伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

みかさ

2007年07月08日 | スイーツ
スーパーのお菓子売り場へ行くと
「どら焼き」を売っていることがある。
割りに頻繁に売っているようだ。

私はお菓子が大好きで、好きではあるけれど、
高級な和菓子屋さんとか、
お上品なお菓子屋さんなどには全然行かなくて、
全然行く気もない。

とにかくスーパーのお菓子売り場が好きなのであって、
スーパーのお菓子売り場を楽しみにしているのだ。


そこでどら焼であるが、
私はこの「どら焼き」というネーミングを見るたびに、
心の中で「それはどら焼きちゃうわ!みかさ言うんや!」と叫んでいる。

私のうすい記憶とうすい知識の中では
「みかさ」として認識して来た食べ物が、どら焼きとして売られている。
これは許すべきことなのだろうか。

小さい、幼少の、
幼い頃からそれをみかさと教えてもらい、
そのように呼び習わして来た。
奈良へ行った時に、
奈良の数少ないアーケード街で売っている土産物は
「ざぶとんみかさ」である。
このことから京都及び奈良では、
少なくともこれがみかさと呼ばれていることは、論を待たない。

円形のふわふわの二枚の生地の間につぶ餡のアンコが入っている食物は
みかさ以外には考えられない。

みかさは三笠と書く。つい最近知った。
なんと美しげな、風流なネーミングであろうか。

それを「どら焼き」などと言う下品な、下劣な、下司な、
いかにも下賎な言い回しをするとは、
一体どこからこういうことが京都に流入して来たのだろう。

私はどら焼きなどというお下劣な食べ物を一切認めようとは思わない。
おおかた大阪あたりで使われていた名前が
京都にまで輸入されたのだろう。
嘆かわしいことだ。

しかし一方で、みかさとどら焼きは本当に同じものなのか。
違いはないのかという疑問も溢れて来る。

感覚としてはお高い和菓子屋で売られているのが三笠、
スーパーで売られているのがどら焼き、
というカテゴリー分けも考えられる。

使われている材料は同じなのだろうか。製法は?

私は誘惑に負け、
ネーミングには目を瞑って味覚だけを買っているのだと言い訳をして
どら焼きを買って食べたが、
かつて食べたみかさと変わらないような気がした。

でも私の舌のことなので当てにならない。

謎は深まるばかりである。
しかし、もし同じものだというのであれば、
どら焼きという名前は許せない。




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