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本当に、これでやるのか?加西市の財政計画

2012-02-17 | Weblog
今日の大阪のバスの中で、読んでみると、ここまでとは思わなかった。

今、この夜中に議会の行財政改革特別委員会を見てみても、Twitterで

つぶやいた、金曜サスペンスのような・・・などと言えるような気軽さは消え失せた。

全文を通して、「?」は盛りだくさんだが、




▲これが、今後10年間の財政計画


①第5次総合計画(議会可決済み)で、27年には基金(貯金)は21億、32年には25億としていたものが、すでにこ
の計画では、27年で1.73億、32年には16億。

→ あれだけ、総合計画と財政をきちんと連動させていくという議論があったにもかかわらず、数ヶ月で無視されてしまっている。はたしてそれでよいのか?市民参加であれだけの議論を繰り返し作り、議会を通したにもかかわらず、その時の財政見通しが不十分だったとして計画をやり直す?それは許されない。最初から総合計画の議論をやり直すべきだろう。総合計画にかかわった方々はどう考えるだろうか?


②最も、注目しなければならないのは、下部に下線を引いたもの、人件費を3億近く削っても、毎年毎年これだけの赤字がでている。それにはどう対応しているか?つまり、貯金をくいつぶし、借金をしますということ。
あれだけ、近隣でも突出した借金に苦労したにもかかわらず、まだこれから借金をくりかえすのか?

③ちなみに○をいれた、H23の人件費が、H22よりも下がっているのは、消防職員の人件費が広域組織に移ったためで、その分が、同じH23の下の「その他」で増えている。約5億円分

④人件費についていうなら、現政権になったH23の人件費26.38億→H26人件費26.97億とベースが増えているのはなぜだろう?20%の人件費をカットするというはずだったなら約21億にするのではないだろうか?
さらに、一般の人が人件費と考えるのは、正社員もアルバイトも含めた額だが、行政は違う。
物件費というところに、非正規職員の方々の人件費が入っている。そこが1億増えているではないか。
また、人件費だけをどうやって3億から3.5億も削減するのか?その方法を明示しなければならないだろう。
H17からH22にかけて職員数が▲68人で人件費約▲5億。物件費も▲1億。
H23からH27にかけて職員数が▲24人でどこまでできるのか?


⑤H26の最下段 財調・減債基金とあるが、ここが自由に使える市のお金。それが、1.73億になってしまっている。これはもう、貯金がありません。ということと同じ。そんなことが家計で許されるか?
さらに、おなじところの最上部、H27年の市税収入が急に増えている。
貯金がなくなったところに、翌年は収入が増える見込み。それは本当だろうか?勘ぐってしまう。


増え続ける、高齢者等への福祉関連費はどれだけの増加をみこんでいるのか?
加西市土地開発公社を生産するには、また借金をしなければならないはず。

根本的に!給料を下げることが行財政改革ではない。
仕事のやり方を変えて、効率を上げることが求められているのではないのか?
職員の方々も、そう思うのではないだろうか?

概要版にもあるが、補助金をくばり、無料化するという、ことを精査し、
掲げてあるように、予算の選択と集中。
子育て世代を呼び戻す(他市に大きく優る)政策に集中されてはどうか?


お金を使うことが、積極財政とは言わない。それは、きちんとしたプランがあってのこと。
歳入見通しの正確さ、投資がどのように効果を及ぼすかのシュミレーションなど明確な根拠と数字があってのこと。

そうでないとするなら、それは残念ながら「放漫経営」と言わざるを得ない。



まだまだあるが、20Pになんとあるか。
「歳入に見合った歳出構造への転換が喫緊の課題」と明記。本当にそう願いたい。



そうでなければ、子や孫達に顔向けができるだろうか?



是非、多くの方が行財政改革プランを読まれ、特に若い世代こそ
自分たちの税金がどのようになっていくのか?

私たちが、払っている税金は、そんなに軽々しいものではないはず。

将来、どれだけの負担をしなければならないのか注視していきましょう!


取り戻せ!ふるさと加西の未来

実現する県政へ

井上ちあき