10月5日に開塾した「せんば適塾」の開塾イベントの記事が7日の業界紙に掲載されたこともあってか、問い合わせや世話人の申込などご連絡いただいているようです。
ありがたい事です。
「せんば適塾」は大阪の繊維・ファッションの新生を産・官・学が共同、協働で行なう試みです。
今までがどちらかと言えば官指導、官支援の下で行なわれたといえます。
「せんば適塾」は産業界と学識者、有識者が協働して官や業界団体を巻き込むことが重要です。
現在のような乱気流の時代に覇権をなしえた覇者はいません。
ユニクロといえども覇者ではありません。
未だ進化中です。
誰でもチャンスはあるのです。
そう思えばこの苦境も愉しく考えることも出来るのではないかと思います。
時代を作った業界の先達もこのような経験をされて時代を作ってこられたのではないかと想像します。
幸運にも私はそのような先達を直接お会いし仕事をした最後の世代だと思っています。
歴史の語り部ではなく、「せんば適塾」として、次の新しい歴史への橋渡しとして頑張ろうと思っています。
乱気流期(政治、経済の大変動期)にアウトサイダー企業群が既存の業界に参入し、その結果、既存企業のイノベーションを誘発し新しいビジネスモデルが出現し、その後の業界発展の原動力となった」という仮説(私論)を10年程前から持っています。
戦後1950年代、オイルショックの1970年代、バブル崩壊の1990年代と20年毎に発生しています。
概略すると
①1950年代に生地オーダーや手編み、莫大小の時代からワコール(和江商事)。イトキン(糸金商店)や東京スタイル(東京縫製)などの婦人服・雑貨製造業への新規参入
②1970年代のオイルショック時にマンションメーカーの林立とその後のDCアパレルの新規参入
③1990年のバブル崩壊時の109やユニクロなどのセレクトショップやSPAの新規導入
このように歴史的に見ても乱気流期に既存のビジネスモデルが制度疲労して、新しいビジネスモデルがアウトサイダー企業郡によって誘発された。
その誘発に、既存企業の中で進取の気概を持った企業のみがイノベーションで発展した。
それが出来なかった企業群が疲弊し淘汰された。
このことは自然界にも多く見られ生物学的にも実証されていると思います。
現在を不況期と見るか乱気流と捉えるかによって企業だけでなく個人も大きな違いが出てきます。
2010年は4回目の乱気流期と考えれば、新規参入を目指すアウトサイダー的企業や起業に大きなチャンスとなり、一方既存企業にとっても大きなチャンスに変えることができましす。
そのことは個人にとっても同様と考えることが出来ます。
せんば適塾にこの「乱気流時代をチャンス」と捉えようとしている企業や起業や乱気流時代を自分お仕事にチャンスに変えようとする企業や起業そして個人の参加を呼びかけます。
「せんば適塾」の具体的な活動の原案は固まっていますが、魅力ある活動の具体策造りに追われています。
早く皆さんに知らせることが出来るよう老骨に鞭打って頑張っています。
Blog読者のご意見やご要望を広く集めたいと思います。
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