衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

ボーダーレス社会、ボーダーレス ファッション・・・・

2011-02-10 12:49:57 | 衣・考
時代のキーワードの一つとして

「ボーダーレス」がある。

国籍、性別、宗教、貧富などなど、

それぞれの違いでできてしまっている「境界線」を取り外して

考えてみよう、行動してみようという動きである。

ファッションデザインを考えるときには

こういう時代のキーワードが

学生作品のテーマとして採用される。

昨年も、今年もあった。

昨年は「素材のボーダーレス」ということで、

1枚の衣服が、薄い素材から厚い素材へグラデーション変化しているかのような作品、織組織から網組織へ

と変化していくもの、繊維自体が徐々に柔らかいものから堅いものへ(シルクから金属へなど)というふう

なものが提案された。

今年は、他の学生が「オケージョンの・・・」など。



で、本日の写真は、

昨日と同じ本のページより

Manel Torres のデザインです。

皮膚のような?

服でもあり、ヘアデザインまでつながっていて

でもかつらでもなく・・・・