当店のこのブログで11月11日にアップした
シグナスX、シグナスX SR、アクシストリートに関する改善対策について
http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/5e82f4836ac22147dbaa15a5147da460
という題の記事ですが、、、
ついにメーカーよりお客様に案内状が発送され、お客様からお問い合わせや直接のご来店が始まりました。
自分たちメカニックにはこの数日は対応に追われて忙しく、お客様の都合に合わせての段取りなど、、、ちょっとパニックぎみになっています。
本日も直接ご来店のお客様のバイクを数台、交換作業をコナシたり、、、
お客様にはお手間とらせて申し訳ありませんが、、、
後輩メカは笑顔を絶やさず作業を進めていましたが、、、心では泣いている(怒っている)んです。。。
作業内容は、、、駆動系のプーリー交換の案件と、エンジンのシリンダーヘッド、ピストンの清掃、ガスケット交換の案件 のふたつが今回の改善対策(名称は違いますが、リコールと同等の扱いになります。)になります。
老メカイシダも今日はこの作業をやり始めました。
外装部品を取り外して、、、
エンジン廻りに取り付けてある補器類も取り外します。
シリンダーのカバーを外すとやっと患部が見えてきました。
そして、、、
ボルトナットなどを外すとこの様に分解できます。
シリンダーヘッドは、、、
さらに細部の部品まで取り外して、、、カーボン除去をします。
そして、、、洗浄、組み立て、、、となっていくのですが、本日は時間切れになり、また明日の作業になってしまいました。。。
この様なオーバーホールや部品交換の工数はメーカーが定めていまして、、、今回老メカが行っている作業は 標準作業時間は4.2時間 になっていて、、、えーーーー、4.2時間じゃ出来ないよ!っていうのが、自分たちメカの本音になります。
でもこれには従うしかなく、、、その4.2時間分の工賃がメーカーより支払われるのですけど、、、少ないので、伝票をチェックしているい社長はいつもいつも文句を、、、言っています。。。
でもでもメーカーも辛いですよね。
1台1台にその分の工賃と改良した部品代がかかり、メーカーの対応する人員、時間などなどすべてがマイナスになってしまうんですから。まったく利益にならない!
でもお客様、ユーザー様には安全、安心にバイクを乗っていただかなくてはならない義務がありますので、今回のような対応をする事になります。
当店のお客様にはもうメーカーより案内状が届いていると思いますが、とりあえず連絡を下さい。
お客様のご都合に合わせて予定を組み作業をいたしますので。
お手間を取らせますが、よろしくお願いします。
今回の改善対策をする車両台数は合計78683台。
そのうち当店で販売した車両が?????台。
販売した分の車両は自分たちメカニックががんばるしかないんですが、、、
メーカー価格が22万のバイクに改修費用が ん・万円もかかっていては、利益になりませんね。
メーカーももう少し慎重な設計をして、リコールを減らす事ができないのかなあ。
そんな事を思う老メカでした。
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