伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

今年も祇園祭。

2008年07月09日 | 祇園祭
今年も祇園祭がやって来た。
例年通りに開催されるこのありがたさ。


毎年同じだろうと思う人もいるかもしれないが、違う。
毎年毎年、ひそかに違うのが祇園祭なのだ。


私の母が、テレビの祇園祭の紹介を見ていて、
黒主山の黒おたべが欲しい、と言った。

おたべには興味がないだろうと思っていたら、
そうでもないらしい。
黒おたべは黒ごまの黒主山特製おたべだ。
祇園祭の3日間しか発売されない。
争奪戦がすごいだろう。
でも母のたっての所望だから買わないわけには行かない。
頑張って買いに行こう。


黒主山では去年、食べられるちまきというのを販売した。
そうしたら瞬時で完売したという。

祇園祭で売っている普通のちまきは食べられず、
ただ護符として玄関先に飾っておくものなのらしく、
中にちまきは入っていないのだという。
黒主山では、
食べられないのかと聞かれることが多かったので、
食べられるちまきを製作してみたという。


黒主山は、例年アイデアが豊富な山である。

今年はくじ改めの時、
くじ改めの係の少年(黒主山では少年が担当するらしい)
の着るかみしもを、全身黒の、ブラックかみしもにするのだという。

ブラック狩衣ならぬブラック裃とは、これまた意表をついた発案。
くじ改めが楽しみだ。


蟷螂山が、
2年くらい前から会所でカマキリのおみくじを始めた。
これも大人気で行列が出来たという。

そのほか、去年は綾傘鉾で鉾前結婚式が行われた。
今年はどんな新しい趣向があるだろう。
楽しみなことだ。


八幡山では、会所に海北友松だったか友雪だったか、
そのような名前の人が描いた祇園祭礼図屏風が必ず展示される。
ガラス越しだから丹念には見られないが、
でもやっぱり楽しみだ。


鯉山はタペストリーの多くが重要文化財で、
現在は復元新調されたレプリカが巡行の時に使われ、
本物は巡行では見られないから、
会所で見るのがお約束になっている。

ここは、
函谷鉾のようにタペストリー(見送り)を見るのにお金を取らず、
無料で見られるのが何より。
太っ腹だ!


去年、会所めぐりをしていて気がついたのは、
山鉾の御朱印を押している人が大勢いたこと。

これは、去年「祇園祭手帳」という本が発売されて、
それに朱印を押す欄があったからだ。

宵々山や宵山を歩いていると、
やたらにこの「祇園祭手帳」を持っている人がいて、
京都ではこの本がベストセラーの上位にランクしていたのも
頷けるありさまだった。

皆この本を持ち歩き、
会所へ来ては手帳に御朱印を押しているのだった。

スタンプを押すのに列を作って並んでいる。
私は並ぶのが嫌だし手帳も持っていないから
御朱印を集めなかったが、
この朱印、デザインがなかなか悪くない。

なので今年は自分でノートを持って行って、
いくつか押してみようかとも思ったり。
全部一気に集めるのは大変だから、何年かがかりだ。


新町と室町、
そしてその間にある東西の通りの山鉾は、
まあまあクリアーした。

ところが油小路通あたりになると少し遠いので、
どうしても足が向かない。
せいぜい西洞院通あたりが西の限界だ。

だから太子山とか油天神山の会所をまだ訪れたことがない。
今年は果たしてそこまで行けるだろうか。
根性出して頑張れるか。



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更新

2008年07月06日 | 人形
はあはあ…
気がついたら、一月以上更新していない。
やっぱり波があるねえ。
やっとお気に入りのルチアをアップしてみた。
バービーのドレスが着られるのが良い。
ヴィンテージのドレスなんかを着せたら
良いのではないかとも思ったりしてる。
バービーよりも動くのが嬉しい。


これだけではアレなので…
リカちゃんのことだが、
リカちゃんの新しいラインナップ、ビューティーモデルズの
リカちゃんとマリアちゃんと新しいおともだち、
アリスちゃん。

アリスちゃんは名前は可愛いんだけど、どうも…。
いや、23センチの小さいお人形だからあれで良いとは思うのだ。
子供向きだから。
でも大人の大きなお友達にはちょっと頼りない出来だったかも。


それと、リカちゃんの顔が違う!

いつものリカちゃんと比べたら何かすごく横向きの目で、
口がきゅっと閉じていて、いつものリカちゃんと全然違う。
良い方向に違っていればまだ良いが、逆なのだ。
全然可愛くなくなった。とほほ。

今のところ、
顔が違うリカちゃんはこのビューティーモデルズだけみたいだけど、
将来もしこの顔が主流になったらどうしよう。
…って、リカちゃんはもう卒業したはずなんだけどねえ…。


リカちゃんは、最近のドレスがとても良く、
色合いが、
薄いパステルカラーに黒と白のアクセントという基本になって、
上品で、デザインも悪くないしすごく良い感じなのだ。

小物もすごく充実している。
(私としては、ミスタードーナツの小物に期待している)

それもこれもジェニーがなくなったから、
リカちゃん一本に絞って、
本来ならジェニーのラインになるはずのものがリカちゃんで展開しているせい
…だと思っている。

ジェニーを犠牲にしたのだからリカちゃんが良くなるのは当たり前。
と、僻みっぽいことを言いたくなる。


その他に気になるのは、オビツの25センチ。
この大きさは、リカちゃんより大きくジェニーより小さい。
実際に手に取ったらどんなだろうなとすごく興味がある。


だったらすぐに買って試してみれば、
と人は思うだろうが、私の場合、欲しい、
と思ってから実際にそれを手に入れるまでには大変なタイムラグがある。

とうとう手に入れず、購入をやめることすら間々ある。

例えどんなに安い物でも、
じっくり吟味し、よく考え、考え抜く、
その上でどうしても必要だ、と判断したら、買わないでもない。
判断がつくまでには大変な時間を要する。
こういう訳なので、
しばらくはショップサイトを眺めては吟味する時間が続くのだ。


†美琉紅さん

書き込みそれぞれにいちいちレスするのが面倒なので(^_^;)、
こちらでご挨拶させていただきます。
それと、私は自分のPCを守るため、
ヨソのサイトやブログを踏めないので、本当に済みません。



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モンブランビル

2008年07月03日 | 京都
京都に新景観条例が布かれてだいぶ経った。

その後の進展は、どうなっただろう。
このことを以前、
もうブログに書いたと思っていたのだが、
途中まで書いたまま放置して、
ブログには載せないままだったらしい。
かなり前の話になるのだが…、
何とか書いて完成させてみよう。


新景観条例。

これは繁華街にも適用される条例で、
去年京都市で施行されて話題になった。
屋上広告や、袖看板などが禁止されるという。


今までに既に設置されている看板や広告までは撤去させられず、
これから建てられる建築に適用される。

何十年もの長いスパンを睨んだ条例だから、
すぐにはそう景観は変わらず、
そんなに影響がないだろうと思っていたら、
そうでもないらしい。


四条通は様変わりが激しい。
短いサイクルでころころ店が変わる。
昔からあった老舗の店がなくなったりもする。
このところかなり激しく出店や改築が進んでいるみたいだ。
最近では十字屋が新しく建て直された。
ルイ・ヴィトンのビルが建った。
そのほかいろいろ…。

だから、
このように出入りの激しい四条通に新しく出店しようとする店が、
条例の影響を受けるらしい。


四条通のビルには屋上広告などが禁止される。
袖看板も禁止になっていると言う。

袖看板とは何かと思ったら、私の推測では、
ビルの横っちょによく縦長の看板が作りつけてある、
あれのことではないかと思う。


と言っても、これから建つビルに適用されるのだから、
現在既に建っているビルには屋上広告も袖看板も賑々しくついている。

そしてそれら既存のビルの方が圧倒的に多いわけだから、
相変わらず四条通の景観がひどいのには変わりがない。


四条通はもう変えようがないというか、
これだけ破壊し尽くして来たのだから、
もう今さら規制をかけたところで遅すぎる、
と私は思っていたし、
誰に聞いてもそう言うのではないだろうか。

ここをどう規制して、
どう京都らしい景観を守ろうというのだろうか。
規制し、景観をどうのこうのと言うなら、
もっと早くに規制をかけておくべきだった。
どうしようもなくなってから規制すると言ったって、
手遅れだろう。
と、思っていた。



ある時気がついたら、四条通にモンブラン・ビルが出来ている。

万年筆のモンブランのビルだ。
万年筆のメーカーがビルを建てても元が取れるのだろうか。
今ごろ万年筆に需要があるのだろうか。

とも思うが、そのビルにはどうやら万年筆だけではなくて、
小じゃれた雑貨なども置いているらしい。
私は高級ブティックなどには入る趣味はないので、
外から少し覗くだけでそう思っているのだが。


それはともかく、
そのモンブランビルは新景観条例が出来てからあと、
建てられた。
だから袖看板はなく、屋上広告もなく、
ビルに派手な装飾もない。ものすごくシンプルだ。

ビル全体が黒く塗られ、
その中ほどに白い字で
モンブランのロゴマークが小さくMontblank(c)と書かれている。
それだけ。


ビル壁面に大きな字を書くのも禁止されていると思っていたのだが、
そうではないらしく、字を書くことはオーケーらしい。
ただ、ビルに派手な色を使ったり、
装飾を用いたりすることは駄目らしい。


当初、モンブラン社では東京のビル(どんなだか知らないけども)
と同じく装飾を用いようとしたらしい。
が、京都市に計画を提出すると刎ねられた。

景観条例にひっかかるからだ。

ドイツ(?)の本社に相談すると、
本社は京都市の決定にしたがってくれ、
という返事が来た。

そこで考えぬいた結果、下手に装飾せず、
一切目立つものを取り入れず、
ただビルの中央に字だけを入れた。
と、新聞に、ビルの建てられた詳細が記事になっていた。


このモンブランビルが、
かえって四条通のビルの中で目立つのだった。

バスに乗って窓外を見ているとおや?と目を引く。
悪い意味ではなく、
シンプルですっきりしているから目に優しいという意味で、
かえって目を引くのだ。


このビルに比べると、その近所にある、
「薬」と大書きした青や赤や黄色のど派手なビルが
俗悪で嫌らしいとしか感じられないし、
その他のビルの袖看板が不粋だと感じるし、
見ていて落ち着かなくていらいらする。

もし四条通にモンブランビルと同じようなビルが増えれば、
随分と目に優しい、落ち着いた景観になるだろう。
精神的に、とても楽に繁華街を歩けるようになるだろう。
そんな予測が出来る。


もしかして、
京都市が目指している繁華街の景観とは、
そのようなものなのだろうか。

だとすると、遅すぎるということはなくて、
これからでも、たとえ何十年、何百年とかかっても、
規制する値打ちはあるのかもしれないとも思う。




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