一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

原因究明、、、キャブレターを分解してみました。

2016年08月26日 | メンテナンス

 

 

 

 

 

 

 

 

さあて、、、キャブレターを分解していきます。

 

 

 

 

ダイヤフラムの上蓋を外すと、、、こんな写真です。

 

 

黒い薄い膜がダイヤフラムになります。

 

 

で、調子が良かったのは、、、2番キャブで、、、

 

 

 

 

このように外側がきっちりキャブレター本体の溝にに装着されていましたが、、、

 

 

 

 

他の3個のダイヤフラムは、、、ずれて装着されていました。

 

 

 

 

 

 

 

ここです。

 

 

 

 

 

 

ずれたまま上蓋を閉めてしまっていますので、、、吸入負圧が発生してもスライドピストンは上にひっぱり上げる事が出来ません。。。

 

 

一度人の手が入っていますので、、、組み込む時に、、、挟んで、ずれたまま蓋をしてしまったのかなあ。。。

 

 

使用時にずれる事は無いと思いますが。

 

 

自分も、、、ココの取り付け作業の時は、、、慎重にいたします。

 

 

取り付ける時の コツ もあるんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもでも、、、2番のみ元気が良かったから、、、一応走れていたんだと思います。

 

 

1,3,4番のシリンダーは、、、スロットルを廻して、、、スロットルバルブ(バタフライ)が開いても、、、スライドピストンは上昇せず、、、でもエンジン回転は一応上がるけど、必要な空気(最適な混合気)が入らなかったので、、、燃焼状態が悪く、、、馬力が出なかった。。。こんな所だと思います。

 

 

 

 

パワーチェックを見ても、、、高回転では馬力が落ちていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロート室も開けて点検いたします。

 

 

 

 

 

パイロットスクリューの戻しを確認します。

 

 

 

 

4個とも1回転???戻しでした。。。

 

 

マニュアルでは2回転と1/4戻しです。

 

 

1回転ですと、、、アイドリング~低回転の時の混合気が少ない、、ので、排ガス測定時の値は低くても良いはずですが。。。

 

 

 

 

 

 

パイロットジェットとメインジェットを外して、、、見ます。

 

 

お客様からの事前の情報ではジェットが交換してある、、、との事でしたが、、、

 

 

 

 

うーーーーん、、、パイロットジェットとメインジェット、、、両方とも交換されているようです。。。

 

 

パイロットジェットは5番アップ。。。

 

 

5番アップという事は、、、アイドリング~低回転時の混合気が濃い設定です。

 

 

このあたりが排ガス測定で5%以上出ていた原因???

 

 

パイロットスクリューを1回転戻しなのに。。。

 

 

 

 

 

メインジェットは、、、なんと!10番ダウンされています。

 

 

ちょっと???意味不明です。

 

 

エンジン回転が中~高回転で不調だったので、、、番手を落としたのか???プラグが真っ黒だったから???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーーーーーん、、、

 

 

良く解らないので、、、とりあえずノーマルの番手のジェット類、新品のダイヤフラム(スライドピストンassy)、その他キャブレターオーバーホールに必要な部品、、、プラグ、ハイテンションコード、、、などなど、、、新車設定時の仕様に戻して、、、

 

 

ここからスタートですね。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

こういう修理?調整?って、、、むずかしいです。

いろんな所に、、、隠れていますね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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