民主党の松本政調会長ら幹部が、独自の公務員制度改革案づくりを目指して官公労幹部と意見交換を始めた。ご承知の方も多いと思うが、官公労は民主党の大きな支持基盤であり、改革への最大の抵抗勢力の一つである。意見交換の中で、官公労側は、早速、政府の総人件費抑制方針について「公共サービスの中身の検討を抜きにした賃下げになる」と言ってきた。これを押し切ることが出来るか否かが民主党の政権担当能力をはかる試金石の . . . 本文を読む
普天間飛行場の移設問題をめぐって、額賀防衛庁長官と岸本名護市長が会談した。額賀長官はキャンプ・シュワブ沿岸に普天間飛行場の代替施設を建設する案への理解を求め、これに対して岸本市長は「移設について絶対に反対というわけではない。新しい案をよく説明してほしい」と述べて、柔軟な姿勢を示した。普天間移設問題の最も最前線の当事者がこのように一定の理解を示してくださったことは非常に心強い。岸本市長が説明を求め . . . 本文を読む
先月27日に起こったアフリカ系2少年の感電死に端を発したフランスの暴動は、8日の臨時閣議で夜間外出禁止令が出され、その後沈静化に向かっているようだ。経緯は報道記事を読んでいただきたいが、一言で言ってしまえば、今回の暴動は、イスラム系アフリカ移民が貧困や最近の厳格な政教分離政策などに反発して火がついたものである。一時はドイツやベルギーに波及しそうな勢いだった(まだ沈静化したわけではないが)。この件 . . . 本文を読む
政府系金融機関の統廃合問題について、自民党案と民主党案の方向性をご紹介する。原則として廃止統合し、どうしても政府に残すべき機能を絞って少数の機関(小泉首相は一つを主張)にまとめるという、ごく当たり前の方向である。目に付いた違いといえば商工組合中央金庫の取り扱いである。自民党は民営化を明記、民主党は「実態は既に民間に近い」とのスタンスである。率直に言って、民主党は無理して違いを出すことにこだわりす . . . 本文を読む