伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

NHK杯ショート

2015年11月28日 | フィギュアスケート2014~
み、見たか、NHK杯の羽生さんのショート。

大会の直前に羽生がショートの構成を変え、
4回転を2回入れる、という情報を聞いてからもう、
気が気でなかった。
バラード1は、まだ一度も全く成功したことのないプロ。
4回転を後半に入れて、それですら成功したことがないのに、
なんていう無謀な。

もう不安でしかなかった。
心配しかなかった。
しかもNHK杯はライブ放送だから逃げも隠れも出来ないんだぜ。
大会にはあの中国のボーヤン・ジン(金博洋 キン・ハクヨウ)選手も出るのだ。
あのルッツからの4-3を飛ぶ驚異の新人だ。


最初の4回転サルコウを何とか決めて、
後半の4-3は3-3になってもいいから、
それで何とかボーヤン選手に近づけるのでは、
あとは演技構成点などでは羽生さんの方がもらえるから
何とかそこで…などと、演技前は考えていた。

羽生さんが4-3を今まで飛んだところを見たことがなかったので、
彼はそれを飛べないのだろうと何となく考えていた。
試合に入れたことがなかったから。

だけれども、
NHK杯の公式練習の映像を見て4-3を飛んでいるところを見て、
飛べるんだ・・・と改めて知った。
そうだよね。
あれだけの4回転のバリエーションを飛ぶ人なんだ、
飛べたって当然なんだろう。
だけど、試合と練習では違う。
ショパンの優美な曲に乗っての荒ぶる4-3なんて、出来るのだろうか。
練習映像を見ても不安しかない私だった。


ライブで見ていたらもう、胸がドキドキして、
体全体が震えそうだった。
いや、震えていたかもしれない。

初めに何とかサルコウを決めた時に、
何とか決めたぞ!とつぶやき、
4-3を決めた時にはもうすごい、やった、やりよった、
なんて奴だ、これが羽生か、
そうだこれが羽生だともう訳が分からなくなっていた。

美しいアクセルを決めた時には、これはもういく、と分かっていた。
最高得点のことだ。
自己の持つ世界最高得点を超えた。当然だ。
当然だよね。
これでフリーで3回転んでも優勝だ。


羽生さんの4回転が好きだ。
彼が最もきれいに4回転を決めた時には、
本当にそれは美しい。

普通、4回転というとすごい、かっこいい、男らしい、
キレッキレ、などと思うものだが、
羽生さんの4回転には美しい、と思ってしまう。

まるで今が盛りと咲き誇るあでやかな花のようにそれは美しい。
美しく飛びあがり、きれいな回転軸、
きれいな弧を描いてフリーレッグがきれいに伸びる。
今までこんな美しい4回転を飛ぶ選手を見たことがあるだろうか。
豪快なかっこいい4回転はいくらでもある。
でも、こんな美しい4回転は…。
長野オリンピックのイリヤ・クーリック?


この美しい花が咲き誇っている所を、
これからどれだけの間私たちは見ていることが出来るのだろう。
何回、この花を見られるのだろう。
それはすぐにもう枯れてしまうのではないだろうか。
そんな心配をしてしまう。
でも今はこの花を愛でていたい。
咲いて、咲き誇って、
あでやかに私たちを魅了するその花を私は今、ただ見ていたい。


真央の時はお風呂に入っていてライブで見られなかった。
アクセルを失敗したんだね…。珍しい。
当然飛ぶものだと思っていた。
安心していた。
でもドンマイ。がんばって、フリーでまた飛んで。
不本意だった中国杯の出来を、ここで超えて来て。
信じてる。真央なら出来るよね。。

そしてさと子が首位に立った!
当然だ。
世界銀メダリストだもの。全日本女王だもの。
すごく良かったよ。
安定していたし素晴らしいステップワークだった。
フリーも安心してみているよ。
さと子なら出来る。ルッツを飛ぶんだ!
きっとファイナルにも行ける。
絶対行ける。行けるさ。応援しているよ。




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