伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

人形の顔

2008年07月18日 | 人形
ボークスのニュースが来ている。

ボークスでは、
様々なアイテムでずいぶんお世話になっている。
1/6の素体ボディのボディラインはとてもきれいだと思っている。

但し、いいのはボディラインだけで、
可動があまりなかったり、
関節がゆるすぎて全然保持力がないなど、欠点は多い。
けれども種類が揃ってる。

1/6のカスタムヘッドも豊富に揃っている。
そのほかドールアイなども買っている。
手ごろですぐ買えるので便利だからだ。


こういうところは抜かりなくて、
アイテムを広く展開しているため、
手っ取り早くボークスで簡単に揃えることが出来る。

アイテムが豊富というのは、
他のメーカーから出ているのに似たものをとりあえず揃えている、
ということでもあるような気がするが。


ボークスで残念なのは、SDのような限定ものの売り方だ。

パーツを日本で作っているから(多分)、量産が出来ず、
少量の販売になるのだろうと思っているのだが、
受注販売とかにすれば欲しい人全員に行き渡るだろうに、
列に並ばせて抽選とか、
よく知らないけれど、列に並んで待たないと買えないというのは、
私みたいに並ぶのが一番嫌いな者には、
客を馬鹿にしてるもいいとことしか思えない。

しかも、全国に沢山あるボークスのショールームは、
普段そういう品を売っておらず、閑古鳥が鳴いている。


尤も私は、
ボークスのドール(SD)がどれを見ても同じものにしか見えない。
どんなにメイクを変えてみても、
目をつぶらせてみても同じにしか見えない。
新作として出す意味がないのではないかと毎度思ってしまう。


これはひと昔前のジェニーフレンドを見た時のようだ。

思うに、荒木元太郎さんの人形や、
創作人形、タカラのジェニー、リカちゃんを見てさえ思うが、
ひとつの会社、ひとつのメーカーが作る人形の顔は
どうしても同じものになってしまうのだということだ。

アゾンでもあの系統、バービーの顔もいつもあの系統だ。
ひとつのメーカーでいろんなヘッドが欲しいというのは、
実はすごく無理なことなのかもしれない。


創作人形などは、違う人が作っているのに顔が同じ。

どの創作人形も下唇の真ん中が窪んでいる。
あれには笑ってしまうほどだ。
で、唇がへの字になっていて、
必ず怒っているか、憂鬱そうな顔をしている。


何か人形には、
その系統では顔を統一しなければならない、
とでもいうような法則があるかのようだ。
私のような幅広人形ファンは、
いろんなヘッドを楽しみたいのに、不自由極まることだ。


だからこそ、
ひとつのスケールの人形をひとつのメーカーが独占して欲しくない、
と真底思うのだ。

ジェニーやリカちゃんの大きさの人形がタカラに独占されていたため、
消費者は他の顔のドールを買う(選ぶ)ことが出来なかった。

どんなにジェニーフレンドが出て来ても、
その顔はジェニーのバリエーションであって、
大雑把にくくって同じ顔だ。

消費者はそれに飽き足らなくなった。
その結果、Momokoは出て来るし、アゾンは出て来るし、
自分でカスタムするドールさえ流行するようになった。
そうして、タカラは衰退していった。


60センチ世界でも、
そのうち同じようなことが起きないとは限らない。
いやもしかして、もうそれは起きているのかもしれない。

韓国ドールがもてはやされるようになったのは、
SD系の顔に飽き足らない人が確実にいたからだろうし。



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