「鞍馬天狗」があっという間に終わってしまうので、
とても悲しい。
カメラが凝っていると思う。
カメラの捉える、京都の風景が素晴らしい。
もちろん、不要な部分はCGなどで消してあるのだと思うが、
神護寺とか仁和寺などのロケ場所が、
ああ、ここだなと分かるのだけど、
現代が写らないようにとても上手に撮ってある。
京都や滋賀に、あんな風に美しく写る風景があることが嬉しい。
NHKの時代劇は春から縮小されるらしいが、
「鞍馬天狗」のような楽しいものはもっともっと長く見ていたいものだ。
というわけで、「鞍馬天狗」も楽しく見ているのだが、
最近は朝ドラ「ちりとてちん」を見ている。
出来るだけ見るようにしている。
NHKと言わず、
基本的にテレビドラマというものを見ない方針の私にとって、
ましてや朝ドラを見ようと思うことは
ものすごく例外的なことだ。
(まあ「風林火山」とか「鞍馬天狗」とか最近は例外が多くなって、
しかもNHKのドラマばかりなのだが、
民放ははなから見ないので、
ドラマを見ると言っても自然とNHKに偏ってしまうわけだが)
朝ドラに関しては私は、
テレビドラマをもともとクソ(失礼)だと思っているのに加えて、
それ以上に、
NHK朝の連続テレビ小説というものをずっと毛嫌いして来た。
その拒絶反応が取れたかなと思ったのが「芋たこなんきん」だったが、
それまではおおよそ虫唾が走るほどきらいだった。
よその家族もそうかもしれないけれども、
我が家でも家族が朝ご飯を食べながら見ているので、
自分も朝の時計代わりに見ることが多かったのだが、
いつの頃からか、なるべくならば見ないで済むように、
ちょうど朝ドラが終る頃にテレビ画面に向えるように
時間調整をしていたこともあった。
それくらい、朝ドラが嫌いだった。
なぜならば、手塚治虫が言ったように、
「…朝の連続ドラマを毎日見ててね。
何故かって言うと、その引きを見てるんだ。
…だから感心するね、僕は。
よくもまあ、あんなにだらだらした話…悪いけど(笑)、
毎回、何十回も引きやってるってねえ」
手塚治虫が生きて見ていた時は、
半年ではなくて1年単位だったからよけいだらだらしていたのだ。
中学生でルキノ・ヴィスコンティに目覚めた私としては(また出た)、
朝ドラのつまらなさ、くだらなさと言ったら拷問のようだった。
それに加えて、
ヒロインの造形がいつもいつも十年一日の如く、
明るくて前向きでひた向きで、それが類型的で面白くない。
昔は朝ドラのヒロインは美人は選ばれなくて、
容貌はぱっとしないが演技はしっかりしている、
と言うような人が多かった。
しかし沢口靖子あたりから可愛くて見栄えは良いが大根、
という女優チョイスに転換したようだ。
芝居が下手でもいい、1年間をかけて女優を成長させる、
という方針になったのだろう。
そうなってからはさらに朝ドラの悲惨さが増した。
あの人やあの人やあの人や…
そんな中で「オードリー」を珍しく良いなと思ったのは、
助演していた佐々木くらのすけの演技がうまいと思ったからだ。
くらのすけのほかに誰が出ていたか、
ストーリーも、ヒロイン女優でさえ覚えていないが。
それから「さくら」というタイトルだったかな?
の小沢せいえつもうまいと思ったので見入ったことがある。
でも小沢の演技はもう飽きたけど。
というわけで、うまい俳優がうまい演技をしている時には、
朝ドラをちょっぴり見るようになった。
というより、朝ドラを見る値打ちといえば、
俳優の演技くらいしかないだろうと思う。
脚本にははなから期待出来ないし、
ストーリー展開も期待する方が間違っている。
時計代わりに見るだけなのだから。
「芋たこなんきん」は、藤山直美の演技が楽しめた。
特に石橋蓮次との掛け合いは面白かった。
今回の「ちりとてちん」も、
俳優の演技が何と言っても見どころだと思う。
特にヒロインの貫地谷(たったかな??)しほりの演技が素晴らしい。
それだけで見てしまう。若いのにすごく達者だ。
そういうわけで、貫地谷しほりに感心して、見ているのだ。
つづく
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とても悲しい。
カメラが凝っていると思う。
カメラの捉える、京都の風景が素晴らしい。
もちろん、不要な部分はCGなどで消してあるのだと思うが、
神護寺とか仁和寺などのロケ場所が、
ああ、ここだなと分かるのだけど、
現代が写らないようにとても上手に撮ってある。
京都や滋賀に、あんな風に美しく写る風景があることが嬉しい。
NHKの時代劇は春から縮小されるらしいが、
「鞍馬天狗」のような楽しいものはもっともっと長く見ていたいものだ。
というわけで、「鞍馬天狗」も楽しく見ているのだが、
最近は朝ドラ「ちりとてちん」を見ている。
出来るだけ見るようにしている。
NHKと言わず、
基本的にテレビドラマというものを見ない方針の私にとって、
ましてや朝ドラを見ようと思うことは
ものすごく例外的なことだ。
(まあ「風林火山」とか「鞍馬天狗」とか最近は例外が多くなって、
しかもNHKのドラマばかりなのだが、
民放ははなから見ないので、
ドラマを見ると言っても自然とNHKに偏ってしまうわけだが)
朝ドラに関しては私は、
テレビドラマをもともとクソ(失礼)だと思っているのに加えて、
それ以上に、
NHK朝の連続テレビ小説というものをずっと毛嫌いして来た。
その拒絶反応が取れたかなと思ったのが「芋たこなんきん」だったが、
それまではおおよそ虫唾が走るほどきらいだった。
よその家族もそうかもしれないけれども、
我が家でも家族が朝ご飯を食べながら見ているので、
自分も朝の時計代わりに見ることが多かったのだが、
いつの頃からか、なるべくならば見ないで済むように、
ちょうど朝ドラが終る頃にテレビ画面に向えるように
時間調整をしていたこともあった。
それくらい、朝ドラが嫌いだった。
なぜならば、手塚治虫が言ったように、
「…朝の連続ドラマを毎日見ててね。
何故かって言うと、その引きを見てるんだ。
…だから感心するね、僕は。
よくもまあ、あんなにだらだらした話…悪いけど(笑)、
毎回、何十回も引きやってるってねえ」
手塚治虫が生きて見ていた時は、
半年ではなくて1年単位だったからよけいだらだらしていたのだ。
中学生でルキノ・ヴィスコンティに目覚めた私としては(また出た)、
朝ドラのつまらなさ、くだらなさと言ったら拷問のようだった。
それに加えて、
ヒロインの造形がいつもいつも十年一日の如く、
明るくて前向きでひた向きで、それが類型的で面白くない。
昔は朝ドラのヒロインは美人は選ばれなくて、
容貌はぱっとしないが演技はしっかりしている、
と言うような人が多かった。
しかし沢口靖子あたりから可愛くて見栄えは良いが大根、
という女優チョイスに転換したようだ。
芝居が下手でもいい、1年間をかけて女優を成長させる、
という方針になったのだろう。
そうなってからはさらに朝ドラの悲惨さが増した。
あの人やあの人やあの人や…
そんな中で「オードリー」を珍しく良いなと思ったのは、
助演していた佐々木くらのすけの演技がうまいと思ったからだ。
くらのすけのほかに誰が出ていたか、
ストーリーも、ヒロイン女優でさえ覚えていないが。
それから「さくら」というタイトルだったかな?
の小沢せいえつもうまいと思ったので見入ったことがある。
でも小沢の演技はもう飽きたけど。
というわけで、うまい俳優がうまい演技をしている時には、
朝ドラをちょっぴり見るようになった。
というより、朝ドラを見る値打ちといえば、
俳優の演技くらいしかないだろうと思う。
脚本にははなから期待出来ないし、
ストーリー展開も期待する方が間違っている。
時計代わりに見るだけなのだから。
「芋たこなんきん」は、藤山直美の演技が楽しめた。
特に石橋蓮次との掛け合いは面白かった。
今回の「ちりとてちん」も、
俳優の演技が何と言っても見どころだと思う。
特にヒロインの貫地谷(たったかな??)しほりの演技が素晴らしい。
それだけで見てしまう。若いのにすごく達者だ。
そういうわけで、貫地谷しほりに感心して、見ているのだ。
つづく
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