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桂歌丸師匠が語る裸芸批判の真意

2017-06-26 07:40:16 | Weblog
師匠だからここまで言えるんだろうなぁと。

http://www.news-postseven.com/archives/20170625_566584.html

前回、自分が裸芸に対してかなりシビアに書かせていただいたんですが、師匠の仰っている事と全く同じ事を書いています。
http://blog.goo.ne.jp/itako18jp/e/66f8386aa785fa1ded2d9b7bafa6b4c9

何度も書きますけど「笑わせる」のと「笑われる」のは違う。
裸芸なんてものは「お座敷芸」なんですよ。
メディアで流してはいけない芸なんです。
かつてはその線引きがあったんですよ。
それが今ではあいまいになっちゃいましたからね。

師匠は「起用する側にも責任がある」と言ってますが、これについては仕方のない部分があるんです。
なぜならば、今時の製作スタッフって「笑われる芸」を当たり前に受け入れていた世代なんですよ。
だから「笑われる芸」も笑えれば起用してしまうんです。

俺ら世代って丁度その端境期にいて、それまで笑わせる芸だったのが「ひょうきん族」という新しい笑いで
「面白い」
って言ってたんですよ。
でも、あくまでも「ひょうきん族」は自分らにとっては異端の笑いで、ある意味王道ではなかったんですね。
ところが、ひょうきん族を当たり前のように見てきた世代は、その笑いが「王道」になっていったと。
ひょうきん族の流れは当然とんねるずとかダウンタウンのような「師弟関係のないお笑い」と合ってたんでしょうね。

今の笑いって「素のリアクションを笑う」事なんだろうと。
騙しとか落とし穴とか、そこに芸なんてありませんでしょ?
どっきりカメラばっかりなんですよ。
それが今の笑い。
つか、今時の制作陣はそれが面白いと思っているんです。

自分は落語とか言葉を使った芸でないと面白くない・・・とは言いません。
パントマイムでも「がーまるちょば」なんかはムチャクチャ面白いし、形態模写も好きだし。
それは芸としてきちんと確立してますからね。

でも、裸芸はそれに入らないんですよ。
というより一緒のくくりにしてはいけない芸です。

少なくとも師匠の言っている事は「正論」だと自分は思っています、ハイ。

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