伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

スケートカナダ

2015年11月02日 | フィギュアスケート2014~
スケートカナダ、
羽生さんがどうなることかと不安でたまらなかった。
日本時間の午前だったので、実況を読んだり、
ユーチューブですぐに上がった画像を見たりして、
結果をほぼリアルタイムで知ることが出来た。
羽生さんの滑った後でも(その時はまだ羽生の映像は見てなかった)、
そのほかの人たちの結果次第なので、実況に入りびたりで、
更新しては後続選手の結果を映像を見ずに
点数を心配しながら確認するという作業をしていた。

結局羽生さんが2位、パトリックが優勝、
村上選手が3位と決定したところで、
ユーチューブの映像を見た。
最近はとても便利になって来て、
テレビ放送を待たなくてもほぼリアルタイムで結果を知ることが出来るのだなあ。


羽生さんは怖かった。
最後のルッツで、もう力尽きたのだろう。
それでもラストのコレオを頑張る彼を見て涙が出て来た。
演技の直後の顔が怖い。鬼気迫っていた。

パトリックは圧倒的だった。
あれで3Aを決められたらもう勝てない。
スケートとスピードがすごいことは分かった。
でも、私にはパトさんの良さは本当は良く分からない。
一人だけ別次元だったとか、
誰も真似出来ないとかよく言われるけれど、
そこまでのすごさが分からない。

でも、羽生の前に立ちはだかる高い壁だということだけは分かった。
だからあの高難度構成なのだと、
あれでなくては勝てないのだと思い知った。
後半の4回転のコンボからのジャンプの難度はどうしたことだ。
ほとんど休む間もなくジャンプのつるべ打ちで、
ループなど助走が全くない中で飛んでいる。

パトリックがすいすいと楽しそうに滑っているのに対して、
殆ど拷問のような枷をはめられた構成だ。
それでもそれに挑戦し、
そしてちょっとずつ成果を上げている羽生さんに敬服した。
弱虫のあかんたれの私には、まぶしすぎた。
そして泣いた。
もう何も言うまい、彼はこの構成で壁に挑むのだ、
それしかないからそうするのだ。

晴明は好きなプログラムだ。
私はとてもいいと思っている。
去年のオペラ座より好きだ。
外国人には分かりづらく、
得点が出にくいとか言われているが、それでもいい。
羽生自身が決めたことではないか。
陰陽師らしくないとも言われているが、羽生らしいと思う。
それで十分だ。


あと、村上大介選手は素晴らしかった。
パトリック選手の直後のあの盛り上がりの中で
、最終滑走で、緊張しただろうにとても冷静に演技をしていて、
そしてノーミス。
4回転サルコウを2回も、素晴らしくきれいに決めて、
本当にすごいと思った。
ヨシキの曲が素晴らしかった。
その曲に負けずによく表現できていた。のか?

ただパトリックの後では滑りの粗さや、
スピードのなさが目立ってしまった。
最後はほとんど何もしてなかった。
だけれどもノーミスで、きっと羽生選手の上を行くと思っただろう。
誰もがそう思ったのではないだろうか。
私も羽生選手より上のような気がした。

でも結果は羽生さんの方がわずかに上だった。
それは演技構成点の性質とか、
五輪金メダル効果とかそういうものではないと思う。
羽生さんには気迫があった、
陰陽師のテーマとは違うかもしれないが、彼の世界があった。
その表現があった。
それが演技構成点に反映されたのではないか。素人考えだけれど。

1位から3位に落ちたのが悔しいと村上選手は言っていたけれど、
多分あれだけの演技をして、彼の今出来る最高の演技をして、
それでも勝てなかったから悔しかったのだろう。
それは本当に良く分かる。とても切ない。

彼としては、これ以上どうすればトップへ行けるのか、
これ以上どうすればこれ以上の演技が出来るのか、つらいだろう。
でも私は羽生さんが2位になったことが嬉しいことを隠せない。
村上選手には悪いけれど、本当にごめんね。
羽生さんの頑張りが認められて嬉しいのだ。
ただ4回転が低くなっているような気がする。
もっときれいなジャンプを飛んでいたように思う。
でも今回はこれでいい。
しばらくこの感動を噛みしめていたい。




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