昨日の某プロレス興行にて・・・

某番組の若手スタッフさんが企画で試合のセコンドについたんですよ。
そこでエプロンサイドとかにのぼったりしたらしいんですけどね・・・・

愚挙ですな、これ・・・

さすがにこれを見ていたベテラン選手やレフェリーは注意したらしいですけどね。
本来なら団体側が丁重にお断りすべき話。もしセコンドにつけるなら、そのレクチャーはきっちり遣るべきだったと思いますね。

元々これって団体側が「宣伝効果」を狙って番組内で公開オファーという形で実現したもの。
この番組自体人気もありますし、全国放送という事もあって乗ったんでしょう。

テレビも多分入っていたと思いますし、スタッフさんもそれ用の動きという事でやったんでしょうけども・・・
結局彼らのやった事はプロレスを「軽く見ていた」としか捉えられないんでしょうね。

素人さんがリング下でウロチョロしていると選手の集中力が途切れます。
怪我のもとなんですね。
それだけじゃありません。
場外乱闘になった時、お客さんの誘導をちゃんとしないとお客さんに怪我をさせてしまいます。
もっというなら、自分だって危ないですからね。

プロレスの技をまともにくらった西山浩司さんなんか「救急搬送」されてますからね。

正直言いますが、自分は「素人がプロレスのリングにあがる」という事には断固反対なんですよ。
どっかの誰かが「リングに上がれば誰でもプロレスラー」とか言ってるらしいですが、大怪我するって。
「自分が責任持ってやってるから構わないんだ」って言いそうだけど、逆でさ、仕掛けちゃった側のダメージって凄いんだよ、本当に。
それこそ『自分が怪我させちゃった』という罪の意識はそらぁトラウマものですよ。
中には責任逃れしている奴もいるけど、そういう状況になった時、結局は自分がやったという意識は消えないでしょうね。

そう考えると、一時の宣伝効果の為に、根本をなくしちゃったのはちょっと残念かなと。

いや、本当に、プロレスって危険なんですよと。