野次馬してこよっ」
「悪趣味だねぇ」
だってさぁ、こういうトラブルって自分から楽しまないと辛いしさ。ましてこっちは「食べられりゃいい旅」な訳でさ、極楽とんぼだも~ん。
一般指定席を通り抜け、自由席通路へ。
一般指定席もイラついているものの、自分の席が確保されているため、とりあえずは『しょうがない』と色々るるぶだの、まっぷるなどで対策を練っている様子。
ま、これが普通だと思うけどね。
自由席につくと・・・うん、殺気立ってるねぇ。
携帯で連絡している人のまわりに『貸してもらいたい人』が列をなしている状態。
東京駅から立っているお客が『何でこんな目に遭うんだよ』とぶつぶつ言っている。
車掌さんはどうやら運転席で、対応している様子。
そりゃあ、ヘタに出たら質問攻めだもんなぁ(苦笑)
緊急停止から既に40分。車内に響き渡る車掌さんの声。
「ただいま連絡が入りました。点検調査等に後1時間半から2時間を要します」
「ええっ!何だよそりゃあ」
「勘弁してくれよぉ」
「結婚式間に合わないだろう」
「車掌さん、どうにかなんないのかよ」
自由席は怒声と嘆きが渦巻いている状態。
もう、平謝りの車掌さん。
だから、車掌さん責めてもしゃあないのにね。
ちょっと暴動が起こりそうな、いやあな雰囲気の自由席。
しかも、この後ちょっとした問題が発生する事になるとは、この時点で誰も気づいてなかったんですよね。
この部分はまた明日書きます。
おーお、今日は長編だわ(笑)