いせ九条の会

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元陸自イラク先遣隊長の佐藤正久参院議員の発言について/山崎孝

2007-08-17 | ご投稿
【イラク派遣:元陸自のヒゲ隊長、佐藤参院議員に質問状】(2007年8月16日付毎日新聞)

元陸上自衛隊イラク先遣隊長の佐藤正久参院議員が、派遣先のイラクで他国軍隊が攻撃を受けた場合、駆け付けて援護する「駆け付け警護」を行う考えだったことを表明したことに対し、弁護士ら約150人(呼びかけ人代表・中山武敏弁護士)が8月16日、「違憲」と公開質問状を送った。

佐藤氏は10日に放映されたTBSのニュース番組で、当時イラクで指揮官として「駆け付け警護」を行うつもりだったことを明言し、「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」と発言した。「駆け付け警護」は、正当防衛を超えるとして憲法解釈で認められていない。

質問状は「違憲、違法なもので、シビリアンコントロールに反する」として、7項目について今月中の回答を求め、安倍晋三首相にも佐藤氏に辞職勧告するよう要望書を送った。佐藤氏の事務所は「現場に行って法的不備があると感じての発言。質問状は届いていないが精査する」と話した。【長野宏美】(以上)

弁護士ら約150人の行動は当然です。佐藤氏の事務所は「現場に行って法的不備があると感じての発言」と言っていますが、これは法的な不備ではなく、国家の最高法規の規定に基づくものです。また、この規定があったからこそ、陸自隊員の無事が保証されたのです。そして国民の多数は米国のイラク政策の正しさを日本が保証する目的のイラクに自衛隊を派遣したことに賛成はしていません。このことを佐藤正久参院議員は認識すべきです。