いせ九条の会

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将来が楽しみだ 日米合同訓練/山崎孝

2006-01-24 | ご投稿
鉄拳のごとく強靭な意志と体力で厳しい訓練をやり遂げるという意味で名付けられた」「鉄拳(アイアン・フィスト)作戦」と名付けられた陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練が9日から27日まで、米海軍コロナド基地(カリフォルニア州サンディエゴ)などで行われています。

自衛隊の準広報紙「朝雲」19日号は、その「厳しい訓練」の「『水陸作戦の基礎を徹底的に叩き込んでやろう』とする教官役の海兵隊員と、技術をどん欲に学ぼ うとする陸自隊員」と紹介。

訓練に参加した海兵隊一等軍曹は、同紙で「陸自隊員はよく学び、素晴らしい。将来が楽しみだ」と語っています。

陸自は昨年10・11月、フォート・ルイスで、第一軍団所属の海外“殴り込み”部隊=ストライカー旅団から、イラクでの戦闘の教訓や方法などを実地で学ぶ市街戦訓練を行っています。同年7月には航空自衛隊が、グアムの米空軍アンダーセン基地とその近くにある空対地射爆場で、海外で初めての実弾を使った爆撃訓練も行っています。(「しんぶん赤旗」電子版1月23日付より抜粋)



「水陸作戦の基礎を徹底的に叩きむ」訓練、「イラクでの戦闘の教訓や方法などを実地で学ぶ市街戦訓練」、「空対地射爆場での訓練」が、日本 を防衛するというより能動的な他国での戦闘を想定しているように思えます。

改憲して海外で武力行使が出来るようにして、米国の覇権主義に同調することを前提にすれば、このような訓練は生きてくるのでしよう。

米海兵隊一等軍曹の語る、陸自隊員はよく学び、素晴らしい。“将来が楽しみだ”という感想は、この方向を暗示しているように思えてきます。