カメラの性能と戦後プロレス人気の関係性

戦後プロレスは、国民的な人気を博してた。

力道山、猪木、馬場など。しかし、何でこのプロレスに人気が集中したのか。

それは、テレビカメラの性能と密接な関係がある。戦後のカメラは、現代の

カメラに比べ性能は低く、動きの速い人間や動物を追いかけるのは困難だった。

そうすると、あまり動かず一定の場所に留まっていて、それにも関わらず、

視聴者を驚かせるコンテンツがテレビ放映には適していた。

サッカーは動きが速すぎる。野球は、球が速い。では、動きが適度に遅く、

しかし、人々を興奮させるスポーツはと考えると、.....。


その結果、プロレスが最適だと言う結論に達した。リングの中で一定の位置に

いるし、適度にスピードは遅い。しかし、流血など視聴者を興奮させる。

このテレビの性能と時代の風を絶妙に捉え、時代の波に乗ったから「プロレス」

が戦後国民的な人気を得たと言える。この歴史が今だに続いてる。

その後、新日本プロレスが生み出した、前田明、船木誠勝、高田伸彦などの

今の日本の格闘技界を牽引する人材を排出した。その歴史があったからこそ

今の格闘技界のスタンダードを日本が握ったと言う現在にいたる。


この日本の歴史があるからこそ、今の日本がある事をしっかり知っておく必要がある。