あの一件を耳にして以来、多少の罵り合いはあるものの、それ程大きなこともなく、日々は過ぎていきました。
しかし、ある梅雨の日、再び大きな罵り合いが壁の向こうから聞こえまてきました。
「なんだよ、このバッグは?どうやって手に入れたんだよ」
「もらったんだよ」
「嘘つけ!あたしはお前にこんないいもの買えるほどお小遣い渡しちゃいないんだよ」
ははぁ、どうも長女の持っている見慣れないバッグを母親が『どうやって手に入れたのか』問い詰めているらしい。
「だから、もらったって言ってんだろ」
「盗んだんだろ?正直に言えよ」
えっ!実の母親が言うセリフか?
というより、完璧に『盗んだ』と断定しているんです。
「盗んでないよ。実の娘のいう事信じられないのかよ」
「ああ、信じられないね。大体こんないいバッグくれる奴なんているかよっ!いいか?世の中にそんなうまい話はないんだよっ!さぁ、どこで盗んできたんだよ。言え、この野郎」
「ふざけんなよっ」
壁の向こうから長女の悲しげな叫びが聞こえた途端
ドーン!!!
壁が響いた
どうやら推測ではあるが、多分長女が母親とつかみ合いをし、壁に激突したようだ。
「何だ、この野郎。親にはむかうのか?この野郎」
あそこまで長女をボロクソに言っておいて「母親」もへつたくれもないもんだ。
自分もそりゃあ母親と喧嘩はした事はある。
ただ、自分を『犯罪者』扱いする事はなかったと記憶しています。
子供にとって親は最大の理解者であるべきだと自分は思います。
この2回の『親子喧嘩』を聞く限り、この親子にはその部分が欠落しているんじゃないかと。
というより、子供の立場からすれば、この母親はその理解者の部分を捨てているように感じました。
物凄く胸糞悪い気分になりました。
でも、これはまだ序章に過ぎませんでした。
ここから、この親子の壮絶な喧嘩がまさか自分達やマンションの人までを巻き込む大騒動に発展していくとは誰も思っていなかったのです・・・
続きはまた・・・
しかし、ある梅雨の日、再び大きな罵り合いが壁の向こうから聞こえまてきました。
「なんだよ、このバッグは?どうやって手に入れたんだよ」
「もらったんだよ」
「嘘つけ!あたしはお前にこんないいもの買えるほどお小遣い渡しちゃいないんだよ」
ははぁ、どうも長女の持っている見慣れないバッグを母親が『どうやって手に入れたのか』問い詰めているらしい。
「だから、もらったって言ってんだろ」
「盗んだんだろ?正直に言えよ」
えっ!実の母親が言うセリフか?
というより、完璧に『盗んだ』と断定しているんです。
「盗んでないよ。実の娘のいう事信じられないのかよ」
「ああ、信じられないね。大体こんないいバッグくれる奴なんているかよっ!いいか?世の中にそんなうまい話はないんだよっ!さぁ、どこで盗んできたんだよ。言え、この野郎」
「ふざけんなよっ」
壁の向こうから長女の悲しげな叫びが聞こえた途端
ドーン!!!
壁が響いた
どうやら推測ではあるが、多分長女が母親とつかみ合いをし、壁に激突したようだ。
「何だ、この野郎。親にはむかうのか?この野郎」
あそこまで長女をボロクソに言っておいて「母親」もへつたくれもないもんだ。
自分もそりゃあ母親と喧嘩はした事はある。
ただ、自分を『犯罪者』扱いする事はなかったと記憶しています。
子供にとって親は最大の理解者であるべきだと自分は思います。
この2回の『親子喧嘩』を聞く限り、この親子にはその部分が欠落しているんじゃないかと。
というより、子供の立場からすれば、この母親はその理解者の部分を捨てているように感じました。
物凄く胸糞悪い気分になりました。
でも、これはまだ序章に過ぎませんでした。
ここから、この親子の壮絶な喧嘩がまさか自分達やマンションの人までを巻き込む大騒動に発展していくとは誰も思っていなかったのです・・・
続きはまた・・・
早く続きを…