ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

静岡 牧之原市長に西原氏が3選

2013-10-28 05:40:23 | Weblog
静岡 牧之原市長に西原氏が3選 2013年10月28日 静岡
http://www.at-s.com/news/detail/828833651.html
 任期満了に伴う牧之原市長選は27日、投票が行われた。即日開票の結果、現職の西原茂樹氏(59)=無所属=が、新人名波力氏(67)=同=を破り、3選を果たした。投票率は前々回を15・92ポイント下回る62・29%で過去最低だった。定数16の市議選は、18人が争った。
 市長選は、組織戦を展開した西原氏が自民支持層に加え、無党派層からも幅広い支持を得た。2期8年の実績を訴え、市民協働のまちづくりや中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の永久停止を掲げ、市内全域に浸透した。名波氏は市の財政再建を前面に押し出して訴えたが、及ばなかった。
 午後9時50分ごろ、同市相良の西原氏の事務所に当選確実の一報が入ると、支援者から「やった」「おめでとう」と歓声が上がった。拍手で迎えられた西原氏は「津波防災対策を充実させ、浜岡原発の永久停止を引き続き訴えていく。今後も市民と一緒にまちづくりを進め、活力ある牧之原を目指したい」と3期目の抱負を語った。
★静岡県牧之原市 市長選挙結果(投票率62.29%)
当 15908 西原茂樹(59) 無現
  7722 名波力(67) 無新



 静岡県牧之原市は2005年10月に相良町と榛原町が合併して誕生した人口約4.6万人の市で、市長選は現職で3選を目指す59歳の西原茂樹氏に、内装工事会社役員で67歳の名波力氏が挑みましたが、
 2期8年の実績に加えて、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の永久停止と再生可能エネルギーの導入のほか、津波防災対策、市民協働のまちづくりなどを訴えた西原茂樹氏が15908票を獲得して
 財政健全化を掲げ、沖縄徳洲会に指定管理を委託している榛原総合病院について、医療法人と開業医の集合体「医療モール」への移行を訴え7722票を獲得した名波力氏   をダブルスコアの大差で危なげなく退けて3選を決めました。

長野市長に加藤氏初当選 新人5人の争い制す

2013-10-28 05:36:20 | Weblog
長野市長に加藤氏初当選 新人5人の争い制す 2013年10月28日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20131028/KT131025ATI090027000.php
 任期満了に伴う長野市長選と市議補選(欠員定数1)は27日投開票し、市長選は新人で前長野商工会議所会頭の加藤久雄氏(70)=無所属、東町=が、元県議の高島陽子氏(45)=三輪、県労連副議長の菅田敏夫氏(61)=青木島町大塚、元県林務部参事の河合博氏(64)=柳町、会社役員の橋本将之氏(33)=高田=の新人4氏を破り、初当選を果たした。次点の高島氏とは2万1768票の差がついた。任期は11月11日から4年。
 市長選の投票率は42・00%で、48・82%だった2009年前回選を6・82ポイント下回り、05年の36・96%、01年の39・59%に次いで過去3番目の低さとなった。
 加藤氏は、市内の経済人らに推される形で告示の1カ月前に出馬を正式表明。企業経営や商議所活動の経験を生かし、「市行政に民間感覚を取り入れる」とした。今期で引退する鷲沢正一市長の後援会長を務め、「市政の継続性」を重視する有権者に浸透。15年の善光寺御開帳や北陸新幹線金沢延伸を経済活性化に生かすなどと訴えた。
 定数39の市議会で18人を占める最大会派の新友会、公明党市議団、長野商議所の政治団体「長野商工連盟」などの推薦を受けた。支援を受けた自民、民主両党の国会議員、県議の後援会などを通じて組織的な選挙戦を展開。終始リードを保った。
 高島氏は「人を二の次にしてきた市政を転換する」と鷲沢市政を批判。子育て世代の支援や医療福祉の充実を訴えた。民主党の支持層に浸透、選挙戦終盤に追い上げたが、前回選で落選した元外資系ホテル日本支社長高野登氏に投票した人など市政転換を求める層の票を菅田氏らと奪い合う形にもなり、及ばなかった。
 菅田氏は「暮らしを大切にする市政に転換する」とし、共産党県委員会や、前回選で高野氏を支えた人の一部などに支えられたが、伸びなかった。河合氏は新長野市民会館建設など大規模プロジェクト事業の休止を訴え、個人的なつながりをつてに活動したが浸透しなかった。県内の経営者らでつくる政治団体「県政連絡協議会」などの支援を受けた橋本氏は、世代交代を主張したが広がらなかった。
★長野県長野市 市長選挙結果
当 56424 加藤久雄 無新
  34656 高島陽子 無新
  19496 菅田敏夫 無新
  9968 河合博 無新
  7681 橋本将之 無新


 長野市は県都で37.9万人程の市で、市長選は現職の鷲沢正一氏が引退を表明したことから、元県参事で64歳の河合博氏、前長野商議所会頭で公明が推薦&自民・民主も支持に回った70歳の加藤久雄氏、県労連副議長で61歳の菅田敏夫氏、元県議で45歳の高島陽子氏、不動産会社社長で33歳の橋本将之氏の5新人による争いとなりましたが、
 市職員の意識改革に取り組むと主張すると共に、15年の善光寺御開帳を「官民の力で成功させ、経済浮上の足掛かりにする」と強調した加藤久雄氏が56424票を獲得して
 「現市政は人を二の次にしてきた」と批判。子育て経験を踏まえ「成長している人に一番近いリーダーになれる」と強調して34656票を獲得した高島陽子氏
 「福祉医療費の給付を小学6年までから中学3年までに広げる」「再生可能エネルギーを雇用創出に生かす」と訴え19496票を獲得した菅田敏夫氏
 「今の長野市は安心して子育てや介護ができる仕事が少ない」と強調。「豊かな自然資源を生かし、新たな産業を呼び込む」と訴え9968票を獲得した河合博氏
「未来性のある輝く長野市をつくる」と主張。冬季五輪開催都市としてのブランド活用を念頭に「長野市を売り込む」と訴え7681票を獲得した橋本将之氏 を退けて初当選を決めました。
 新人同士の争いは最後は組織力と知名度の差が勝ったのか加藤久雄氏が勝利。前長野商議所会頭の加藤久雄氏がどのような舵取りをしてくれるのか要注目です。

神奈川 川崎市長選:福田氏が初当選、相乗り秀嶋氏破る

2013-10-28 05:29:40 | Weblog
川崎市長選:福田氏が初当選、相乗り秀嶋氏破る 2013年10月28日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310280001/
 任期満了に伴う川崎市長選は27日投開票され、無所属の新人で元県議の福田紀彦氏(41)が、いずれも無所属新人の元川崎市財政局長の秀嶋善雄氏(44)=自民、民主、公明推薦=、女性団体役員の君嶋千佳子氏(63)=共産推薦=の2氏を破り、初当選した。福田氏と秀嶋氏の差はわずか数千票という激戦となった。投票率は32・82%で前回を3・27ポイント下回り、過去2番目に低かった。
 今市長選は、前回の地下鉄整備計画など市政を二分する大きな争点は見当たらず、現市政への評価や少子高齢化への対応などが問われた。
 前回民主推薦の福田氏は、今回は政党推薦を求めずに再挑戦。秀嶋陣営を「官僚天下り市長」や「3党相乗り」と批判し、川崎市出身と前回出馬の知名度も生かして無党派層の支持を広げた。習熟度別クラスや中学校給食導入など教育・子育て施策中心に訴えた。阿部市政へのスタンスは、臨海部の特区事業を評価しつつも福祉政策などに転換が必要としていた。
 阿部市長の路線を継承し、発展させると訴えた秀嶋氏は、主要3党や連合神奈川の組織力を背景にしたが、知名度不足もあり一歩及ばなかった。子育て支援や高齢者福祉などの政策を掲げ、行財政改革の断行で財源を生み出すと訴えた。
 唯一の女性候補で共産推薦の君嶋氏は、いち早く出馬表明。阿部市政からの政策転換を訴えたが、支持は広がらなかった。当日の有権者数は113万8283人(男58万1357人、女55万6926人)だった。
★神奈川県川崎市 市長選挙結果(投票率32.82%)
当 142672 福田紀彦 無新
  139814 秀嶋善雄 無新=自民、民主、公明推薦
  85475 君嶋千佳子 無新=共産推薦



 神奈川県川崎市は人口約147.8万人の東京都と横浜市の間に位置する政令指定都市で、市長選は3期12年現職を務めた阿部孝夫市長が引退を表明したことから、元総務官僚で自民・公明・民主が推薦する44歳の秀嶋善雄氏、4年前の前回市長選に続いて今回も出馬した元神奈川県議で41歳の福田紀彦氏、元横須賀公共職業安定所次長で「新日本婦人の会」中原支部長で共産が推薦する63歳の君嶋千佳子氏の3新人による争いとなりましたが、
 「霞が関の天下り市長はいらない。市民市長の誕生を」と体制刷新を訴えると共に、公約として、小学校高学年からの習熟度別クラス導入、シニア世代を活用した「地域の寺子屋」による学力向上を挙げる。待機児童は1年で解消、小児医療費は小学校卒業まで無料化し、中学校給食も導入すると述べた福田紀彦氏が14万2672票を獲得して
 「阿部市政の継承」を打ち出し、行財政改革も継続することを訴えると共に臨海部国際戦略総合特区を進め、医療関係の研究機関や企業の集積を図る。先端技術を生かした環境都市を目指し、待機児童の早期解消も掲げると語り13万9814票を獲得した秀嶋善雄氏
 「福祉を削り、大規模事業に税金を投入してきた。市民の暮らし最優先の市政へ転換したい」と阿部市政の行財政改革を批判。認可保育所増設による待機児童解消や自校方式での中学校給食実施のほか、小児医療費は中学生まで無料化するとしている。福祉・教育・防災分野で約6000人の雇用を創出し、川崎港コンテナターミナルなどの大型開発は見直すと語り85475票を獲得した君嶋千佳子氏 を破り3つ巴の新人同士の争いを制して初当選を決めました。

 それにしても、4年前の前回選挙選でも117456票を獲得して当時の現職に28232票差まで迫った福田氏ですが、今回は自民・公明・民主の相乗り候補を見事破って4年前の雪辱を果たしましたね。
 同じ政令指定都市の市長選 それも新人同士の争いでも神戸市長選は相乗り候補がかろうじて逃げ切りましたがこちらは挑戦者が勝利。まずはどのような舵取りをしてくれるのかお手並み拝見かと思います。

兵庫 西脇市長選 片山氏が当選

2013-10-28 05:26:27 | Weblog
西脇市長選 片山氏が当選 2013年10月28日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006452087.shtml
 任期満了に伴う西脇市長選は27日、投開票され、無所属新人で織物機械商社社長の片山象三氏(52)=自民推薦=が、無所属新人で前市会議長の池田勝雄氏(58)を破り、初当選した。同市は2005年の合併を挟んで市職員生え抜きの市長が3代続いていたが、民間企業経営者が市政のかじ取りを担う。投票率は54・73%だった。
 同市では、播州織や釣り針などの地場産業振興や少子高齢化、水害対策などが課題となっている。前回無投票だった市長選は、現職の来住寿一氏(69)が引退を表明し、8年ぶりの選挙戦となった。
 片山氏は環境に配慮したまちづくりで同市をブランド化する構想を掲げ「西脇のイメージを向上させ、地場産業振興や企業誘致につなげる」と訴えた。地元の商工関係者や国会、県会議員らの応援を得て支持を広げた。
 池田氏は旧黒田庄町議時代から21年間の議員経験をアピールしたが、及ばなかった。
★兵庫県西脇市 市長選挙結果(投票率54.73%)
当 11643 片山象三(52) 無新=自民推薦
  7013 池田勝雄(58)無新


 兵庫県西脇市は県の中央やや東に位置する2005年10月に旧西脇市と黒田庄町が合併して発足した人口約4.1万人の市で、市長選は2005年11月から2期8年現職を務めた來住壽一氏が引退を表明したことから、市長選は58歳で前市議の池田勝雄氏と織物機械商社社長で自民が推薦する前市議で52歳の片山象三氏の一騎打ちとなりましたが、
 環境に配慮したまちづくりで同市をブランド化する構想を掲げ「西脇のイメージを向上させ、地場産業振興や企業誘致につなげる」と訴えた片山象三氏が11643票を獲得して
 旧黒田庄町議時代から21年間の議員経験をアピールして7013票を獲得した池田勝雄氏を振り切って新人同士の争いを制しました。

神戸市長選は与野党相乗りの久元氏が樫野氏を僅差で振り切って逃げ切り

2013-10-28 05:17:57 | Weblog
「神戸の元気取り戻す」 激戦制した久元氏 神戸市長選 2013年10月28日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006452649.shtml
 薄氷の勝利だった。27日投開票の神戸市長選は、総務官僚出身の元同市副市長久元喜造氏(59)=自民、民主、公明推薦=が激戦を制した。矢田立郎市長(73)からの後継指名、3党相乗り、霞が関で築いた人脈‐。態勢は盤石に見えた。しかし、組織に担がれた「役人候補」に市民は厳しい視線を注いだ。約5700票差の辛勝。新リーダーは試練の船出を迎える。
 午後11時前、神戸市中央区の事務所。「当選確実」の報を受けて姿を見せた久元氏は、支援者の拍手に応えて両手を高く掲げた。
 市政与党の3党が前面に出た選挙戦だった。知名度の低さを補うように、高い支持率を維持する自民党から党幹部や現職閣僚が続々と来援。民主党や公明党の市議も連日街頭に立った。
 久元氏自身は、総務省での豊富な行政経験と政権中枢への近さをアピール。街頭では盛んに「地方自治一筋」「安倍内閣との強力なパイプをつくる」と強調し、「安定感」を押し出した。
 しかし、その訴えはときに「官僚くささ」につながった。停滞感が漂う街に変化を求める市民には、響きにくかった。
 役所の内部を知るが故に、公約も安全運転に徹した。神戸再生の起爆剤として都心再開発を掲げたが、具体像は「1年以内にビジョンを描く」とするにとどめた。迫力の乏しさは、推薦政党や団体など“身内”の結束にも影を落とした。
 「市民の知恵を集め、神戸の元気を取り戻したい。神戸のために燃焼し尽くしたい」
 責任の重さをかみしめるように、真剣な表情で語った久元氏。154万都市の新リーダーは審判を終えてなお、市民の信頼獲得という課題に直面することになる。
★兵庫県神戸市市長選挙結果(投票率36.55%)
当 161889 久元喜造 無新=自民、民主、公明推薦
  156214 樫野孝人 無新
  53393 森下裕子 無新
  46692 貫名ユウナ 無新=共産推薦
  26548 久本信也 無新


「政策伝えきれなかった」 再び涙の樫野氏 神戸市長選 2013年10月28日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006452648.shtml
 「役所の代表ではなく、市民の代表を」。会社社長樫野孝人(かしのたかひと)氏(50)は市民派を強調し、3党相乗りの元神戸市副市長久元喜造(ひさもときぞう)氏(59)=自民、民主、公明推薦=に迫ったが、わずかに届かなかった。前回の同市長選でも約7900票差で惜敗。雪辱を期し、この4年間で積んだ行政職の実績を強調し変革を訴えたが、組織の壁は厚かった。
 「相手は、役所ぐるみの巨大な戦力だ」。矢田立郎市長が後継指名した久元氏を強く意識した選挙戦だった。助役(副市長)出身者が市長を担い続ける市政を「64年間の鎖国」と批判し、民間の経営力の重要性を訴えた。
 中盤に入り、劣勢が伝えられると、明快で大胆な政策を強調した。華々しい三宮の再開発や「ポートピア2018」構想。中学3年までの医療費無料化、学童保育の延長など生活に密着した公約も具体的に挙げた。
 市政変革を求める市民の受け皿となり、インターネットの積極的な活用で終盤に猛追。しかし、現実的な訴えを無難な表現でまとめる久元氏を突き崩すまでには至らなかった。
 3党相乗りという組織力に対し、樫野氏はみんなの党の支援にとどまり、懸案だった支持基盤の弱さが最後まで響いた。
 午後11時すぎ、三宮の事務所に姿を見せた樫野氏は、支援者に深々と頭を下げた。「前回は『何となく樫野』。今回は『樫野じゃないとダメ』になったが、私の考えや政策を伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。
 報道陣から、今後について問われると、「全くの白紙」と答えた樫野氏。途中で言葉に詰まり、200人を超すボランティアから「頑張れ」と声援や拍手が飛ぶ。「みんなに会えてよかった」とほほ笑んだ。


女性候補2人、得票伸ばせず 神戸市長選 2013年10月28日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201310/0006452647.shtml
 元神戸市議の森下やす子氏(48)と、政治団体共同代表の貫名ユウナ氏(61)=共産推薦、新社会支持=の女性候補2人は票を伸ばせず、落選が決まった。
 自民党員だった森下氏は党の推薦が得られず、離党して立候補した。大きな組織がないことを逆手に「しがらみのない政治ができる」と強調。市議3期の経験や初の女性市長誕生などを訴えたが、届かなかった。
 共産党員で新社会の支持も得た貫名氏は、平和運動などの幅広い活動実績を掲げて臨んだ。現市政を「開発優先」「弱者切り捨て」と批判し、福祉の充実などを主張。幅広い層への浸透を狙ったが、支持は広がらなかった。



 兵庫県神戸市は人口約154万人程の県都・政令指定都市で、市長選は3期12年現職を務めた矢田立郎氏が引退を表明したことから、前副市長で自民・公明・民主が推薦する59歳の久元喜造氏、政治団体共同代表で共産が推薦する61歳の貫名ユウナ氏、前市議で自民を7月に離党した48歳の森下裕子氏、経営コンサルティング会社社長で50歳の樫野孝人氏、建築業で58歳の久本信也氏の5新人による争いとなりましたが、
 矢田市長の後継指名を受けた久元喜造氏が16万1889票を獲得して
 前回約8000票差で現職矢田氏に敗れるも再挑戦して15万6214票を獲得した樫野孝人氏 をかろうじて振り切って初当選。
 市議3期の実績や、子育てを経験した女性としての視点を強調。「しがらみのない市民派」を前面に掲げた森下裕子氏は53393票を獲得。
 核兵器廃絶など長年の市民運動の経験を生かし、脱原発派の若者らにも政策をアピールした貫名ユウナ氏も46692票を獲得。
 久本信也氏も26548票を獲得しました。

 樫野孝人氏は前回も現職相手に7900票差まで追い上げたものの、今回は更に接戦の約5700票差で2度も後一歩のところを及ばず。
 どうもみんなの党の支持層を樫野氏と森下氏が取りあう形になってしまったようで共倒れする結果に。
 一方の自民・民主・公明相乗りの久元喜造氏は候補も乱立して本来ならもっと有利に選挙戦を戦えるはずなのにこれだけの苦戦。まずは最初の4年間でどれだけの実績を打ち出せるかが勝負になりそうですが、2位樫野氏と3位森下氏による票の奪い合いがなければ与野党相乗り候補が敗れる波乱が起きる可能性もあっただけに、迎える市民の目も厳しいものになりそうです。

宮城県知事選 村井氏3選

2013-10-28 05:16:38 | Weblog
宮城県知事選 村井氏3選 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131027t11037.htm
 任期満了に伴う宮城県知事選は27日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の村井嘉浩氏(53)が、無所属新人で弁護士の佐藤正明氏(65)=共産推薦=に大差をつけ、3選を果たした。有権者は、東日本大震災からの復興のかじ取りを引き続き村井氏に託した。
 投票率は2009年の前回(46・57%)を大幅に下回る36・58%で、過去2番目に低かった。
 村井氏は災害公営住宅の整備など被災者の生活再建の取り組みを強調。10~30年先を見越した「創造的な復興」を掲げ、農業の大規模化や仙台空港の民営化、大学医学部新設などを訴えた。広域防災拠点整備、大型研究施設誘致も打ち出した。
 佐藤氏は「村井県政は大企業優先で県民の声が届いていない」と批判。暮らしや福祉重視の姿勢を前面に出して現職の批判票を狙ったが、広がりに欠けた。
 当日の有権者は188万3905人(男90万6797人、女97万7108人)。
★宮城県知事選挙結果(投票率36.58%)
当 591265 村井 嘉浩 無現
  92790 佐藤 正明 無新=共産推薦



 宮城県知事選は、現職で3選を目指す53歳の村井嘉浩氏(自民党、日本維新の会、公明党、みんなの党が支援)に、弁護士で共産が推薦する65歳の佐藤正明氏が挑みましたが、
 被災者支援のほか、「創造的な復興」を掲げて産業の安定成長を目指すと共に、東北への大学医学部新設や広域防災拠点整備も打ち出すと訴えた村井嘉浩氏が59万1265票を獲得して
 被災者対象の医療費窓口負担などの減免措置の再開や水産業復興特区の見直しを訴え、「村井県政は県民を切り捨てる政治」と対決姿勢を強調して9万2790票を獲得した佐藤正明氏    に6.37倍の圧倒的大差をつけて3選を決めました。


富士フイルム、1万円前後のデジカメから撤退へ

2013-10-27 14:06:40 | Weblog
富士フイルム、1万円前後のデジカメから撤退へ 2013年10月19日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131018-OYT1T01014.htm
 富士フイルムは18日、来年中に安価なコンパクトデジタルカメラの開発を中止し、事実上撤退する方針を明らかにした。
 高画質カメラを搭載したスマートフォンに押され販売台数が落ち込んでいるためで、高価格帯の商品開発に注力する。
 富士フイルムは、1万円前後が中心の安価なデジカメの機種数(約20種類)を今年度中に半分程度まで減らす計画だったが、来年中には開発をやめる。担当者は成長が期待できるスマホのカメラ部品の開発に振り向けるという。



 私は軽くて便利という理由でオリンパスの低価格デジカメを使っている(HPに掲載されていないので今使っている品番については多分生産中止になったのでしょう)のですが、まさかオリンパスより高シェアを持つ富士フィルムが低価格デジカメから撤退するとは吃驚ですし、スマホカメラの解像度が改善されてきているとはいえ、ここまでコンデジのシェアを奪っているとは知らなかったのですが、採算が合わないと見なされてしまったのでしょうか…。
 銀塩フィルムがなくなっていき、コダックが経営破綻に追い込まれたと思ったら、使いやすいデジカメも1眼レフの普及とスマホの間に挟まれる形で、一世を風靡した低価格デジカメも一転淘汰される側に…。
 時代の流れと言えばそれまでですが、複雑な心境にさせられます。

インドの吃驚ニュース2本

2013-10-27 14:01:19 | Weblog
印で密造酒飲み42人死亡、工業用メチル混入か 2013年10月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131020-OYT1T00567.htm?from=ylist
 インド北部ウッタルプラデシュ州で、密造酒を飲んだ住民が体調不良を訴え、17~20日の間に少なくとも42人が死亡、40人以上が入院した。
 同州警察当局は、密造酒の製造販売に関与した疑いで32人を逮捕した。
 同州保健当局などによると、密造酒にはアルコール度数を上げるために工業用のメチルアルコールが混入された可能性があるという。
 インドで密造酒の値段は、市販の酒の半額以下で、貧困層が秘密裏に入手し、トラブルに巻き込まれるケースが後を絶たない。2011年には、西ベンガル州で密造酒を飲んだ170人以上が死亡した。

「車の邪魔」自転車禁止、違反者に罰金科す都市 2013年10月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131021-OYT1T00179.htm?from=main8
 インド東部の大都市コルカタ(旧称カルカッタ)中心部で、「車の邪魔」との理由から自転車の通行が禁止され、市民が困惑している。
 市民団体は「環境に優しい自転車が見直されている世界の風潮にも逆行し、国の恥」と禁止撤回を求め、行政当局を提訴する構えだ。
 人口約1400万人のコルカタは1日平均数十万台の車と自転車が行き交い、狭い道が多い中心部の渋滞が慢性化。当局は9月以降、渋滞解消のため174の道路で自転車を排除し、違反者から罰金110ルピー(約173円)の徴収を始めた。
 自転車はインドで主要な交通手段で物品の運搬にも利用されており、市民団体によると、約250万人の生活に支障をきたしているという。同団体メンバーのビネ・ジャジュ氏は「渋滞は解消されず、大気汚染が悪化。通行制限が必要なのは車だ」と話した。



 何日か前の話題ですが、インドで吃驚ニュース2本です。
 工業用アルコールを使って密造酒を作るというのは太平洋戦争終了直後の昭和20年代の日本でも発生して失明した方が出たと聞いていますし、新興国では時折聞く話ですが、
 後者の大都市コルカタの自転車よりも車を優先して罰金まで取るというのは、一体市としてどういう方向にもっていきたいのか意味不明で、本気で『何これ?』と思います。

 仮に規制するならば、むしろ渋滞緩和目的で1日交代で奇数ナンバーと偶数ナンバーの乗り入れを規制する中国方式の方がまだ現実的ではないかと思うのですが、リヤカー式自転車を大都市から追い出したい都市側の思惑でもあるのか…(困惑
 大気汚染防止の観点からも、規制すべきなのは環境に優しい自転車ではなく車の方ではないかと思いますが、この珍規制。当然裁判沙汰まで発展するでしょうし、裁判所がどのような判断を下すのかが注目されることになると思います。

確定拠出年金、掛け金上限上げ 来秋にも2~3割 政府方針

2013-10-27 13:56:15 | Weblog
確定拠出年金、掛け金上限上げ 来秋にも2~3割 政府方針 2013年10月27日 日経
 運用の成績に応じて受け取る年金の額が変わる確定拠出年金(日本版401k)で、政府は企業・個人が毎月出す掛け金の限度額を引き上げる方針だ。企業が単独で出す場合でいまの月5万1千円を6万円程度にして、全体として2~3割引き上げる案を検討している。自助努力で老後の備えを増やしやすくするとともに、預貯金を株式や債券に振り向ける「貯蓄から投資」への流れを後押しする。
 年末にまとめる2014年度税制改正に盛り込む予定で、厚生労働省と財務省で金額を含めた調整に入った。14年秋の施行をめざす。
 01年10月に導入した確定拠出年金は、加入者が自らの判断で掛け金を株式や債券などで運用できるしくみだ。採用している企業数で1万7千社、利用者は450万人程度いる。企業や個人が出す毎月の掛け金には税金がかからず、この非課税枠が掛け金の限度額となっている。
 いまの限度額は、ほかの企業年金を持たず、企業が単独で掛け金を出す場合で5万1千円と設定している。この限度額を来秋以降、6万円程度にする。他の企業年金と組み合わせて採用している場合の上限額も、連動して引き上げる。従業員個人だけで掛け金を拠出するタイプでは、いまの2万3千円の上限を3万円程度にする。04年10月、10年1月に続いて3度目の引き上げとなる。
 厚労省によると、従業員の勤続年数や年齢に応じ、掛け金も徐々に増やしていく独自のしくみを取り入れている企業が多いという。掛け金の平均額は1万2千円程度にとどまるものの、上限が引き上がれば、若い世代を含めた利用者・利用額がともに増えそうだ。企業にとっても賃金の後払いである従業員向け退職給付の選択肢が広がる。
 企業年金では、これまで厚生年金基金の利用が中小企業などで多く、基金は全国に約560ある。だが、来年4月から厚年基金の制度改革のための法律が施行する。加入者の減少や運用の失敗で財政難に陥った基金に5年以内の解散を迫る。
 厚年基金の資産残高は約27兆円にのぼる一方、確定拠出年金の積立額の累計は7.5兆円程度だ。確定拠出年金は掛け金を引き上げることで、厚年基金を解散した後の有力な受け皿の一つとなりそうだ。
 確定拠出年金は従業員一人ひとりの運用のやり方次第で将来受け取る年金額が変わるため、老後の資金は自ら確保するという機運が高まりそうだ。来年1月には少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)も始まる。個人の貯蓄から投資への動きがさらに広がれば、株式・債券市場を通じて成長企業にお金が回り、日本経済を活性化させる好循環につながる効果も期待しやすくなる。



 ん。拠出限度額の引き上げそのものは朗報ですし、実は昨年の2012年1月の確定拠出年金法の改正でマッチング拠出(企業型確定拠出年金制度に一定の条件のもと事業主の掛金に従業員個人の掛金を上乗せできる制度。従業員が拠出した掛金は全額所得控除の対象となります)も可能になっているのですが、一番の問題は企業側の従業員に対する投資教育が不十分(もしくは運営管理機関任せ)で、肝心の従業員側が元本割れリスクを嫌って元本確保型商品にばかり投資することで運用慣れしていないことや、毎月の加入月額がそれ程多くない人の場合は、401K加入企業を退職した後半年が経過しても必要な手続きを取らずに、運用資産が国民年金基金連合会に自動移管されてしまった後も
放置し続けることで、その間運用がされずに毎月の手数料分だけ資産が目減りしつづける問題であって、枠の拡大もよいのですが、制度加入者に対する啓発こそ真っ先になされるべきだと思うんですけどね。

 公的年金については、物価が上がらないことにしびれを切らしたのか、平成11年~平成13年にかけて本来下げるべきだった年金額を、10年以上も経った今になって3年かけて本来の水準に引き下げていく(いわゆる公的年金の「物価スライド特例水準の解消」=平成25年10月に1.0%、平成26年4月に1.0%、平成27年4月に0.5%ずつ引き下げる予定。公的年金の支給は前々月分と前月分の2カ月分をまとめて振り込むので12月支給分から減額になります)ことが決まっていますし、物価が本格的に上昇しはじめれば、マクロ経済スライドが稼働して実質的な支給水準の調整も行われていくわけで。
 
 公的年金の支給開始年齢も段階的に引き上げていくことが既に決まっているだけに、これまで以上に自助努力が求められていくことになるでしょうし、NISAもそうですが、お上(政府)側から発せられた隠されたメッセージ(公的年金だけでは十分な暮らしを送ることは難しいから自力で資産を形成してね)も1人1人が真剣に考えていかなければならない時代になったのかな…と思います。

由良川の橋、中央70m流失…京都・福知山

2013-10-26 13:51:40 | Weblog
由良川の橋、中央70m流失…京都・福知山 2013年10月26日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131026-OYT1T00456.htm
 26日午前6時頃、京都府福知山市で、由良川にかかる有路下ありじした橋(約140メートル)で、中央部約70メートルが流失しているのを巡回中の府職員が見つけた。
 大雨による増水の影響とみられる。橋はコンクリート製で、同日から通行止めになっていた。
 府中丹西土木事務所によると、橋は1955年建造のコンクリート製で、増水時は水面下に沈む潜没橋。同市内では23日朝からの降り始めの総雨量が172・5ミリに達していた。
写真映像 http://www.yomiuri.co.jp/photo/20131026-584693-1-N.jpg


 う~ん。事前に通行止めになっていて、増水時は水面下に沈む潜没橋とわかっていても、写真で見る限り、140メートルあるコンクリート橋の真ん中半分が、橋げたごと丸ごと流されてしまうというのは、ただただ絶句ですね。
 自然の脅威の前には人間の力など無力なことを改めて思い知らされますが、地元の方は復旧するまで近隣の橋まで遠回りしなければならず不便を強いられることだと思います。

永谷園 、シュークリーム専門店「ビアードパパ」を94億円で買収

2013-10-22 17:18:11 | Weblog
永谷園 、シュークリーム専門店「ビアードパパ」を94億円で買収 2013年10月22日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0IC1UO20131022
 永谷園は22日、シュークリーム専門店「ビアードパパ」などを手掛ける麦の穂ホールディングス(大阪市)を94億円で完全子会社にすると発表した。国内外に販売網を持つ麦の穂を買収することで、事業領域を広げる。
 麦の穂は国内でビアードパパを約160店舗展開。海外でも同業態中心に、中国や米国、エルサルバドルなど17カ国で175店舗を運営している。今後も50カ国に出店を予定している。



 うん? お茶漬けや即席みそ汁・ふりかけといった、どちらかと言えば乾物系のラインアップが中心の永谷園が、何故に正反対の方向のシュークリーム専門店を買収? と素朴な疑問が浮かんだのですが、どうやらこのシュークリーム専門店「ビアードパパ」なる店舗。
 北は北海道の釧路。南は鹿児島まで関東や関西・東海を中心に国内だけで157店舗を有する大手のようですね。
 シュークリームと言えば、私の世代では2001年に経営破綻した老舗シュークリームチェーン「ヒロタ」とそのヒロタを立て直したの21LADY株式会社の代表の広野道子さんを真っ先に連想してしまうのですが、シュークリームメーカーにとっては、資金繰り不安からの解消。永谷園にとっては事業多角化の一環+M&Aで時間を買うというウィンウィンな関係を目指すといったところなのでしょうか。
 ちなみに22日の永谷園は3円高の889円。明日は株価が反応するかも気になるところです。

熊本 玉名市長選は高嵜氏が蔵原氏振り切り再選

2013-10-22 06:19:22 | Weblog
玉名市長に高嵜氏再選 接戦、新人蔵原氏破る 2013年10月20日 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/main/20131020007.shtml
 任期満了に伴う玉名市長選と同市議選は20日投開票された。市長選は無所属現職の高嵜哲哉氏(68)が、無所属新人で元市議の蔵原隆浩氏(48)を接戦の末破り、再選を果たした。投票率は76・46%で、前回(81・46%)を5・00ポイント下回り、現玉名市となって最低。
 当選した高嵜氏は同市六田の選挙事務所で「常に市民目線を心掛け、ここに住んで良かったと市民が実感できる玉名市づくりを目指したい」と抱負を語った。
 高嵜氏は「新市庁舎の建設費を当初の基本計画から約20億円削減し、財政調整基金も33億円積み増した」などと財政再建を進めた4年間の実績を強調。2期6年間務めた旧玉名市長時代から培った人脈をフルに生かし、新人を振り切った。
 蔵原氏は「緊縮財政で地域の経済が疲弊している」などと市政運営を批判。自民党玉名市支部の推薦を受け、国や県と連携した経済活性化を訴えたが、一歩及ばなかった。
 当日有権者数は5万6224人(男2万6165人、女3万59人)。

玉名市議選、新議員24人決まる
 任期満了に伴う玉名市議選は20日投開票され、24人の新議員(男23、女1)が決まった。内訳は現職16、新人8。党派別では公明1、共産1、無所属22。維新は議席を獲得できなかった。
 合併新市となり3回目の選挙。今回は定数を2削減し、前回より3人少ない29人で争った。投票率は76・46%で、前回(81・46%)を5・00ポイント下回り、現玉名市となって最低。
 各候補者は地域経済の浮揚や福祉の充実などを訴えた。
★熊本県玉名市 市長選挙結果(投票率76.46%)
当 22068 高嵜哲哉氏(68)無現
  20390 蔵原隆浩(48) 無新


玉名市長選 高嵜さん接戦制し再選 1期目の実績訴え実る 2013年10月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20131020-OYT8T01055.htm
 玉名市長選は20日、投開票され、現職・高嵜哲哉氏(68)(無所属)が、新人の前市議・蔵原隆浩氏(48)(無所属)との一騎打ちを制し、再選を果たした。
 接戦を制した高嵜氏は同日午後10時過ぎ、事務所に姿を現した。支持者を前に、「市民が玉名に住んでよかったと実感できるような市政運営を目指す」「『精いっぱい努力しろ』と市民が押し上げてくれた」などと語った。
 選挙戦で、高嵜氏は財政健全化の取り組みなど1期目の実績を強調。基幹産業の農業振興や企業誘致の推進、現在は小学6年までの医療費無料化を中学3年まで拡大することなどを公約に掲げ、支持を広げた。
 一方、蔵原氏は国や県との連携を強化して施策を進める必要性を主張。九州新幹線・新玉名駅前の開発促進、市の支所機能の強化なども打ち出したが、及ばなかった。



 熊本県玉名市は、2005年10月に旧玉名市と岱明町・横島町・天水町が合併して発足した県北部の人口約6.8万人の市で、市長選は4年前の前回選挙選で当時の現職島津勇典氏を破り2009年11月から1期4年現職を務めて再選を目指す68歳の嵜哲哉氏に前玉名市議会議員で48歳の蔵原隆浩氏が挑みましたが、
 企業誘致など1期目の実績を強調。その上で、小学6年までの医療費無料化を中学3年まで拡大する計画などを示し、「玉名を愛する気持ちは誰にも負けない。皆さんが玉名に住んでよかったと思えるように、市民目線で精いっぱい努力していく。命を懸けて約束したことをやり抜く」と訴えた現職の嵜哲哉氏が22068票をを獲得して、
 「市の施策は機能せず、経済が停滞した」と市政を批判。産業振興による経済活性化や、国や県と連携した市政運営を掲げ、「市民が元気と活力を取り戻す取り組みを何としても実践する。玉名の未来を大きく左右する選挙だ」と国や県と連携した市政を訴え20390票を獲得した蔵原隆浩氏 を振り切り再選を決めました。
 かろうじて現職が2回り若い挑戦者を退ける形になりましたが、再選を決めた高嵜哲哉氏は次の4年間で何を成し遂げるかが問われそうですね。

佐賀市長選は現職秀島氏逃げ切り

2013-10-22 06:14:05 | Weblog
秀島さん接戦制す 佐賀市長選 堅実な市政に支持広がる 2013年10月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20131021-OYT8T00097.htm
 佐賀市長選と同市議選(定数36)が20日に投開票された。市長選は、現職の秀島敏行さん(71)(無所属)が、元県議会議長の篠塚周城さん(63)(同)、元総務省課長の小川登美夫さん(58)(同)、前参院議員の川崎稔さん(52)(同)の新人3人を破り、3回目の当選を決めた。当日有権者数は18万7896人、投票者数は市長選で11万1294人、市議選で11万1288人、投票率は市長選で59・23%(前回63・33%)、市議選で59・23%(同63・33%)。43人が立候補した市議選も開票が終わり、新議員が全て決まった。
 佐賀市本庄町の秀島さんの事務所には、同日夕から支持者が集まり始め、開票速報を伝えるテレビを見守った。当選確実の一報が届くと、事務所内は「やった!」などの歓声が湧き上がり、あちこちで支持者が抱き合ったり、握手し合ったりして、喜びを分かちあった。
 接戦を制した秀島さんは「激しい選挙戦を皆さんのおかげで乗り越えた。他の3人の票も踏まえ、これからの仕事に生かしたい」と3期目の意気込みを語った。
 秀島さんの出馬表明は、告示のわずか4か月前だった。前回(2009年)、前々回(05年)の市長選で推薦を受けた自民党県連が自主投票を決めるなど、序盤は厳しい選挙戦を強いられた。だが、市内の自民党組織の中核を担う「旧佐賀市支部」が支援に回ったほか、出身母体の市職労や市職員OB、過去の市長選で培った各地域の有力支持者らが次々と陣営に加わり、態勢を整えた。
 選挙戦突入後も、市南部の旧3町(川副、東与賀、久保田)との合併や、旧市町に点在していたごみ処理施設の統合など、2期8年の実績を強調。自らの政治手法を「一人の百歩より百人の一歩」と表現し、堅実で安定した市政運営の必要性を訴え、着実に支持を広げた。
 一方、篠塚さんは、国会議員秘書、県議時代の経験と人脈をアピール。立候補した4人の中で唯一の自民党籍を持つ候補として「自民色」を前面に打ち出し、同党の国会議員らが相次いで応援に駆けつけたが、あと一歩及ばなかった。同市多布施の事務所で、落選の情報が流れると、篠塚さんは悔しそうな表情で敗戦の弁を述べ、支援者らに深々と頭を下げた。
 小川さんは「フレッシュな佐賀市政」を合言葉に、市政の刷新を訴えた。選挙戦では、総務省の官僚として、各地の地域振興に携わってきた実績を強調。路面電車を市中心部に導入するなど、話題を集める施策を打ち出したが、支持は広がらなかった。
 川崎さんは「県都・佐賀市に閉塞感が漂っている」と指摘し、日本銀行OBとして、経済浮揚策や市役所の行財政改革の必要性を主張。政党や各種団体に推薦を求めず、「しがらみのない市政運営」を唱えたが、浸透しなかった

佐賀市長選、秀島氏が3選 2013年10月21日 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2568405.article.html
 任期満了に伴う佐賀市長選・市議選は20日投票、即日開票され、市長選は現職の秀島敏行氏(71)=本庄町=が3万9483票を獲得、接戦の末に元県議会議長の篠塚周城氏(63)=川副町=ら新人3人を破り、3選を果たした。投票率は前回比4・10ポイント減の59・23%(男58・16%、女60・15%)で、新市になって3回の選挙で最低だった。
 当選した秀島氏は「激しい戦いだったが、皆さんの力で乗り越えられた。市政の課題は多く、苦言や助言をいただきながら一緒に歩み、前へ進んでいきたい」と抱負を語った。
 秀島氏は2005年、当時の市長の手法に反発する自民県議・市議や社民市議、市職員OBらの要請を受けて立候補し初当選、09年に再選した。今回は熟慮の末、「合併10年を見届ける責任がある」と立候補。雇用拡大や福祉政策、少子高齢化社会への対応などを訴えてきた。
 選挙戦は、ベテラン自民党県議の篠塚氏の出馬で過去2回とは様相が一変。どの政党からも推薦を得ずに戦う全く違った展開となり、「市民主役で市長を選ぼう」のスローガンを前面に出して戦った。
 篠塚氏は発信力の強化と議員活動を通じた政治経験をアピールして追い上げたが、あと一歩届かなかった。元総務官僚の小川登美夫氏(58)=本庄町=は「しがらみからの脱却」を訴えて無党派層に食い込んたが、知名度不足が最後まで響いた。元参院議員の川崎稔氏(52)=東佐賀町=は民主党除籍をめぐる騒動が尾を引き、支持を広げられなかった。
 投票率は4人による混戦にもかかわらず、60%を割り込んだ。05年秋の新市発足後最低で、有権者の関心は高まらなかった。
★佐賀県佐賀市 市長選挙結果投票率(59.23%)
当 39483 秀島敏行 無現
  37724 篠塚周城 無新
  17825 小川登美夫 無新
  14577 川崎稔 無新



 佐賀県佐賀市は県都で2005年10月に旧佐賀市と大和町・富士町・諸富町・三瀬村が新設合併。07年10月には川副町・東与賀町・久保田町を編入した人口約23.5万人の市で、市長選は2005年10月から2期8年現職を務めて3選を目指す71歳の秀島敏行氏に、元県議会議長で63歳の篠塚周城氏、元総務官僚で58歳の小川登美夫氏、元参院議員で52歳の川崎稔氏の3新人が挑む現職に元参議院議員や元県議会議長が挑む中々豪華なリレーとなりましたが
 施設統合や排水対策など2期8年の実績を示し「3期目は皆さんの幸せ感が高まる政治をしたい」と訴えた現職の秀島敏行氏が39483票を獲得して3選。
 県議26年の実績を挙げ、「国や県とも連携し、しっかりした佐賀市をつくり上げる」と訴えた篠塚周城氏は37724票を獲得するも後一歩及ばず。
「しがらみのないフレッシュな市政の実現を約束する。私に任せていただきたい」と訴えた小川登美夫氏は17825票を獲得。
「全ての経験を生かし、佐賀市を元気にする。私は本気です」とアピールした川崎稔氏も14577票を獲得しました。
 う~ん。現職秀島氏は3選を決めたとはいえ、決して市民の全面的な信頼を得たには程遠く、篠塚氏に後一歩のところまで追い上げられましたし、小川氏や川崎氏も中々の得票数。
 もし小川氏か川崎氏のどちらかが辞退していれば、結果もひょっとしたら変わっていたのかもしれないのかな…とも思うのですが、結果的に票が分散して現職が逃げ切る形になりましたね。
 秀島氏は市議会をどうまとめるのか。そして同時並行で後継者の育成も意識しなければならないと思います。


岡山 玉野市長選は現職黒田氏 圧勝

2013-10-22 06:10:30 | Weblog
玉野市長に黒田氏3選 投票率は44年ぶり最低更新 2013年10月21日 山陽
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013102021295880/
 任期満了に伴う玉野市長選は20日、投開票が行われ、無所属現職の黒田晋氏(50)が、無所属新人で元県議の福田通雅氏(73)を大差で破り、3選を果たした。
 投票率は43・29%(男42・08%、女44・41%)で、過去最低だった1969年の58・61%を44年ぶりに更新した。論戦は低調で、盛り上がりを欠いた。
 厳しい財政状況の中で、少子高齢化や人口減などの課題解決に向け、造船関連業をはじめとした地場産業の振興、市街地活性化策などが争点となった。
 黒田氏は、2期8年で取り組んだ公共交通体系の構築、小学校の少人数教育実現などの実績を強調、老朽化が進む公共施設の再編整備を公約に掲げた。自民、公明両党、連合岡山の推薦を受け、地区ごとに組織された大型選対で支持を広げた。
 当選確実が伝えられ、黒田氏は「公共施設の再編では民間活力の導入も視野に、厳しい財政に対処する。思い切った手法で産業振興や医療の充実にも取り組み、玉野の新しい未来の扉を開く」と抱負を語った。
 福田氏は「地域経済は停滞している」と、中小企業への支援制度拡充、大学誘致などを訴えたが及ばなかった。
 当日有権者数は5万3428人(男2万5639人、女2万7789人)。

玉野市長黒田さん3選 2013年10月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20131020-OYT8T00996.htm
 玉野市長選は20日、投開票され、現職の黒田晋さん(50)が新人で元県議の福田通雅さん(73)を大差で破って3選を決めた。8年ぶりの選挙戦となったが、争点がかみ合わなかったことなどから有権者の関心は終始低く、投票率はこれまで過去最低だった1969年の58・61%を15ポイント以上も下回る43・29%。当日有権者数は5万3428人だった。
 黒田さんは同日夜、当確の知らせを受け、同市田井の事務所で支持者らと万歳。「100回以上の街頭演説や個人演説会で口にした約束を、明日から形に変えていく」と決意を述べた。
 人口減と高齢化に加え、財政の硬直化が進む中、黒田さんは、老朽化する市立図書館や給食センターなど公共施設の改修に民間資本を活用する「PFI」を導入することを訴えながら、推薦を受けた政党や各種団体などの票を固めた。一方、福田さんは、中小企業の活性化を訴えたが、及ばなかった。
 黒田さんは過去最低の投票率について、「三つどもえの戦いで、市民の関心が高かった8年前とは状況が違った」と述べ、「PFIの導入を民間企業の誘致や雇用創出などにつなげ、市の活性化を果たしたい」と抱負を語った。
 黒田さんは玉野市出身。専修大法学部を卒業し、衆院議員秘書、会社員、市議を経て、2005年の市長選で初当選。09年は無投票で再選された。
★岡山県玉野市市長選挙結果
当 19107 黒田晋(50)無現=自民、公明推薦
  3814 福田通雅(73)無新


 岡山県玉野市は、県南中部に位置する人口約6.2万人の市で、市長選は2005年10月から2期8年現職を務め3選を目指す自民・公明に連合岡山も推薦に回った50歳の黒田晋氏に元岡山県議会議員で73歳の福田通雅氏が挑みましたが、
 2期8年で取り組んだ公共交通体系の構築、小学校の少人数教育実現などの実績を強調、老朽化が進む公共施設の再編整備を公約に掲げた黒田氏が19107票を獲得して
 「地域経済は停滞している」と、中小企業への支援制度拡充、大学誘致を訴え3814票を獲得した福田氏を難なく振り切って3選を決めました。
 う~ん。自民・公明が推薦するまだ50歳で3選を目指す現職にぶつける相手が、23歳も年上の方。訴える公約はまあいいとして、大学誘致も少子化が進み大学の定員割れが相次ぐ中、そう簡単なことではありませんし、福田通雅氏や福田氏の支援者からはお叱りを受けそうですが、挑戦するにしても、もう少し若い年齢の方をライバルにぶつけることはできなかったのかな…などと思います。

島根 浜田市長選は久保田氏が初当選

2013-10-22 06:08:08 | Weblog
浜田市長 久保田さん初V 2013年10月21日 読売
 浜田市長選は20日、投開票され、新人の県立大非常勤講師・久保田章市さん(62)(無所属)が、同じく新人の元市議・川神裕司さん(56)(無所属)を破り、初当選した。当日有権者数は4万8142人。投票率は、市長選が70・55%(前回76・83%)、市議選は70・53%(同76・84%)だった。
 旧酒蔵に設けられた久保田さんの事務所では、当選確実の報に支持者から拍手と歓声が上がった。久保田さんが姿を現すとさらに大きな拍手がわき起こり、握手を交わして喜び合った。
 久保田さんは「お年寄りが安心して暮らせ、若者にも魅力ある元気な浜田を、皆さんとともに作りたい」などと語り、贈られた花束を手に激励に応えた。
 合併前から約17年にわたり市長を務めた宇津徹男氏(70)の引退表明を受け、新人同士の一騎打ちとなった今回選。法政大大学院の教授なども務めた久保田さんは、県立浜田高時代の友人らの応援や、連合島根の推薦を受けて精力的に活動。街頭演説などを重ね、人口減に悩む街の活性化を訴えて支持を広げた。
 久保田さんは、東京大から三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、同銀行グループ総合研究所の執行役員などを歴任。2007年からは市の政策アドバイザーとして市政に関わってきた。
★島根県浜田市 市長選挙結果(投票率70.55%)
当 25753 久保田章市(62)無新
  7821 川神裕司(56)無新



 島根県浜田市は、2005年10月に旧浜田市と三隅町・旭町・金城町・弥栄村の1市3町1村が新設合併して発足した県西部の人口約6万人の市で、市長選は旧浜田市時代から市長を務めていた宇津徹男氏が出馬を見送ったことから、法政大大学院教授・市政策アドバイザーで連合島根の推薦を受けた62歳の久保田章市氏と市議・元副議長で56歳の川神裕司氏の2新人による争いとなりましたが、
 「高齢の方々が安心して暮らせる街にしたい。そして浜田を元気に。産業振興には若い力が必要で、そうした人々が住みたくなる街にするため一生懸命頑張る」と訴えた久保田章市氏が25753票を獲得して、
 「市民、若者の声が行政に伝わり、形にできる仕組みを作りたい。人々が住みたいと思う安心で魅力ある市、石見地域のリーダーとして認められる市にしたい」と訴え7821票を獲得した川神裕司氏 に大差をつけて初当選を決めました。
 ん。新人同士の争いとしては異例の大差がつきましたが、初当選を決めた久保田章市氏は最初の4年間で何ができるかが強く問われることになりそうですね。