なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

2011年の山納め・大文字山でファイト一発!

2011-12-26 11:15:00 | 大文字山&周辺

 激動の2011年も残り一週間。

 今年もいろいろな山を登ってきましたが、年内に山へ行ける日は今日が最後ということで、やっぱりシメは自称「大文字山歩こう会」会員のオイラといたしましては大文字山なのでございます。

 12月24日(土) たり

 いつもは早朝登山のオイラですが、昨夜はつボイノリオ先生の復活祭に出席した都合上、白川通今出川の交差点に着いたのが10:45でありました。

 今日は今まで歩いたことがないところへ行ってみようじゃないか。

 ▼ 11:00 まずは法然院ルートを選択。

 ▼ こんな手すりは以前なかったように思う。整備されとりますなあ。

 ▼ 善気山へは向かわず途中で北にそれ、初めて月待山へ行ってみた。

 月待山から東へ歩きやすい平坦な道があったので迷わず突き進んでみる。
 ▼ 街並みが見下ろせる場所もありました。

 この道はどこにつながっているのだろう?
 ▼ 道を下ると銀閣寺ルートに到着。

 このまま銀閣寺ルートを歩くのは面白くない。
 ▼ 後ろには、さも「この道を進みなさい」と言わんばかりの山道があるぞ。

 ▼ ならばと進んでいくと「トラックの森」。今年の10月にヤマモミジが植樹されたばかりの未来の紅葉スポットではないか!

 ▼ スゴく整備されている道が続きます。

 Y字路が2ヶ所ありましたが、どちらも右方向に進んでいくと、なんだか見たようなトコに到着。
 さっき歩いた善気山と月待山との分岐点まで戻っていたのであった。
 このまま善気山へ行くのも面白くないので来た道を戻り、Y字路の左(沢沿い)を進むと急斜面に出る。
 ▼ 上の方から銀閣寺ルートを歩いている人たちの声が聞こえてくるぞ。

 ▼ どこにたどり着くのだろう? と斜面を登ってみると、千人塚の直前でありました。

 ▼ 下山して行く山ガールたちとあいさつを交わし元気をもらい、大の字の左払いから火床へ。

 ▼ 12:00 気温4℃。

 20分間、おにぎり休憩。しかし、歩いていないと寒いったらありゃあしません。
 ▼ 比叡山は雪化粧。

 ▼ 写真では分かりづらいですが、奥の北山も白くなっていました。

 大の字の横棒の右から三角点への道に合流。
 ▼ 諸君、8月16日の登山は気をつけましょう。

 ▼ 12:40 大文字山三角点に到着。しばしスゥッ・・・(ーoー)y゜゜

 さてここから、オイラがまだ未到の地である如意ヶ岳をめざします。

 ▼ 「藤尾奥町」方向でいいのか思案していると、大津へ下りるというベテラントレッカーさんに「それでいいのだ」と教えていただきました。

 如意ヶ岳へと至る道はほぼ平坦で整備されており、歩きやすい林道が続くのであるが、途中の分岐に道標が見当たらないので初めての人間は迷ってしまいそう。
 ▼ 十字路に来たら真ん中の道を選択しよう。

 ▼ 13:10 国土交通省の大津航空無線標識所に到着。関係者以外立ち入り禁止。

 この施設の南側沿いに細い迂回路があったので歩く。
 ▼ 13:15 迂回した先の正面に「如意ヶ岳」のプレートがありました。

 ▼ 施設の東方向に伸びるやや下りの舗装道路を進む。非常に歩きやすい。

 ▼ 13:20 大津が見下ろせる場所に来る。

 ここはガードレールの切れ目で、山道を下っていくと三井寺へ着くという。

 ちょうど三井寺から登って来たというトレイル・ランナーさんが写真を撮っておられたので訊いてみると、分岐が何ヶ所かあって三井寺へ行くにはややこしいらしい。
 ランナー氏は如意ヶ岳方向へ。オイラは舗装道路をさらに進んで行った。

 ▼ 13:30 しばらく緩やかな下り道を快調に歩いていたのであるが、突如、行く手を阻むゲートが現れたぞ!

 ゲートと地面の間に、なんとかがんばれば向こう側に抜けれそうな隙間があるのだが、身体が砂と泥だらけになってしまうのは目に見えているのでその作戦は却下。
 ▼ ゲートの20メートル手前付近に向こう側の道路に出られそうな轍を発見。

 約2メートルの急斜面を滑走し無事に脱出成功!
 ▼ 13:50 比叡平との分岐。オイラは池の谷地蔵尊へ。

 坂を登るとスグに薬草園と地蔵尊に着く。
 ▼ わんちゃんが不審そうな眼差しで出迎えてくれました。

 ▼ 薬草園の案内板。

 ▼ 池の谷地蔵尊。

 ▼ この場所からまた山道へと入っていくのだ。

 ▼ 途中、Y字路あり。道標があるので左の道を選択。(右の道でも大文字山へ行けるのでは?)

 ▼ 14:08 雨社大神に到着。

 ▼ この場所で二人組のベテラン・トレッカーさんと出会う。

 「今から楼門の滝まで行く」とおっしゃるので、大文字山への分岐まで同行させてもらうことに。
 「さっき、ゲートを越えるのに苦労した」と言うと、「大津が見えるガードレールの切れ目から下りて行くと、道路へ出るゲート迂回路がある」と教えていただきました。ナビゲーションどうもありがとうございました。

 ▼ 14:25 ふたたび大文字山三角点に到着。

 粉雪がちらつきはじめるが、このまま下山するのは面白くない。
 ▼ 14:37 標識「A-17」から中尾城跡ルートに入っていく。

 以前、登りで一度だけこのルートをたどったことがあるのであるが、分岐ポイントがいっぱいあるので下山するのも難しい。
 見た目が同じような風景がいっぱいあるので確証はないのだが、斜面を藪コキしていけば旧道に通じているのかも……という場所もありました。
 この道を以前歩いたのだろうか? 各分岐点で迷い迷い、なんか初めての道を歩いているような感覚で歩いていると、見覚えのある標識を発見。

 ▼ 15:03 無事、中尾城跡に到着。

 これで安心して帰れると思っていたのだが、途中のY字路で右に進んでしまったのがまちがいであった。行き着いた先は傾斜角70°ぐらいの急斜面。地面まで高さ30メートルぐらいであっただろうか。
 戻るという選択肢もあるにはあったが、ここを降りて南に進めば正規ルートに帰還できるというカンピュータの理論的確信が、そこにはあった。当然、人が歩いて降りていけそうな道筋のようなものがあったので、斜面から露出した木の根っこをつかみながら慎重に降りてみることに。

 うわっ! 足場が砂地であったことは計算外だったぞなもし。足元の土がポロポロと真下へ落ちていき、オイラは木の根をつかみながらブランブランの宙づり状態に陥ってしまったのである。

 まさに懐かCMの「ファイトォ~!」「いっぱ~っ!」の絶体絶命のピンチなのだ。

 はい登るにせよ、木の根の耐久力はいかがなものか? 生と死の狭間でオイラのカンピュータはパニックを起こし、計算ができぬぞい。

 物理的に上へ行くよりも下へ行く方が仕事量が少なくて済むなあ、なんてことを考えたりしながら、斜面の所々に木が生えているので、滑りながらそれを足場にしたり、つかまったり、抱きしめたりし、慎重かつ真剣に方向を見定めながら降下作戦始動。

 こんな時、手首にぶら下がっているトレッキング・ポールは大変邪魔なのであるが、生来の貧乏性ゆえ手放せないのでありました。

 諸君、木の幹に全力でしがみついたことがおありか? あの斜面に木が植わっていなかったら致命的なケガを負っていたことであろう。今こうして無事でいられるのも、弘法大師堂のお大師サマのご加護のおかげであるなあ。なむなむ。

 ▼ 着地点には紅葉。靴の中に砂が入り込み、ズボンは泥だらけ、腕に少しのかすり傷を負ったがなんとか生きています。

 ▼ 15:20 正規ルートに戻った? 道に埋まったこの石柱が道標代わりなのです。

 ▼ 15:30 映画『パッチギ!』のロケ地だった京都朝鮮学園まで下山。我脱出に成功せり。

 この「中尾城跡ルート」は誰とも出会わないし、行き当たりばったりで行くと痛い目にあっちゃいますので要注意。いつの日か悩まずにスイスイ歩けるようになりたいものです。

 ▼ 大文字山よ、来年また会おう! その時はもうちょっと優しくしておくれ。

                     ○

 本日の歩行距離=23.8km

 ▼ 画像をクリックすると大文字山周辺の軌跡にズームイン!
                     ○

 さて、来年第一弾はどこへ行きましょうかね?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿