写真日記

空想ばかりしていると
すぐ一日が終わる
日が暮れると夜になり
すぐに明日になろうとするので
ネバって眠らずにいると
いつまでたっても眠れずに
空想ばかりしているだけなのに
腹が減る
いつまでたっても
困ったものだ

降らないなら降るって言わないでくれ
って感じだけど
雪が降らなかった
朝方まで眠れずに起きていたのだけど

まあ
こんなことばかりなので
なんとなく慣れてきたけど

心は晴れないから
写真もうまく写らない

みんななにを思いながら
日々を暮らしているのだろう

不意に宅急便がやってきて
J-WAVEから荷物が届いたので
なんだろうと不思議に思いながら開けると
デジカメだった
そういえば
年末に部屋の大掃除をしながら
何気なくラジオを聴いていて
たまたま募集していた
J-WAVEのWINTER LANDSCAPEという番組の
冬の写真を送って下さいというコーナーに
雪の写真を送ったのだった
忘れていたけど
それの景品がデジカメだったようで
それが見事？贈られてきた？ようだ
いまだによく把握できてないけど
よーするに
デジカメをもらっちゃったーってことであるようだ

こんなことが新年早々起こるなんて
雪でも降るんじゃないかな？
って思ったら
明日、東京は朝から雪ですって
ラジオのパーソナリティーが喋っている
そういえば
J-WAVEと言えば
何年か前にホームページの写真を撮ってあげた
とても好評だと言ってたので
１年くらいトップページになっていたのだけど

せっかくデジカメもらったので
明日、雪でも撮ることにしよう

オオタカが飛んだら旅に出よう
と
夜な夜な富士山を眺めながら
思考していたころに撮った写真
実際には
ノスリの番が空を飛んだのだけど
それを理由にして
旅に出ることにしたのだ

昨日、無理して走ったからか
今日、膝の裏の筋が痛くて困った

帰りの首都高速５号線の
窓の外を流れていく光を眺めていたら
いつの間にか眠っていて
気がつくと渋谷にいた

僕なんかにはまったく敵わない
ものすごい人たちがたくさんいて
僕は畏敬の念を持って写真を撮る
写真を撮らせてもらえるだけで
ありがたく幸せなことだと思う

医務室のベットで
天井を眺めている
どんなに強い人でも
明日が不安になるのだろう

僕はこの気持ちを
いつだって忘れてはいけない

夜な夜な冷たい風を受けて
土手を走りながら考えていた

自分の卑しい心が嫌だ

夕日が沈み
闇が空を支配しようとする
冷たく澄んだ空気
流れていく千切れ雲たち

月と金星の距離が離れていく

年末年始
実家に帰っていた
何故か毎日餅ばかり食べていた
何故か毎日夕方4：50から土手を走っていた

夜
やることもないので
毛布に包まって
昔のノートやら手紙やらを読んでいた
一時期
ものすごく忙しい日々を送っていたのか
まったく記憶にない手紙の束が出てきて
少し困惑した
最近
昔のことを思い出さない日々を送っているので
久しぶりに昔のことを引っ張り出してみると
ものすごく後悔する

ある封筒の中から手紙と一緒に出てきたコイン

昔、よく旅をして
たくさんの人に出会った
大体が
一瞬の出会い
そして永遠の別れ