遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

食に正解無し

2013-02-21 21:09:10 | BIONEWS
寒波が来ました。もうすぐ2月が終わるというのに。春はまだ遠いのですかな・・・。昨日、研究所での発表を終えたので、少し肩の荷がおりた気分です。まだまだ山場はありますがね。あっという間に4月が来ちゃうんだろうなぁ。

コーヒーやお茶の抗酸化物質に健康効果なし? 米研究(CNN)
コーヒーや紅茶に含まれる抗酸化物質には認知症や脳卒中のリスクを下げる効果が期待できるとされているが、そんな「通説」に疑問符を突きつける論文が20日、「ニューロロジー」誌電子版で発表されました。研究に協力した人々が摂取した抗酸化物質のうち、最も多かったのはコーヒーや紅茶由来のものだったそうです。著者のデボア専任講師は「認知症や脳卒中のリスクを下げる効果は抗酸化物質の総摂取量よりも、抗酸化物質の種類や主にどんな食品から摂取するかによって異なる可能性がある」と指摘。抗酸化物質と一口に言っても性質はさまざまで、この論文で果物や野菜に含まれる抗酸化物質の予防効果までが否定されたわけではないです。でも、まあ、コーヒーを毎日ガブガブ飲んでる僕にはちょっとショック。(笑) 

「ダイエット飲料で食欲増進」の通説に異論=米研究(Reuter)

ダイエット飲料を飲むとかえって食欲が増すとの説があるが、米国で報告された研究によると、短期間のダイエット飲料の摂取が甘いものへの嗜好増加につながる証拠は得られなかったと。去年だったかな。ちょっと話題になりましたね。人工的に甘味を与えられたら、甘みがあったのにカロリーが得られないもんで、ますます体は栄養を採ろうとしてしまうという説。それが、くつがえされた♪ ただ、ノースカロライナ大学のカルメン・ピエルナス氏率いる研究チームはこの研究が通常より体重が重く、減量しようとしている人を対象に行われており、研究結果が体重が正常な人にも当てはまるとは限らないとも・・・どっちやねん!! www

Children in U.S. Are Eating Fewer Calories, Study Finds(New York Times)
近年の米国の子供達の摂取カロリーは低下傾向だそうです。大人の摂取カロリーはほとんど変わっていないけども、ファーストフードの占める割合は減少傾向だそうな。子供達のうち、白人と黒人の子は減っているんだけど、ヒスパニックの子はまだ少し上昇傾向。それでもまあ、全体としてはよい傾向だと専門家はコメントしてます。

ダイエット関係のいろんなニュースが一般誌で出てるばかりか、学術論文でもいろんな研究者がいろんな説をまじめに出してるとこをみると、かなり米国社会はこの問題を気にしているんでしょう。それでも「ちょっと、遅かったんじゃないの?」と思うくらい彼らはごついと思いますが・・・俺もがんばろっと。

フレンチの巨匠と開発した「ヱビス」(産経新聞) - goo ニュース
サッポロはレギュラーのビールを造るのはたいしたことないのに、プレミアムタイプは上手です。いいのを造ります。今度のは、フランス料理の巨匠、ジョエル・ロブション氏と共同開発した缶ビールだそうです。まじ美味いよ。飲む前、私ゃ、ジョエル・ロブション氏の方が心配だったんですが、欧州で出しても遜色ないくらいの出来だったデスだよ。でも、缶ビールだからなぁ・・・パリやモナコで開いた試飲会では高い評価を得たそうだが、たぶん試飲会ではグラスで出したと思う。缶で出したらその時点でアウトだったろうな。んま、美味いかったよ。うん。

本日のお酒:YEBISU 薫り華やぐエビス + 立山 本醸造
コメント
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