創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

駆込み訴え(1)

2021-11-30 13:49:25 | エッセイ
今年(2021年)の7月23日75才になりました。
あっという間に後期高齢者という感じです。
日頃あまり老人という実感はなかったのですが、急に歳がいった感じです。
それに体調の変化もありました。
いつもなら一週間ぐらいで治る風邪が治らない。
ずっと風邪をひいている。
これは老化かもしれない。
いや、この歳になればそんなもんかもしれない。
気のせいだ。
コロナ鬱かもしれない。そんな年齢になったのだ。後期高齢者だ(何を威張ってんねん)。
*鬱という字は鬱になりそう。
でも、何かが変わってきている。
このまま死んでしまうのかもしれない。
たまらずに九月九日内科を受診しました。
*救急の日(日記を繰って始めて気づきました)
予約の日まで待てなかった。
孫のような主治医(女医)に、直訴です。
妻が同伴してくれました。
私は二十年以上、糖尿病を患っています。
口下手なので、症状を書いていきました。
これは駆込み訴えです。
以下次号

憂国忌

2021-11-26 14:07:03 | エッセイ
今年も憂国忌(11月25日)が巡ってきました。
そして何事もなく去って行きました。
一本の寒菊揺れる憂国忌
去年の俳句です。
生きていれば三島さんはいくつになったのだろう?
96才。
彼はこの年齢に耐えられただろうか。
答はノンである。
『声でつづる 昭和 人物史・三島由紀夫・1964年 5月29日 放送 NHK ラジオアーカイブス』
決起の録音とともに、「老い」への嫌悪が語られている。
死ぬことが怖かったのだ。
癌になるのは嫌だ。
年寄りになるのは嫌だ。
その果てに自死があった。
75才になった私は分かる気がする。
老いていく自分を恐れた。
ただただどう死ぬかを考えた。
彼は本音で喋っている。
純度99.99%の水のようだ。