伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

阿修羅ぐるぐる巻き

2009年03月20日 | 展覧会・絵
阿修羅像がぐるぐる巻きになって
荷造りされている写真が新聞に載った。
いよいよ東京の展覧会に持っていかれるのだ。
おいたわしい。

本屋へ行くと阿修羅特集が沢山出ていて、
時ならぬ阿修羅ブーム?とすら思ってしまう。


阿修羅が見たければ奈良に来い。
現地で見てこその仏像である。
阿修羅像は興福寺で見るべきなのだ。

…とはいえ、
興福寺でも阿修羅は国宝館に展示されていて、
そこはコンクリート造りの普通の展示館。
他の八部衆と一緒にごく普通に展示されていて、
別にどこの博物館で見るのと変わりがないのだった。
しょぼーん。


しかし、
あの6本の手は取り外しが出来るのかと思っていたらそうではなくて、
造り付けらしい。
今にも折れそうなほど細いのだが大丈夫なのだろうか。
東京の次は九州へ行くとか。
興福寺も、
お堂の再建のための費用捻出になりふり構わずらしい。
お寺随一のウリまでドサ回りさせるのだから。


そんなわけで美術つながりで、
話題は国の国宝・重要文化財が新たに追加されたニュースになだれ込む。

京都では東福寺の掛け軸などが重文に指定された。
東華菜館はまだかなあ。
せめて登録文化材か、市指定か府指定にして欲しいものだ。
今でも営業しているから良いようなものの、
早く指定しないとつぶれてしまいそうで…。
指定されれば修復費用なども援助されるし、
どうか一つお願いします。


新たに重文指定されたものに伊藤若冲の「菜蟲譜」があった。
若冲って、結構えらい、重文クラスの画家だったのね…。

「菜蟲譜」は2度ほど見たが、
印象はひとことで言えば"小粋"。
絵巻物の体裁で、くるくるとめくりながら見る。
すると野菜の次に虫が出て来てぎょっとしたりする。

でも彩色がとてもシックで、薄い灰色のようなバックに、
事物が浮かび上がるように、白い縁が塗り残して描かれ、
版画のような味わいがあるのだが、(版画なのか)よく分からない。
若冲の中でも好きな絵なので、素直に嬉しいことだ。



美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村






最新の画像もっと見る

コメントを投稿