バイクのココって走りにもっとも重要な部分なんです。。。
ステアリングステムのベアリング。
ハンドルを切ると前輪、フォークが丸ごと右、左に動きますが、この動きはステアリングステムのシャフトを中心に回転しているんです。
そのシャフトを支えているのが、ベアリングです。
上の写真はステムを外して、外したベアリングと新品のベアリングを並べてパチリしたところです。
で、なにが重要なのかっていうと、、
もちろん曲がっていたりすれば正確な動きをしないのは当たり前ですが、、、事故車などは。
普通に使用していても痛んでくるんですよ、ベアリングが。
ベアリングはスムーズに回転してはじめてハンドルの切れ味が良いのですが、、、
ベアリングのグリスが切れて動きが悪くなったり、グリス切れからサビが発生したり、、、水の浸入でサビついたり、、、あるいは強い衝撃でベアリングに打痕が入り、不自然な動きになったり、、、調整不良でベアリングが痛んでしまったり、、、理由はいろいろありますが、、、ベアリングが調子悪いとハンドリングに影響が出るんですよ。
バイクに乗っていて、、、なんか?変??? 直線を真っ直ぐに走っているのに、ふらふらする、、、カーブがスムーズに曲がれない、、、ブレーキをかけるとフロント部分がカタカタする、、、などなど、変な感じ?って感じた事ありませんか?
そんな時はなにか不具合が発生して調子を崩している、、、兆候です。
一番の不具合部分が、、、このベアリングですね。
バイクにジャッキをかけて、フロントを浮かしてハンドルを左右に切ってみてください。
スムーズなら良いにですが、動かすのが重い、ゴロゴロ引っかかる、ある部分で動かない、前後に揺するとガタガタする、、、などの異変がある場合はベアリングに痛みがあります。
ですので、こんな時は、いさぎよく交換です。
ステム、この部分を取り外すには、、、
前輪、フォークを外して、、、
ライトやトップブリッジを外します。
ステムシャフト上部のナットを外して、
ステムを丸ごと外します。
この写真は下のベアリング部分です。
ベアリングにも種類があり、このバイクの場合はボールとレースが組み合わさってひとつのベアリングになっています。
これは上のベアリングになります。
このバイクの場合、、、製造から30年?も経っていますので、グリスも油分が無くなっていて、潤滑剤としての機能を果たしていませんね。
ベアリングを新品に交換しますので、レースをフレーム、ステムより外して、
打ち換えます。
そしてボールにグリスをたっぷり付けて、、、
ステムを元通りに組み付けます。
この通り、元通り。。。
ステムベアリング、バイクのキモです。
老メカ、お仕事がバイクメカですので、自分のバイクを手に入れたら、新車中古車を問わず、ステムベアリングとリアサスのリンクは分解&グリスアップをします。
ばらしてどんな状態だったか?その後どう変化したのか?
こんな経験が知識になっていくのかなって思います。
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