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創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

写真と俳句 2

2014-02-26 12:55:07 | 創作日記
昨日の芭蕉の俳句「枯枝に烏のとまりたるや秋の暮」は少し?ですね。俳句の先生は多分添削をするでしょう(有名な句らしいので知らないことはないと思いますが)。まず、季語が二つ(枯枝は冬、秋の暮は秋)。「季重ね」は感心しないと勉強しました。次に、5,7,5の7が10で字余り。芭蕉の俳句はとうてい及ばないと思う句が多いのですが、これは? でもやっぱり及ばないですね。「烏のとまりたるや」の語感が素晴らしい。調べてみると、「かれ朶(えだ)に烏のとまりけり秋の暮」の方が流布しているようです。「これなら及ぶ」と思う……。芭蕉は千句ぐらい作っているとのこと、中にはハードルを下げていらっしゃい」と言っているのかもしれませんね。
話は変わりますが、俳句はほぼ無数に作られているのに、同じ句が、ない(多分)のは不思議です。もし、あったら、それは潜在的な記憶のなせるわざだと思いますよ。一茶は2万句も作っている。子規は24000句。高浜虚子は二十万。口から出る言葉がみんな俳句になってしまう。絶対駄句の方が多いですね。5,7,5は無限です。
春風や数打ちや当たる名句かな  「や」、「かな」は切れ字、一句に二つ以上使ってはいけません。
私の俳句修行はここ