創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

😂『源氏物語』中 角田光代訳

2020-07-27 15:40:06 | 読書
第34帖『若菜・下』まで読み進めました。
それにしても『源氏物語』の登場人物はよく泣きます。
『枕草子』の登場人物がよく笑うのと対照的です。
中宮定子に仕えた清少納言。
中宮彰子に仕えた紫式部。
不遇の定子と絶頂期の彰子。
不思議です。
「をかし」と「あはれ」の世界観の違いですか。
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😊『源氏物語』角田光代訳

2020-07-11 16:43:21 | 読書
読みやすい。
スラスラと読んで「葵」の段までやって来た。
コーヒーブレーク。
角田光代さんは、あとがきで、『源氏物語』に特別な思いはないと述べている。
ひょっとすれば、全段読み通したことがないのかもしれない。
私は、大塚ひかり全訳『源氏物語』で初めて読み通すことが出来た。
谷崎源氏も何度か挑戦したがあえなく挫折した。
窯変『源氏物語』橋本治著(図書館に14巻揃っていた)も少しだけ読んで、あまりの長さに諦めた。
そうまでして何故『源氏』を読もうとするのだろう。
それは私の場合、日本古典文学の最高峰という「ブランド」である。
一度は全部読み通さなくてはいけないという、脅迫概念のようなものでもある。
角田光代さんは現代語訳する「立ち位置」が分からなかったと言う。
それが分からなければ膨大な現代語訳は出来ないだろう。
そこで見つけたのは「読みやすさ」である。
ワーッと読める現代語訳である。
それを見事に具体化したのが角田光代訳源氏物語であると思う。
簡単なことではない。
至難の技である。
見事にやってのけた感じがする。
様々な名場面がワーッと読める現代語訳の中から蘇る。
長編小説の醍醐味である。



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😊鴻風俳句教室七月句会

2020-07-08 15:45:49 | 俳句
鴻風俳句教室七月句会   池窪弘務
兼 題
①:季語「夕焼け」
②:漢字「活」
③:冷たい食べ物一切(冷や奴・アイスクリーム~など)
④:当季雑詠
七月句会   池窪弘務
夕焼を犬と眺める昭和かな
梅雨空や今日一日に活を入れ
夏休アイスクリンと父の言ふ
草の葉にお前居たのか糸蜻蛉
「アイスクリン」確かそう言っていた。
0点でした。


★池窪弘務のブックマーク★
俳句日記: 俳句集です。
創作日記 :全創作集です。
私なりの『枕草子』―キーワードから読み解く― :『枕草子』というエッセイのエッセイ
おくのほそ道・読み語り :原文で読めます。
鴻風俳句教室 :ネットの俳句教室です。私も学びました。
連載小説「Q」全 :二ヶ月以上に渡って連載しました小説「Q」を全てを読むことが出来ます。
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😊今日の一句

2020-07-03 13:59:41 | 俳句
今日の一句
ソーダ水藤井聡太のまた勝てり
ABEMA TVで観ています。
藤井聡太君のファンです。
棋力は詰んでも、何で? の程度です。
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😘高浜虚子の俳句

2020-07-01 20:13:46 | 俳句
僕は身近に『覚えておきたい虚子の名句200』を置いている。
時々適当に開いてみる。
感心するのではなくて、「つまらないなあ」と思う。
そのつまらなさがいいのだ。
寝床で読むと上手く眠れる。
『冬ざれや石に腰かけ我孤独』

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創作日記 :全創作集です。
私なりの『枕草子』―キーワードから読み解く― :『枕草子』というエッセイのエッセイ
おくのほそ道・読み語り :原文で読めます。
鴻風俳句教室 :ネットの俳句教室です。私も学びました。
連載小説「Q」全 :二ヶ月以上に渡って連載しました小説「Q」を全てを読むことが出来ます。

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👀『死という最後の未来』石原慎太郎・曽野綾子対談

2020-07-01 10:40:01 | 読書
曽野綾子さんは達観していると言うか、終始一貫している。
バックボーンに宗教があるからなのかもしれない。
石原さんはポジティブである。
石原さんも法華経があるらしいが信心というより、哲学的な拠り所のような気がする。
石原さんがなぜ法華経に帰依するのか、『法華経を生きる』を読んだが、頭の悪い私にはよく分からなかった。
お二人と違って私はネガティヴ。
もうじき74歳になる。
自分が死ぬのが怖い。
それもだんだん近づいて来る気がする。
眼が覚めると、また一日が始まる、何もすることがないと途方にくれる。
咳なし、熱なし、コロナなしと声に出して言う。
コロナが気になってビクビクしている。
開経偈→般若心経→光明真言(三回)→南無大師遍照金剛(三回)唱える。
病気が怖い。
60代は少々体調が悪くても死ぬなんて思わなかった。
この頃はちょっと体調が悪いと死ぬんじゃないかと思う。
私はお二人には理解不可能な弱者かもしれない。
何らかの拠り所を求めてこの本を買った。
ほぼ図書館で借りているので、本を買うのは久しぶりである。
老人もお金がないのだ。
この対談はとても面白い。
九十前の二人が思い切り喋っている。
二人とも功成り名を遂げた人である。
有名な二人も無名の私も同じように死が訪れる。
その前の『病』が恐ろしい。
とりわけ認知症が怖い。
年をとるといいことなんか一つもない。
この二人の先輩の話を読んでいると、少し救われたような気がする。
願わくば苦しまずに死にたい。



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