伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

トップモデル・サマー

2008年03月11日 | 人形
ところで久しぶりにバービーを買った。

ちょっと前にデパートへ行ってみたら、
トップモデルシリーズ・リゾートというのを売っているのを発見。
トップモデルシリーズは新たなシリーズとして
発売された時から気になっていた。

わりと安くて、
安いわりにはそこそこファッショナブルという、
ピンクボックスをちょっと高級にしたような感じ。



バービーとテレサとサマーという3体が売られていた。
テレサは私の知っている以前のテレサとは顔がずいぶん違っていた。
バービーは両腕を曲げていて、
昔の「前へならえ」ボディに退化していた。

サマーという新しいキャラクターが、
実物を見てみたらやっぱりなかなか良いので
(サマーはステッフィ・モールドの模様)、
値段も安く、主にそれが気に入って、
久々にバービーを買う気になったのだった。
商品券を使ったので、さらに安くで買った。
そうでなければ買わなかっただろうというのが、悲しい。

自分のお金のなさが悲しいのでは決してなく、
商品券を使いでもしなければバービーを買う気にならなかった、
と言うことが悲しいのである。

ここらあたりの文意を間違いなく読み取ってくれたまえ。
私はおのが貧乏を嘆いているのでは決してない、ということを。




ということで、
トップモデル・サマーは3300円くらいだから確かに安い。
ボディはミューズ何とかボディのようだ。
鳴り物入りでマテルが発売したポーズを取ってるボディである。
でも可動はしない、堅いボディ。
ただ付属のシューズの形が良いし、悪くないと思う。
安い、かつてのピンクボックス的な扱いみたいなので、
箱出しして遊ぼうと思った。
そこからが、大問題であった。

結論から言えば、箱出しが出来ない。未だに出来ない。
それは精神的に出来ないのではなく、
物理的に不可能に近いからだ。
このトップモデルの人形を取り出すにはどうしたら良いのだろうか。


最も手っ取り早い方法は、のこぎりかカッターで、
前面のプラスチックをガリグリゴレと切り裂いてしまうことだろう。
それ以外に最善の、良い方法を思いつかない。

これまでの普通のバービーのように、
またはほかのお人形の箱と同じように、
天のセロテープをはがし、
上のふたを開ければ簡単に人形(を留めつけてあるボール紙)を箱から出せる、
と簡単に思っていた。
マテルはそんな甘い考えを許さなかった。




箱の上の蓋だけ開けても、びくともしない。
スライドさせて取り出すことが出来ない。

前面と両サイドが透明プラスチックで出来ていて、
人形が見えるようになっている。
そのプラスチック面と箱後ろのボール紙
(トップモデルバービーの3人の写真が写っている)
がボンドでがっちり貼りつけられている。

箱の底(厚紙)も、
前面のプラスチックにボンドでしっかり貼りつけられているため、
底側から取り出すことも出来ない。
人形を留めつけてある厚紙を取り出すには、
プラスチックと厚紙を分離させなければならない。
それを分離させるためには、
どうしても箱を根本から分解しなければ不可能である。
そういう箱として作られているのだった。

これは驚愕だった。
これほど驚いたことは最近珍しいほどに、驚いた。

普通なら外箱があって、
その中に人形が、厚紙に留めつけられて入っている。
箱からその厚紙を取り出して、
厚紙にゴムとか針金で留めつけてある人形を取り出す。
そうすれば人形を箱から出せた。

人形を箱から出す、ということはそういうものだと思っていた。
その常識というか、概念というか、認識を、
マテル・インターナショナルに根本から覆された。

何度も言うが、トップモデル・リゾートは、
厚紙と外箱が一体となっている。
というよりも、外箱というものがなくて、
人形を留めつけてある厚紙の周囲に、
透明プラスチック板がボンドでがっちり貼りつけられている、
という形式なのだ。
ああ驚いた。

最近のバービーの箱がどうもこのように変わったらしいのだ。
いつから変わったのかは、
私も最近、バービーを買っていなかったので良く分からない。

でも店頭で見たら「お正月バービー」がどうやら同じ箱のようだ。
だからおそらく最近になってこのような箱になったのだろう。
最近のバービーを買った人に、
どうやって人形を取り出しているのかを真剣に聞きたいものだ。

怒りを感じずにはいられない。
マテルは、何をどう考えているのだろう。
トップモデルシリーズは低価格で遊べるバービーのはず。

コレクターシリーズならまだしも、
いやそれでも許せないけど、少なくとも遊べるバービーを、
このような取り出しにくい、
取り出すことが殆ど不可能ともいえるような箱に入れるとは、
遊ぶなとでも言うのだろうか。
どう考えても、このような箱にした意図が分からない。

せっかく買って、
箱から人形を取り出す時の喜びというか、
楽しみを奪われてしまった。

子供が遊ぶ人形なのならば、
簡単に取り出せるものにすべきなのではないのだろうか。
トップモデルシリーズは、子供向きではないのだろうか。
短にディスプレイ・ドールなのだろうか。
分からない。本当に分からない。

マテルが何を目指しているのか、理解出来ない。



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