私にとって“男たちの旅路”という作品はまさに指針とも言うべき作品でした。
まあ、年齢的にも大往生だと思います。
まあ、年齢的にも大往生だと思います。
私にとっては本当に物凄く影響を受けた作家さんの1人。
特にNHK土曜ドラマで放送された“男たちの旅路”はガキの頃の作品なんだけど、鶴田浩二のカッコよさと水谷豊の別の意味でのカッコよさを体感した作品でしたね。
この作品で根津甚八さんを知り、墓場の島という唄を知って涙を流しましたよ。
車椅子生活の苦悩と現実を思い知らされた“車輪の一歩”や老人達の「貴方の20年後ですよ」という言葉ご耳にこびりついて離れない“シルバーシート”の回など、未だに語れる回ばかりです。
多分他の人はふぞろいの林檎たちとか岸辺のアルバム辺りの話になるんだろうけど、いやこの人本当にとんでもない作家さんだと思う。
今のペラッペラな本しかかけない脚本家さんは一度読むべきだよって、マジで。
これを頻繁に使うと本当に安っぽくなるから、この言葉はあまり使いたくないんです。
でも、今回は使わせてもらいます。
お疲れ様でした。
謹んでお悔やみ申しあげます。