今日は、9月議会最終日で各議案の採決がありました。
①副市長を2名以内にすることができる条例
→ 賛成5:反対12 否決
私の見解:この議案には賛成しました。
この条例を認めることは、副市長を即2名にすることでは
ありません。副市長にしようとする者が適任かどうかは
そのときの議会の議決が必要です。またその人件費は
議会の認めた予算内でしか執行できません。
つまり2重のチェック機能が働きます。
同時に自治法によって、行政の組織を編成するのは首長の
仕事です。
総合すると、制度設計として認めて良いと考えました。
現実的には、国から副市長を呼ぶことを検討するのとこと
でしたが、実現すれば効果も「期待(必ずではないが)」
できます。
②職員を北条鉄道と加古川西部土地改良区に派遣する条例
→ 修正案を提出しました。
修正案の内容は、北条鉄道は認めるが、加古川西部には
認めないという内容
→ 修正案は賛成5:反対12 否決
私の見解:提案説明でも行いましたが、
社長が市長で、赤字を市が補填している関係の北条鉄道
とは違い、加古川西部土地改良区は加西市が80%以上の
受益地をもち、強く影響を及ぼしているには違いないが
近隣他市町長や30人以上の役員がいる団体で、その
団体で公式に加西市の職員を派遣するかどうかの議論を
することもない状態での条例制定は時期尚早。
→ 修正案が否決されたので、原案(両方に派遣する)
には賛成できないので反対しました。
原案は、賛成2:反対15 否決
③開発調整条例
一定以上の土地の開発には市と事前協議を必要とする条例
→ 賛成9:反対8 可決
私の見解は賛成。従来から賛成してきましたが、
この条例で土地の開発に対して余分な時間や手間がかかる
という意見もあり、一理あると思いますが、それ以上に
地域住民が知らない間に、山林が乱開発されたり、迷惑施設
ができたりと住民との大きなトラブルが絶えません。
こうしたことを未然に防ぐためにも有効だと思います。
この条例を悪用することがあれば厳正に対応をしなければ
なりません。
④一般補正予算での大きな焦点
市長のドイツ視察(42万円)を認めるか?
ホームべーカリー22台(約110万円)を認めるか?
→ 修正案 この両方を削除する提案がされ
賛成11:反対6 で修正案可決
→ 私の見解 この修正案に賛成しました。
実は、総務委員会ではこの修正案に反対の立場でした。
なぜ本会議で考えを改めたのかというと、
・ドイツ視察については、その中身をみましたが自由時間が
多いものではなく、豪華なホテルやグレードの高い飛行機
でもない。ドイツのフライブルク市等では市の職員からの
説明も受ける予定もあり、確かに海外ということですが、
しっかりと市に報告、還元するのであれば良いだろうと
考えていました。
しかし、上記の要素よりも、そのスローライフや環境に興味
のある「観光客」と一緒の旅で「税金を使った視察」が充実
したものになるかと考えれば、最終的に答えはNOでした。
議案には○と×のどちらかですが、算数のように100%○
100%×のものは少ないです。両方の面を総合的に迷いながら
最終的に決めるのですが、責任をもって決断することは簡単
ではないですね。
・ホームベーカリーについては、委員会でもかなり指摘しま
したが、学校へ11台を2校に分けてということでしたが、
使い方が十分検討されていない状況でした。
年間に10回程度の利用かという説明でしたから、
地元米の見直しや、アレルギーをもった児童への対策など
11台をひとくくりではなく、バラででも有効な使い方を
考えてもらいたいと指摘して、委員会では賛成していました。
最終的にはドイツ視察について考えをあらためたこともあり
ホームベーカリーについても、買ってから考えるのでは
なく、血税ですから意図があって買ってもらいたいと
いうことです。
また、先日から経過を報告している議員定数については、
きっと新聞報道されると思いますが、18名から15名へと
次回の選挙から減員されることがきまりました
15名案への賛成 14名 反対3名
その他の多くの議案は提案通り可決されました。
取り戻せ!加西の未来
井上ちあき
①副市長を2名以内にすることができる条例
→ 賛成5:反対12 否決
私の見解:この議案には賛成しました。
この条例を認めることは、副市長を即2名にすることでは
ありません。副市長にしようとする者が適任かどうかは
そのときの議会の議決が必要です。またその人件費は
議会の認めた予算内でしか執行できません。
つまり2重のチェック機能が働きます。
同時に自治法によって、行政の組織を編成するのは首長の
仕事です。
総合すると、制度設計として認めて良いと考えました。
現実的には、国から副市長を呼ぶことを検討するのとこと
でしたが、実現すれば効果も「期待(必ずではないが)」
できます。
②職員を北条鉄道と加古川西部土地改良区に派遣する条例
→ 修正案を提出しました。
修正案の内容は、北条鉄道は認めるが、加古川西部には
認めないという内容
→ 修正案は賛成5:反対12 否決
私の見解:提案説明でも行いましたが、
社長が市長で、赤字を市が補填している関係の北条鉄道
とは違い、加古川西部土地改良区は加西市が80%以上の
受益地をもち、強く影響を及ぼしているには違いないが
近隣他市町長や30人以上の役員がいる団体で、その
団体で公式に加西市の職員を派遣するかどうかの議論を
することもない状態での条例制定は時期尚早。
→ 修正案が否決されたので、原案(両方に派遣する)
には賛成できないので反対しました。
原案は、賛成2:反対15 否決
③開発調整条例
一定以上の土地の開発には市と事前協議を必要とする条例
→ 賛成9:反対8 可決
私の見解は賛成。従来から賛成してきましたが、
この条例で土地の開発に対して余分な時間や手間がかかる
という意見もあり、一理あると思いますが、それ以上に
地域住民が知らない間に、山林が乱開発されたり、迷惑施設
ができたりと住民との大きなトラブルが絶えません。
こうしたことを未然に防ぐためにも有効だと思います。
この条例を悪用することがあれば厳正に対応をしなければ
なりません。
④一般補正予算での大きな焦点
市長のドイツ視察(42万円)を認めるか?
ホームべーカリー22台(約110万円)を認めるか?
→ 修正案 この両方を削除する提案がされ
賛成11:反対6 で修正案可決
→ 私の見解 この修正案に賛成しました。
実は、総務委員会ではこの修正案に反対の立場でした。
なぜ本会議で考えを改めたのかというと、
・ドイツ視察については、その中身をみましたが自由時間が
多いものではなく、豪華なホテルやグレードの高い飛行機
でもない。ドイツのフライブルク市等では市の職員からの
説明も受ける予定もあり、確かに海外ということですが、
しっかりと市に報告、還元するのであれば良いだろうと
考えていました。
しかし、上記の要素よりも、そのスローライフや環境に興味
のある「観光客」と一緒の旅で「税金を使った視察」が充実
したものになるかと考えれば、最終的に答えはNOでした。
議案には○と×のどちらかですが、算数のように100%○
100%×のものは少ないです。両方の面を総合的に迷いながら
最終的に決めるのですが、責任をもって決断することは簡単
ではないですね。
・ホームベーカリーについては、委員会でもかなり指摘しま
したが、学校へ11台を2校に分けてということでしたが、
使い方が十分検討されていない状況でした。
年間に10回程度の利用かという説明でしたから、
地元米の見直しや、アレルギーをもった児童への対策など
11台をひとくくりではなく、バラででも有効な使い方を
考えてもらいたいと指摘して、委員会では賛成していました。
最終的にはドイツ視察について考えをあらためたこともあり
ホームベーカリーについても、買ってから考えるのでは
なく、血税ですから意図があって買ってもらいたいと
いうことです。
また、先日から経過を報告している議員定数については、
きっと新聞報道されると思いますが、18名から15名へと
次回の選挙から減員されることがきまりました
15名案への賛成 14名 反対3名
その他の多くの議案は提案通り可決されました。
取り戻せ!加西の未来
井上ちあき