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なかなか手ごわかった八瀬大原の大尾山(だいびさん)①

2011-05-30 18:00:22 | 

なかなか手ごわかった八瀬大原の大尾山(だいびさん) 

‐ファミリープラス若者1名でハイキング‐

 

 

 

 

 

 

 201154日、ゴールデンウィークの真ん中に、ファミリーでハイキングを楽しんだ。参加メンバーは、いつもの連れ合いと次女それと今回は小学校3年生の下の孫、プラス若者S君と私の計5名。下の孫は、今まで天王山などの「ピクニック」程度には参加したことがあるが、そこそこのハイキングはデビュー戦。活発で結構運動神経もよく、たぶん今回のハイキングも大丈夫だろう。中学2年で昨年の夏には雌阿寒岳にも登った上の孫は、今回は花粉症のため参加せず、残念そう。

 54日朝550分に起床。本日の弁当の準備を始める。おにぎり、ゆで卵、ウインナー、目刺のいつもの定番プラスチーズとオレンジ。本日は少し豪華。おにぎりが足りないようだが、ともかく準備も整い712分に出発。

 

阪急、京都市営地下鉄を乗り継いで、825分に地下鉄「国際会館」着。地上のバスターミナルに出ると次女から電話があり、近くのローソンにいるとのこと。ちょうどおにぎりも足りないのでローソンに行き、お菓子等も買い足す。ここで若者S君と合流。S君とは初めてで挨拶をする。

 

850分、京都バス「小出石」行きに乗車。バスはハイキング客や観光客、地元の人たちで、早朝というのに結構混んでいた。やがて、95分に「登山口」バス停着。わが一行5名はここで下車し、道路を横断しストレッチを始めた。朝の空気が心地良い。これから登るコースは約1年前の2009年末に行ったコースで、その時は前夜来の積雪があり、コース中にある青龍寺までは何とか辿り着いたが、そこから先は断念した因縁のコースだ。いわば今回はリベンジ。

 

ストレッチを済ませ、915分いよいよ出発。スタートからは青龍寺まで約40分、標高差約500メートルを、ちょっと頑張ってワンピッチ。順番は先頭が次女、続いて孫、S君、私、連れ合いの順番。時々登山道を鹿の足跡が横切る雑木林の里山を登り続けると、やがて両側が植林の杉林へと景色が変わっていく。このあたりは1年前登ったときは新雪がいっぱいで、滑り滑りヒーヒー言いながら登っていった道だが、今回は快適で順調。

植林の杉林の中をさらに歩き続けるとやがて青龍寺の鐘堂が見え出した。青龍寺は比叡山の北方にある山寺で尼寺。比叡山は天台宗だがこの寺は浄土宗、境内には法然の銅像があったり、鐘堂があり閑静な寺。寺には合宿所があり、夏期には上の宮太子中学校の生徒たちがやってくるようだ。955分、スタートから1ピッチ、ちょうど40分で寺の山門をくぐると、本堂ではお勤めの最中だった。

 

 

 本堂前のベンチで大休止。トイレを借りたり、飴などの簡単なお菓子を食べたりしていると、やがてお勤めも終わったようなので本堂に上がらせていただき、古仏に合掌。その後孫と一緒に鐘を突いて、1020分に出発。山門前から両側に車の轍道の付いたコンクリートの長い階段を登りきると地道の林道にでる。林道を左方面にしばらく歩き続けると、やがて右側に比叡山の根本中堂から続く山道が合流し、林道の先は奥比叡ドライブウェイに突き当たる。ドライブウェイの手前に、「京都トレイル」の看板があり、左手北方の方面に山道が続いている。根本中堂からの道とそれに続く京都トレイルの道は、千日回行をする修行僧が通る道だ。ほとんど標高差のない京都トレイルの道を辿ると、右手は奥比叡ドライブウェイと並行したり離れたりしながら、行く手に横高山を見ながら進んでいく。やがて1105分、行程中で一番琵琶湖方面の景色が良いであろう、展望スポット(時間によってはお弁当スポット)に到着。

 

展望スポットで中休止。天気は良いのだが黄砂のせいで琵琶湖がほとんど見えないのは残念。まだ少し早いので、弁当は広げずに、ここでは簡単なお菓子等を食べた。15分の休憩後、1120分に、横高山を目指して出発。行き交うハイキングの人は結構多い。ここからは多少の登り下りがあり、やがて横高山への取り付きに着く。取り付きは看板は出ているが少し解りにくい。とにかく登りの踏み跡を辿っていく。取り付きから標高差約8090メートル。少し急坂を頑張って登りきると、少し開けた横高山頂上の2等三角点(767M)に1120分に到着した。林は切り開いているが、展望は八瀬大原方面のみで、やはり黄砂のせいか、あまりよく見えなかった。ここでも弁当は広げず、小休止の写真撮影。それにしても孫は文句も言わず、朗らかによく頑張っている。

 

 5分の休憩後、北方に見える水井山を目指して出発。横高山頂上からの目線でも水井山は2030メートルほどは高く見える。横高山頂上から、一旦下り斜面を駆け下りて、鞍部から再び水井山への取り付き点に着く。先ほどからは、トップは次女から若者S君に交代。やがて1145分、水井山頂上着(794.1M)。ここでいよいよお弁当。家から作って持ってきたおにぎり、コンビニのおにぎり、ウィンナーソーセージ、目刺とゆで卵のいつもの定番メニュープラスチーズ。今回は次女がバーナー持参で、コーンスープを作ってくれて、少し贅沢な弁当となった。孫も良く頑張っており、食欲旺盛。デザートにはオレンジ。

 

弁当の後、1230分出発。横高山から水井山、その先のコースはずっと尾根を忠実に辿っていく。尾根ではあるが雑木林の中を踏み跡が続いている。若者S君が上を見上げ、

「でっかいきのこがある。」

と、言っている。見上げるとそのとおりで、一行の植物学博士である連れ合いが、

「あれは、サルノコシカケだわ。」

とのこと。

 

林の中の尾根道をしばらく歩き続けると、やがて13時ちょうどに、ちょっと開けた仰木峠(標高573M)に到着した。仰木峠は、東の方琵琶湖側は大津市仰木に至り、北西へは八瀬大原、戸寺方面へ続く東海自然歩道、北東は大尾山となっている。ここで思案。ここから八瀬大原へ降りれば、目出度し目出度しで、後はゆっくり温泉に浸かって、ということになる。ただ、今日は大尾山まで、みんなが元気なら行こうということになっている。大尾山まで足を伸ばすと、距離がかなり増え、時間も2時間以上は余分にかかることとなる。それに何よりもこの先は未知のコース。しかし、肝心の孫はというといたって元気でやる気満々。それではと大尾山まで行くことに決定。

                                     (続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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