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修学旅行その3

2007-07-05 05:56:46 | Weblog
さて、異様な雰囲気で始まった学年集会。

実は生徒側では生徒会長から各クラスに最終要求内容が伝えており、全員納得済み。
この最終要求、生徒会、各クラス委員、不良、文科系代表などの主要トップグループで構成された「対策委員会」で作られており、「これなら納得できんじゃないの?」って事で決めた代物。
ただ、あまりにも突拍子ない内容なので、実際一般生徒は「そんなのムリだろう」と言う意見はありましたね。

話を戻して、校長先生が壇上から謝罪&説得開始。
言ってる事は担任とほぼ一緒。
この上から目線が反発買っているのがわかんないかなぁ。
不良連中が騒ぎそうだったんだけど、リーダーが押さえこむ。
ここで弱みを見せたら計画が全てパァ。

「校長、いいですか。元々は先生方が言い出した事なんですよ。好きなところに連れていってやるって言ったことなんですよね。アンケートまでやったんですよ」
「その件については申し訳なく思っています」
「聞けば、一年前から既に場所は確定しているとのことじゃないですか」
「わかってほしいのはこれだけの人数を宿泊させる為には早めに予約しないといけないんです」
「だったら生徒になんでそんな期待を持たせる事をしたんですか。先生は生徒に対し、とんでもない裏切り行為をしたんですけどね」
「いや、本当に申し訳ないです」
「許せませんね。だから俺たちは旅行ボイコットの署名をしたんですよ」
「いや、そこを何とか・・・」

まあ、こんな感じで1時間位続いたんですよ。
生徒側も凄いですよ。普段は先生と仲がいい論客とか不良のリーダーとかが、挑発ではなく淡々とアンケートに対して一点集中のツッコミを入れまくるんですから。

ある意味労働組合だな、こりゃ(笑)

結果、この日は物別れ。うーん、労使交渉だよ、今考えたら。

ところが、この流れ、自分らの間では全部計算済み。
あそこで決着はつけるつもりはなかったんです。
なぜか?非は向こうにある訳で、ここまで固くなってるんだよと教師に見せつけるという事が目的だったんです。
これ考えた奴。実際に高校生でありながら会社経営している俺の友人
「普段やられてるから、ここでやりかえす(笑)」
こいつ悪魔だ(笑)

そして、先の集会から2日後・・・
再び集会が始まる。
教師側が譲歩案を出してきた。
「自由行動を当初の1日から2日にする」
なるほどねぇ。そうきたか。
でも、それは予想ついてたもんねぇ。

生徒会長が生徒側の要求をつきつける
「全工程、自由行動!」
生徒が一瞬どよめき、拍手が巻き起こる。
教師が反論する
「そんなの許される訳ないだろ!調子にのるんじゃない」
この一言で生徒が一斉に反論
「そんな事言ったって、元々は先生がこっちを欺いたんだから、そのくらいのペナルティは必要だ」
「調子にのるなって、返すよ、そのままそっくり」

怒号飛び交う飛び交う。

校長先生が一旦全員を黙らせようとするが、既にハイテンションとなった生徒を止められるわけがない訳で・・・

「てめぇら、静かにしろ!ぶん殴るぞコラァ」
不良のリーダーが大声で叫んだ。
やっと、ここで収拾。

「先生、いいですか、自分らボイコットは基本路線なんですよ。理由はもう何回も言ってるからいいませんよ。あれだけの事をそちら側がやったんだ。生徒が納得する内容を出さない限り、ボイコットすることになるんです」
「修学旅行で高校時代の思い出を作ろうと思わないのか?」
「それにミソつけたのは先生ですよね」
押し黙る校長。
反論しようとすると、その一言で押さえつけちゃう。
お前、政治家になれるよ(笑)

しばし膠着状態が続く。


ところが・・・・
ここまでの流れ、実は生徒側は全部シュミレーション済みなんです。
そうなんです。あの怒声も、女子が泣き出すのも、言い争いも全部生徒側の演出なんです。
もっというと「全工程自由行動」というのはダミーの要求であり、そんな要求は通る訳ないんです。
それを知ってて生徒全員がそのシュミレーションにのっとって動いていたんです。

と言う事で、この沈黙を破るように生徒会長が静かにいいました。
「これじゃいつまで経ってもラチあかないから、お互い1歩づつ退きましょうよ。」

さあ、ここから本当の要求を突きつける事になります。

続きはまた(笑)

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