のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

NZ大地震。マスコミ暴走の憂鬱。

2011年02月28日 23時20分27秒 | Weblog
NZ(ニュージーランド)の大地震のニュース。
目にするたび、耳にするたび心が痛む。
ちっぽけな人間は天災に勝てやしないのだ。

そしてマスコミの身勝手な論調が心を鬱にさせる。

倒壊した建物は古い耐震基準で作られていた。
明らかに大地震の揺れに耐えうる構造でなかった。
国とか持ち主とかがそれを知りながら、補強工事を怠った。
必要なことにお金をかけるのを惜しむ。
けしからん。

だいたいがそんなところだろう。
そしてそれらの論調に共通しているのは、
強度の不足に関しては
「と言われながら」
のような表現に終始しているのである。
つまり発言者である日本のテレビや新聞は、
危機が言われていた頃は、
無視するか「ささやかな取り上げ」で終わっておいて、
今この時になって突然正義の味方ヅラして批判している。

そしてこの問題は国内の大地震に関する対策についてに飛び火している。
古い耐震基準の学校が何パーセントもあるのに
対策もせずに放置している。
けしからん。
みたいな論調が代表的なものだろう。

マスコミのこの手の糾弾に共通しているモノ。
「○○が困っている」
「●●が大変だ」
必要なのだから予算を増やせ。

そんなことはちょっと調べれば誰でもわかる。
この主張の卑怯なところは、
「**の予算を増やせ」
の部分ばかり強調して
当然それに必要な
「□□の予算を削って」

「■■の税金を増やして」
といった主張からは逃げ回っているところだ。

小学生の
「お小遣いを増やせ」
理論とレベルはまったく同じ。
子どものお小遣いを増やすのはいい。
ただしそのためには
お父さんのお給料が増える
とか
お父さんのお小遣いを減らす
とか
食費を切り詰める
とか
買いたい物を諦める
とか、
必ず苦渋の決断が伴うモノなのだ。

国家予算に打ち出の小槌はない。
その大前提の元に話をしないと、
議論はとても薄っぺらな物になる。
事業仕分けで数億の無駄に切り込んだ。
それで大騒ぎしている人たちが、
本気でやろうとすれば兆を軽く超える予算が必要になることを、
声高に叫ぶのは滑稽そのもの。

そして私は心のやましさ、己の無力さを隠すために、
コンビニの募金箱に微額を投入する。
身勝手なマスコミを批判することは、
私自身の身勝手の鏡でもある。

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