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剱岳山行①

2009-09-06 15:08:59 | 

 別山乗越からの剱岳・28年ぶりの再会

剱岳山行① 

2009816日から、山中45日の日程でいつもの気心知れたメンバー、連れ合い、次女との3人で、剱岳登頂と剱沢、裏剱、黒部への山行を「楽しん」だ。

今回の山行を計画した理由は、第1に私自身の体力が近年「着実に」落ちてきていること、そして体力・気力充実期の次女と、ちょうど上昇線と下降線の接点を過ぎてきていること、そういった状況で残された後僅かの機会であろう厳しい「本番登山」を彼女(達)といつまで出来るか分からないが、時間と機会を惜しんでやっておこう、ということ。少なくとも、「大峰奥駈」を始めた2005年夏には、テントや水や団体装備を全て担いで(おそらく25Kg以上)稜線縦走をリードした私のほうが、圧倒的に体力・気力が充実していたのだが最近では次女に付いていくのもなかなか大変な状態になってしまっている。

2の理由は、山を愛し自分の人生観としての登山を思いつつあり、そして自分自身でいくつかの経験を踏みつつある次女に、今回はリーダーとして頑張ってもらおうと思ったこと。これは結果的には良かったと思っている。私が殿(しんがり)で連れ合いをカバーしながら歩くつもりであったが、二人でさっさと歩いて行って私を置き去りにするという「冷酷無比」なリーダーの面もあったが、全体としてはルートファインディングが的確で、なかなかのものであった。

3の理由は、このコースは私が26歳のときに4人パーティーのリーダーとして35Kgのキスリングを担いで登った縦走コースで、自分の心の中で深く思いに残っている山行であること、そして自分がこういった「本番登山」に行けなくなる前に、もう一度足跡を辿ってみたいと常々思っていたことである。

そのようなことで、昨年来から計画し、いよいよ本番となった。本年6月に映画「剱岳点の記」が公開されて、剱岳が全国的にブームになっている。私のようにかつてこの山に挑戦した人たち、特に時間的経済的に多少ゆとりができて、メモリアル登山を目指す団塊の世代の登山者が多いだろうなと思いつつ、盆明けの816日いよいよ出発した。

 

2009816日(日)(第1日目)

【行程】7:38 JR京都発(サンダーバード1号)→10:40電鉄富山発(富山地鉄)→11:40電鉄立山発(立山黒部アルペンルート)→13:00室堂(昼食・登山届提出)13:50→地獄谷・雷鳥沢→16:40別山乗越・剱御前小屋(泊)

                                                           (続く) 


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