通りがけ:
原発事故放射能汚染による健康被害は人災公害であり、宮沢賢治の時代それ以前にも鉱毒流出など水の汚染による広汎な健康被害は存在しました。
戦前は足尾銅山鉱毒事件(田中正造が扱いました)が有名であり戦後は水俣病有機水銀・豊島ダイオキシンが著名ですが同種の公害人災は古事記日本書紀の時代以前先史時代から世界中で発生しています。
「賢治時代にはなかった原発問題と云う新たな災害」ととらえるのではなく戦後発生の企業公害事件のひとつとして捉えて、水俣病発生責任者チッソの企業責任を被害者国民が厳しく追及したごとく、東電と保安院の原子炉外臨界生成放射性核物質放出拡散公害発生者責任を東北関東地方在住の放射能汚染被害を受けた国民がこぞって裁判で厳しく追及してゆくべきと考えております。
いかりや:
足尾銅山鉱毒事件は、日本の公害の原点です。田中正造は覚悟して明治天皇に直訴しようとしましたが、果たせませんでした。
3年前足尾に行きました。鉱毒ガス等による酸性雨で足尾町近辺の山は禿山となった。足尾鉱毒は100年以上が経ちますが、草や木を失った山は次々と崩れ始め、現地の人たちの努力で植林をしていますが未だ元の姿には戻っていません。いったん壊した環境は、元にもどすことは容易ではありません。
「原発事故放射能汚染による健康被害は人災公害であり・・・」明らかに人災です。
福島原発事故は、簡単には収束しないでしょう。原発から半径20kmの範囲内は、22日午前0時に法律で立ち入りが禁止される警戒区域となった。恐らく20km圏内は、半永久的に立ち入り禁止になるのではないでしょうか、死の町、死の村になるのではないでしょうか。福島原発10キロ圏内で放置されて泣き叫ぶ牛たちの悲鳴は正視するに耐えられませんでした(植草氏のブログ)。冷却のために使用した水は放射能物質で汚染され、一部は海に流れ、一部は土壌に沁みこんで、水俣病と同様な被害をもたらすに違いない。
本来ならば、刑事事件として責任を追求されるべきですが、誰一人として刑務所に入ることもなく、うやむやに終るでしょう。結局その付けは、原発推進で恩恵をうけた学者や文化人芸能関係者らが負うわけでもなく、そこに住んでいる人は言うまでもなく我々庶民に支払わせることになる。昨夜民放TVの番組で「避難所を視察する菅首相に、被災者が怒声を浴びせる映像」を、反原発派の人を侮辱していたビートたけしがにやけた顔でみていたのには、むかついた。
本来なら死刑が当然でしょう。
死の同心円に鎖でつなぎ永久放置にするべきです。
日本のマスメディアが持たない常識=ジャーナリズムがここ長周新聞にだけ存在する。
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