7位

　「桜のある風景」　　　　7位

　「花筏、もうすぐ仲間に入るよ」　　　　菅井　浩（笠間）



手前の枝を木々の影の部分を背景にしたカメラポジションが素晴らしい。
そして、全体の色調が鮮やかでメリハリがあり、花筏が美しく表現されました。
タイトルはまだ咲いている花達がこの花筏に向って呼びかけている姿ですね。

8位

　「桜のある風景」　　　8位

　「私を見て！」　　　　　築島　雪枝（水戸）





　「桜水鏡」　　　　　　加倉井　克己（水戸）



水戸で撮影会に行った、福島・棚倉の「花園しだれ桜」です。
この2点、それぞれ相反する視点ながら自分の主張を通して素敵な作品に仕上げたということで、双方とも8位としました。
築島さんは縦位置のフレーミングで、大きく横に広がった枝をギリギリにカットして、雲が浮かぶ空と水に映る姿とを入れ、前後の広がりを表現しました。
一方、加倉井さんはアングルを下げた横位置で、大きく広がった枝と水に映った姿を、横への広がりで見せてくれました。

9位

　「桜のある風景」　　　　9位

　「桜の上を飛ぶ」　　　　小松崎　登（笠間）



一目、気持ち良さそうです。
このパラグライダーからはもっともっとたくさんの山桜が見えているのでしょう。
抜けるような青空と新緑の青葉が桜色を引き立てたこの絵は、春の爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込んだような気分にさせてくれます。

10位

　「桜のある風景」　　　　　10位

　「奥会津の春」　　　　植木　繁行（常陸太田）



奥会津の金山という所だそうです。
雨で川が白く濁っていたようですが、桜を映した白の濁りが画面全体を春らしい柔らかさを表現してくれました。
更に、新緑が薄いピンク色の桜をうまく引き立てています。

11位

　「桜のある風景」　　　　　11位

　「朱に染まる」　　　　　佐伯　さち子（笠間）



真っ赤な鳥居を背景にして、赤い夕日を浴びたしだれ桜が綺麗です。
同色系でまとめる場合に、一歩間違うとお互いに足に引っ張り合いになってしまいますが、決まるとシックな絵になります。
ここでは浅めの被写界深度といい、斜光の使い方といい、文句なしに決まりました。