今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

病院との懇話会

2007-08-21 | Weblog
今日は、午前中に所属会派の打合せ会の後
午後から加西病院の院長はじめ関係者の方々と
病院経営改革特別委員会メンバーの懇話会が開催されました。

堅苦しいやりとりでなく、発言も個人的な意見でという
前提で意見交換をさせていただきました。

心療科の現状や医師の数、今後の病院のあり方としての課題、
神戸大学が提案する中核病院構想という大きくは3点について
院長の説明をきき、そして質問や意見交換をしていきました。

病院の問題については、以前から何度かブログにも書きましたが、
最も大切なことは「市民が加西病院にどんな医療を求めるのか?」
ということに帰結することになるんだろうと思います。

少し遠くなっても良いから、高度な医療の受けられる中核病院に期待をし、
赤字なら加西病院を閉鎖するのか?それでも慢性疾患や療養病院としての残したいと思うのか?

いくら高度医療が出来るとはいえ、遠い病院にかようよりも、救急のことや
通院の便を考えると加西病院を維持充実することに腹をくくるのか?

ざっくり言えばこの3つのどれにしますかということなんでしょう。

ただ、中核病院をつくるにしても市として負担をすることは確実でしょうし、
問題になっている医師確保に「絶対大丈夫」とは誰も保証できない。
また後者については、加西病院の医療を充実させるためには「お金」
がかかります。新しい医療器材、や医師を患者の治療に専念してもらう
ためにも煩雑な事務をするスタッフの人件費、など
すべてベストな状態ををつくりだす費用として数億がかかると思われます。

私の現在の考えでは、加西病院の維持充実に「賭ける」ことが良いのでは
ないかと考えています。
そのためには、市の予算の支出の見直しをする必要があるでしょう。
例えば、水道代はあがるけど、病院の充実を選ぶとか、
2年ほど加西の道路はどっこも直さないけど、最新医療器材を揃えて
高度な医療ができるようになるとか。
何かを我慢する、ということをしなければならないと思います。
こうした議論を議会できちんと市長を筆頭とする行政と議会がしなけれ
ばなりません。
中核病院に参画しながら、加西病院の充実を・・・などという言葉は
絵に描いた餅のような気がしています。

話が変わりますが、医療関係の方もこのブログをみていただいているようですの
でお伺いをしたいのですが。。。。
今の加西病院に残されたオプションは以下のように考えています。

現状の公設公営を維持していく
現状の公設公営のままだが、市内のかかりつけ医と加西病院の救急と手術を
  要するような医療に特化する
公設公営だが、地方公営企業法の一部適用から全部適用に移行することで
  病院運営の自主性を高める
公設民営にして指定管理者制度のもとに運営する
中核病院のサテライトとして療養と初期医療に限定されていく
あっさり民営化する
・・・・・・他の選択肢はどんなものが考えられるのでしょうか?
ご意見をいただければ幸いです。

民営化や採算を考えるなかで、結局一番残したい、救急医療や小児医療と
いう不採算部門がきりすてられるのではないかと危惧します。
サテライトになっても、置賜病院でのサテライトのようにうまく機能しない
ことが想像されます。
全適もすでに現実には成功しないと結論づけられているとも耳にします。

私も保育所の時にインフルエンザにかかり、40度の熱をだして
頭をいたがる娘を必死に旧中町の赤十字病院までつれていったこと
がありますが、いざというときに頼れる病院が身近にあるために、
交通弱者といわれる方々が、安心して通院できる病院が身近にあるために
昼を食べる時間もなく、夕方間近になって売店のメロンパンを食べてい
らっしゃる勤務医の方々のために、これからもがんばりたいと思います。


前回のブログでも書きましたが、「議会NEWS」ができました。
内容はまだまだ・・・ですが、さらによいものになるように努めていきます。
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