安倍総理は、8日午後北京を訪れ、胡錦濤国家主席、温家宝首相らと会談した。中国側は日本の首相交代を契機に首脳会談を実施するというのが既定路線だったのだろうことは想像に難くない。日中関係が冷え込んでしまえば究極的には、より困るのは我が方よりもあちら側なのだから。歴史認識の問題や靖国問題では、悪く言えば「玉虫色」ということになるのだろうが、互いに深入りしなかったのは外交上の知恵というか、そんなことは首脳会談で取り上げるべき内容でもないのだから当然の話である。
皮肉な話だが、首脳会談らしい体裁を整えてくれたのは北朝鮮だと思う。北朝鮮が「核実験を実施する」などと表明してくれたお陰で、北東アジアの安定に関心を大いに持っている中国としても、自ずから「戦略的互恵関係を進めていきましょう」という話の流れになる。北朝鮮の核実験実施表明に関しては、安倍総理が北朝鮮の核実験阻止に向けた日中の連携を求めたのに対して、中国側は北朝鮮への働きかけを明言した。 国連の場でも中国の立場は以前とは少し異なっているようだ。米国のボルトン国連大使が「国連安全保障理事会で北朝鮮を保護する国々がどうするのか」と間接的に中露を非難したのに対して、不快感を示しながらも中国の王光亜国連大使は「ボルトン氏がどの国を指しているのか分からないが、悪い行いをすれば誰も保護しない」として北朝鮮を擁護しない姿勢を示唆している。
安倍総理の中国訪問は軟弱で不満なものに映る人もいるかもしれないが、近隣の大国である中国と首脳会談をしないというのも現実的な話ではない。悪い条件でなければ話をする分には一向に構わないのではないか。条件を整備してくれたのは、小泉前総理が歴史認識・靖国問題への内政干渉を断固として受け入れず、首脳会談の不開催すら辞さなかった強硬姿勢であると思う。置かれている状況に応じて硬軟使い分けるのが肝要であろう。中国は間違いなく脅威であり最大限に警戒すべきだが、だからといって首脳会談が必要ないという結論にはならない。やってはならないのは、我が国の立場を危うくするような条件で首脳会談を実施することである。例えば、こちらが懇願して「会わせていただく」という形であればやるべきでない。今回は、折りしも北朝鮮による核実験実施の表明という地域の安全保障にとって重大な懸念事項が勃発しているのだから、結果的に、首脳会談を実施する必要性は大いにあったといえる。また、日中の決定的対決の回避を望まない米国の意向を体現したものでもあったのだろう。
(参考記事1)
[協力関係発展で一致 日中首脳会談]
【北京=石橋文登】安倍晋三首相は8日午後、政府専用機で北京入りし、人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相らと会談した。安倍首相は「日中両国は未来志向で戦略的互恵関係を築くべきだ」と強調し、協力関係を発展させる考えで中国側と一致した。北朝鮮の核実験声明については「絶対に容認できない」と述べ、核実験阻止に向け、両国が連携していくことを確認した。靖国神社参拝では、参拝するかどうかは言及しないとした上で「適切に対処する」と述べた。
胡主席は会談の冒頭、「首相が最初の訪問国に中国を選び、中日関係の改善と発展を重視する姿勢を評価したい」と歓迎。今回の訪中を「中日関係改善の転機であり、新たなスタートになることを期待する」と述べた。安倍首相は「初めての訪問先に中国を選んだことは、日中双方が両国関係を極めて重視していることを示す」と応じた。
安倍首相は歴史認識について、平成7年の「村山談話」を踏襲する姿勢を示し、「わが国の戦後60年間の平和国家としての歩みを正当に評価してほしい」と述べ、中国側も理解を示した。さらに、両国の有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げることを提案、胡主席も同意した。
また、中国側は「政治的障害」として靖国神社参拝自粛を求めたが、安倍首相は「日本の多くの歴代の総理は国のために亡くなった方々に対して哀悼の誠をささげ、平和を願い参拝してきた」と説明し、今後の対応を明言しなかった。
また、安倍首相は会談で胡主席と温首相に早期の訪日を招請、両首脳も前向きに検討する考えを示した。また、胡主席と11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(ベトナム・ハノイ)で、温首相とは12月の東アジア首脳会議(フィリピン・セブ島)でそれぞれ再会談することで合意した。
(産経新聞) - 10月8日21時4分更新
(参考記事2)
[北朝鮮の核実験阻止、戦略的互恵関係で合意…日中首脳]
【北京=鳥山忠志】安倍首相は8日午後(日本時間同)、日本の首相として5年ぶりに北京を訪れ、中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相と人民大会堂で相次いで会談した。
首相は北朝鮮の核実験阻止に向けた日中の連携を求め、中国側は北朝鮮への働きかけを明言した。
両国は、小泉前首相の靖国神社参拝などで冷え込んだ日中関係を改善し、両国が国際的懸案の解決で協力する「戦略的互恵関係」を目指すことで合意した。
日中首脳の相互訪問の再開でも一致した。両国は会談内容を盛り込んだ「共同プレス発表」をまとめ、公表した。
今回の訪中は首相就任後初の外遊だ。首相は胡主席と約1時間、温首相と約1時間15分会談した。
(読売新聞) - 10月8日22時44分更新
(参考記事3)
[北朝鮮の軍将官が中国に不快感、核実験の前倒し主張=関係筋]
[北京 8日 ロイター] 北朝鮮では、中国の国連大使の発言に軍将官らが反発、核実験の実施日の前倒しを主張している、という。北朝鮮と関係の深い関係者が8日、匿名を条件にロイターに明らかにした。
米国のボルトン国連大使は先週、英仏日は北朝鮮の核実験を阻止するためには強い声明が必要という立場を明確にしているが、「国連安全保障理事会で北朝鮮を保護する国々がどうするのか」は不明だと述べた。
これに対して中国の王光亜国連大使は「ボルトン氏がどの国を指しているのか分からないが、悪い行いをすれば誰も保護しない」と述べた。
同関係者によると、北朝鮮の軍将官らは、中国の王光亜国連大使の発言をめぐり、北朝鮮が中国の保護を必要としているとの姿勢に反発、金正日総書記に対して核実験を前倒し実施するよう提言しているという。
同関係者は「北朝鮮は特に、中国に対して不快感を持っている。北朝鮮は中国の保護を必要としない、との考えからだ」との見方を示した。
核実験は、早ければ今週にも実施される可能性がある、とも述べた。
(ロイター) - 10月8日17時31分更新
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皮肉な話だが、首脳会談らしい体裁を整えてくれたのは北朝鮮だと思う。北朝鮮が「核実験を実施する」などと表明してくれたお陰で、北東アジアの安定に関心を大いに持っている中国としても、自ずから「戦略的互恵関係を進めていきましょう」という話の流れになる。北朝鮮の核実験実施表明に関しては、安倍総理が北朝鮮の核実験阻止に向けた日中の連携を求めたのに対して、中国側は北朝鮮への働きかけを明言した。 国連の場でも中国の立場は以前とは少し異なっているようだ。米国のボルトン国連大使が「国連安全保障理事会で北朝鮮を保護する国々がどうするのか」と間接的に中露を非難したのに対して、不快感を示しながらも中国の王光亜国連大使は「ボルトン氏がどの国を指しているのか分からないが、悪い行いをすれば誰も保護しない」として北朝鮮を擁護しない姿勢を示唆している。
安倍総理の中国訪問は軟弱で不満なものに映る人もいるかもしれないが、近隣の大国である中国と首脳会談をしないというのも現実的な話ではない。悪い条件でなければ話をする分には一向に構わないのではないか。条件を整備してくれたのは、小泉前総理が歴史認識・靖国問題への内政干渉を断固として受け入れず、首脳会談の不開催すら辞さなかった強硬姿勢であると思う。置かれている状況に応じて硬軟使い分けるのが肝要であろう。中国は間違いなく脅威であり最大限に警戒すべきだが、だからといって首脳会談が必要ないという結論にはならない。やってはならないのは、我が国の立場を危うくするような条件で首脳会談を実施することである。例えば、こちらが懇願して「会わせていただく」という形であればやるべきでない。今回は、折りしも北朝鮮による核実験実施の表明という地域の安全保障にとって重大な懸念事項が勃発しているのだから、結果的に、首脳会談を実施する必要性は大いにあったといえる。また、日中の決定的対決の回避を望まない米国の意向を体現したものでもあったのだろう。
(参考記事1)
[協力関係発展で一致 日中首脳会談]
【北京=石橋文登】安倍晋三首相は8日午後、政府専用機で北京入りし、人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相らと会談した。安倍首相は「日中両国は未来志向で戦略的互恵関係を築くべきだ」と強調し、協力関係を発展させる考えで中国側と一致した。北朝鮮の核実験声明については「絶対に容認できない」と述べ、核実験阻止に向け、両国が連携していくことを確認した。靖国神社参拝では、参拝するかどうかは言及しないとした上で「適切に対処する」と述べた。
胡主席は会談の冒頭、「首相が最初の訪問国に中国を選び、中日関係の改善と発展を重視する姿勢を評価したい」と歓迎。今回の訪中を「中日関係改善の転機であり、新たなスタートになることを期待する」と述べた。安倍首相は「初めての訪問先に中国を選んだことは、日中双方が両国関係を極めて重視していることを示す」と応じた。
安倍首相は歴史認識について、平成7年の「村山談話」を踏襲する姿勢を示し、「わが国の戦後60年間の平和国家としての歩みを正当に評価してほしい」と述べ、中国側も理解を示した。さらに、両国の有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げることを提案、胡主席も同意した。
また、中国側は「政治的障害」として靖国神社参拝自粛を求めたが、安倍首相は「日本の多くの歴代の総理は国のために亡くなった方々に対して哀悼の誠をささげ、平和を願い参拝してきた」と説明し、今後の対応を明言しなかった。
また、安倍首相は会談で胡主席と温首相に早期の訪日を招請、両首脳も前向きに検討する考えを示した。また、胡主席と11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(ベトナム・ハノイ)で、温首相とは12月の東アジア首脳会議(フィリピン・セブ島)でそれぞれ再会談することで合意した。
(産経新聞) - 10月8日21時4分更新
(参考記事2)
[北朝鮮の核実験阻止、戦略的互恵関係で合意…日中首脳]
【北京=鳥山忠志】安倍首相は8日午後(日本時間同)、日本の首相として5年ぶりに北京を訪れ、中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相と人民大会堂で相次いで会談した。
首相は北朝鮮の核実験阻止に向けた日中の連携を求め、中国側は北朝鮮への働きかけを明言した。
両国は、小泉前首相の靖国神社参拝などで冷え込んだ日中関係を改善し、両国が国際的懸案の解決で協力する「戦略的互恵関係」を目指すことで合意した。
日中首脳の相互訪問の再開でも一致した。両国は会談内容を盛り込んだ「共同プレス発表」をまとめ、公表した。
今回の訪中は首相就任後初の外遊だ。首相は胡主席と約1時間、温首相と約1時間15分会談した。
(読売新聞) - 10月8日22時44分更新
(参考記事3)
[北朝鮮の軍将官が中国に不快感、核実験の前倒し主張=関係筋]
[北京 8日 ロイター] 北朝鮮では、中国の国連大使の発言に軍将官らが反発、核実験の実施日の前倒しを主張している、という。北朝鮮と関係の深い関係者が8日、匿名を条件にロイターに明らかにした。
米国のボルトン国連大使は先週、英仏日は北朝鮮の核実験を阻止するためには強い声明が必要という立場を明確にしているが、「国連安全保障理事会で北朝鮮を保護する国々がどうするのか」は不明だと述べた。
これに対して中国の王光亜国連大使は「ボルトン氏がどの国を指しているのか分からないが、悪い行いをすれば誰も保護しない」と述べた。
同関係者によると、北朝鮮の軍将官らは、中国の王光亜国連大使の発言をめぐり、北朝鮮が中国の保護を必要としているとの姿勢に反発、金正日総書記に対して核実験を前倒し実施するよう提言しているという。
同関係者は「北朝鮮は特に、中国に対して不快感を持っている。北朝鮮は中国の保護を必要としない、との考えからだ」との見方を示した。
核実験は、早ければ今週にも実施される可能性がある、とも述べた。
(ロイター) - 10月8日17時31分更新
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中国の新聞では、日本が懇願したことになってるようです。
「日本側が熱烈に関係修復希望」
「中国はそれを歓迎(大人の態度で(笑))」
「日本国民の大多数が関係改善を希望しているのが安倍首相を圧した」
http://chinalifecost.seesaa.net/article/24945416.html#more
思い返してみると、安倍さんと胡錦濤さんの態度もそれっぽく見えました。
安倍さんのことだから、言質を取られるようなことは無いと思いますけど、日本人って何気なくすぐに先に頭を下げちゃうから、下手に出ているような態度にならないように気を付けてほしいです。
>
これはおかしな理屈だ。だったら、小泉のときにあなたはそれをどれだけ強硬に主張して、小泉を批判したのか?
それから、首相になってから2週間というきわめて早い時期の会談は、どうみても「日本の立場を危うく」しているとしか思えない。
大体、こちらから出向くというのは、こちらが風下に立っているということ。
大体「日米同盟基軸」などといっているくせに、訪米しないうちから、中韓訪問なんて、朝貢外交もいいところ。
まあ、訪米するのも、世界的に反米が増えている現在ではある意味で賭けだが、少なくとも安倍首相は「日米同盟が基軸」と強調しているんだから、言行は一致する。
しかし首相になったばかりで、ほかでも中韓を訪問するということは、日本が米国よりも中韓を重視しているという誤ったメッセージを、世界に与えかねない。
とくに日中が援助や外交合戦でしのぎを削っている中東やアフリカ諸国は、日本を尊敬しているが、中国を発展の模範ともみなしているので、中東やアフリカは「あの日本の首相が就任早々に中国に足を運んだのだから、中国はすごいに違いない。われわれもやっぱり中国重視にしよう」というイメージを植えつけるの。
今回の安倍首相訪中は、就任前から外務省の売国官僚どもが裏で仕組んできたもので、就任早々の首相がわかっていないから拒めなかったんだろうけど、要するに「首脳会談をしないのはおかしい」というなんの根拠もない思い込みが先行しているだけの話。
大体、国交があって、隣にある国どうしだからといって、別に首脳レベルが険悪なのは構わないの。事務方のパイプさえしっかりしていて、事務方が売国奴でなければいいだけの話。実際には外務省がアホすぎて売国奴だから、駄目なんじゃないの?その責任を小泉に転嫁してきただけ。
中東や欧州では、隣国どうしで首脳レベルで険悪な例なんてザラにある。
あなたも、すっかり外務省売国官僚の「日中が首脳会談できないのは不自然」という意味のない感情論に乗せられているだけ。
官僚って、本当にコワイよな。他人をそうやってマインドコントロールする術には長けているw。
そもそも日中関係が悪化したのは、中国側の狂ったナショナリズムと歴史認識のせいであって、多様で自由な社会である日本側の問題ではない。
「小泉が靖国に固執したせいで」というのは、外務省の責任転嫁。
その程度で、関係が悪化するなら、それまでちゃんとパイプと信頼関係を構築してこなかった外務省官僚のせいであって、小泉のせいではない。
そもそも一国の首相が外交方針を決めたら、それを援護して、もしまずいところがあれば尻拭いを適切にするのが事務方の役目なのであって、それを「小泉が靖国にこだわったから」などとトップを非難するのは、下っ端にいる官僚の言う台詞ではない。
日本政府の指揮命令系統はどうなっているのか?
米国を見てみろ。ブッシュがいかにとちくるったことやっても、それを政府官僚はフォローするし、場合によっては従来築いたパイプを駆使して尻拭いもする。もちろんそれではフォローしきれないほどブッシュがアホだから、世界で反米感情が広がったんだが、少なくとも米国政府、国務省は(問題もあるが)トップである大統領を敬って、それにしたがっている。
日本の外務省は、公然と首相の足を引っ張り、中国の手先になって、尻拭いもせずに、責任を首相にばかり転嫁している。
どうせ小泉が靖国参拝にこだわったときには外務省の中国課の穀つぶしどもは、「小泉首相があんなに依怙地になるから悪いんです。ごめんなさい」なんて中国側にご注進して、中国側も「そう、小泉が悪いアル」といって口裏を合わせていたに違いない。これでは、どこの国の官僚か?
そういうやつらの屁理屈を鵜呑みにして、「日中首脳会談は必要」「小泉が靖国に固執したから開けなかった」などといっているのは、あなたも売国奴で中国の手先の一種に成り下がったということ。
大体、安倍は著書でもインド重視をいってきたんじゃないの?どうして、そうした約束を反故にして、中国に真っ先にホイホイ出かけていくの?
実は何の節操も思想もない、単なるアホボンじゃないのか?w
先が思いやられる。
まあ、もっとも、都合よく北朝鮮核実験が起こってくれたので、そっちに話題が集中して、事前に心配された台湾問題における譲歩をまったくしなくて済んだ(それどころかほとんど会談では言及されなかった)のは幸いだったけどね。
でも、それも結果論。今の安倍の行動を見ていると、実に不安があるんだよね。
官僚の傀儡になるだけじゃないの?w
>
そのとおり。これがなかったら、安部は歴史と台湾でもっと譲歩を迫られたに違いない。
北朝鮮が「私を見て」式に目立った行動をとってくれたおかげで、何とか安倍は大失態を起こさずに済んだ。
でも、これってあくまでも結果論だからね。
いや、それとも安倍は北朝鮮ともパイプがあるようだから、事前に仕組んだとかw。
> 安倍総理の中国訪問は軟弱で不満なものに映る人もいるかもしれないが、近隣の大国である中国と首脳会談をしないというのも現実的な話ではない。
>
どうして?あなたのこの決め付けは、何の根拠もない外務省売国官僚の感情論を口移しにしているだけ。
>悪い条件でなければ話をする分には一向に構わないのではないか。
>
こっちから出向くこと自体が悪い条件。
どうして、コキントウに日本に来させないのか?
先が思いやられるね。
であれば、なおさらのこと、どうしてコキントウに日本に出向かせないの?
一般的にこっちが相手のほうに行くのは、こちらが風下にあって、緊急性があるということを意味するんだからね。
どうみても、今回の訪中と首脳会談は、外務省が仕組んだ拙速、売国行為。
>PJさん
PJさんがおっしゃってる中国の新聞の報道ってのは、あまり対外的影響力はないんじゃないかなぁ。でもPJさんも今回の訪中には内心納得してないでしょう(笑)
>むじなさん
あなたが言ってる「日中関係「悪化」の原因を、小泉が意地を張ったことに求める、外務省売国官僚の論理に、お前も引きづられているではないか」というのは、ちょっと誤解があって、私の認識は「小泉前総理が突っ張ってくれたおかげでこのぐらいで済んだ」というものです。小泉氏の功績だと考えているのですよ。
のこのこ出かけていった割には失点が少なかったことを「評価」したいのです。もしも会談で台湾の地位に関することに踏み込むなどしていたら、私も全然違った評価を下しています。それから、日米同盟重視とは矛盾しないでしょう。大体、こういうことは米国の意向なしに勝手に動けるわけがない。おそらく、こういうと「お前はアメリカの手先だ。日米同盟は役に立たない。台湾や東南アジア、インド、モンゴル、中央アジアなどと組んで中国を包囲しろ」と反論されるかもしれないが…。いや、正直言うとあなたの意見にも賛成したい点がかなり多く含まれているのですが、今回の会談については今後の展開を見極めてから振り返ってまた改めて評価することになると思います。でも、「中東やアフリカ諸国はどう思うか」という視点は、素直に「これはいいことを聞いた」と認めますよ。ご承知の通り、私は「まず米国」だもの。
でも訪中・訪韓はアメリカからも強い勧めがあったように聞いていたし、安倍さんのブレーンが準備したように聞いていたので、ムカつくけど仕方が無いのかな~と思っていました。
全部印象操作で、官僚の悪巧みだったんでしょうか。T-T
外国を訪問する前に、各国の大使館から「こっちの国ではこんな意向だよ」と情報が入ればいいのに・・・。
>全部印象操作で、官僚の悪巧みだったんでしょうか。
もっとうまく演出できればよかったのでしょうけどね。日本外交は、発信力というか印象操作をもっともっと高める必要があります。