のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

抱えている心の病について

2009年11月23日 04時26分00秒 | Weblog
何度も書いていることだけど、
自分のために忘れないように書くという部分があるのでご容赦いただきたく。

私は精神障害者。
心の病を抱えています。
病名は統合失調症、以前は精神分裂病と呼ばれていた病です。
25年も前になりますが、精神病院に入院歴ありです。

曲がりなりにも社会復帰を果たし、
最近は病気を意識することも少なくなった。
本人はすっかり治ったつもりでいるけれど、
やはり奥底に抱えているのは確かなわけで。

「アルジャーノンに花束を」って小説があります。
日本でドラマ化もされたのでご存じの方もいるかと思います。
主人公、チャーリー・ゴードンが自分と重なるんですよね。
抱えている障害の違いはありますが、
今の調子の良い状態が一時的なもので、
また急速に悪い状態に戻ってしまうんじゃないかとかね。
思っちゃうんですよ。

それでも絶望ではないんですね。
「アルジャーノンに花束を」を読んだ時のように。
病気になることで私は優しい人間になれた。
今の私は発病前よりだいぶ「ましな」人間です。
あのまま順調に大学を卒業し、病気にならなければ、
収入面では今とは比べものにならない成功を収めていたことでしょう。
でも今より精神的に幸せになっているとは思えないんですね。
人を見下し、見せかけの優しさで取り繕った最低の人間でしたから。
病気という試練で私は強く優しくなったと自信を持って言える。

本気で病気の話をすると長くなるので、何回かに分けることにします。
今日はこの辺で。

参考情報:
「アルジャーノンに花束を」(原題: Flowers For Algernon)、ダニエル・キイス著
できれば原作本がお勧め。
ただし「意図的に」読みづらい文章になっているので、
取っつきやすさなら、日本のドラマがお勧め。
ユースケ・サンタマリア、 菅野美穂が主演。脚本・岡田惠和。
レンタル店にDVDがあると思います。
無ければ買うとDVDボックスが今日現在amazonで、16,758円します。
かなりの高額ですが投資に見合う感動が得られることは保証しますよ。

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