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大分 由布市長選 首藤さんが3選

2013-10-29 21:34:16 | Weblog
大分 由布市長選 首藤さんが3選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20131028-OYT8T00086.htm
 由布市長選と市議選(定数22)は27日、投開票された。市長選は現職の首藤奉文さん(69)(無所属)が、前市議で新人の高橋義孝さん(46)(無所属=自民推薦)を破り、3選を果たした。投票率は72.56%で前々回(前回は無投票)より11.71ポイント下回った。
 同市庄内町大龍の首藤さんの事務所には大勢の支持者が集まり吉報を待った。当選確実の知らせが届くと、大きな拍手が起きた。
 首藤さんは「市の発展に力を尽くしたい」と決意を語った。
 選挙戦では、財政立て直しの取り組みや、小中学校の耐震補強など2期8年の実績を強調。3期目を「市の発展に向けた4年間」と位置付け、行政機能を庄内庁舎に集めて財政の効率化を図る必要性や、観光振興、農産物のブランド化の推進などを訴えた。
 高橋さんは「由布市をリボーン(再生)させる」と訴えた。推薦を受けた自民党から、石破幹事長や高市政調会長らが駆けつけたが、知名度不足をはね返せなかった。
★大分県由布市 市長選挙結果(投票率72.56%)
当 11348 首藤奉文(69) 無現
  9557 高橋義孝(46) 無新=自民推薦


 大分県由布市は、県のほぼ中部に位置する2005年10月に挾間町・庄内町・湯布院町が新設合併して発足した人口約3.4万人の市で、市長選は3選を目指す現職で69歳の首藤奉文氏に前市議で自民が推薦する46歳の高橋義孝氏が挑みましたが、
 「3町が分裂したままの由布市では本当の発展はできない」などと3期目に向けた決意を強調した。高橋氏が自民党推薦を受けていることに触れ、「勝つのは市民か、巨大政党か。圧力に屈してはいけない」と力を込めた首藤奉文氏が11348票を獲得して
 「農業、観光を中心とした商工業を発展させ、これを結んで産業を成長させる。お年寄りや子育て世代が『住み続けて良かった』と思えるよう福祉や住環境を充実する」と訴え 9557票を獲得した高橋義孝氏 を破り3選を決めました。
 3期目に入りもうそろそろ現職への反発勢力が出てきてもおかしくないところに2回り以上若い自民推薦の候補が擁立と結果が異なる内容になってもおかしくなかったと思いますが、現職がライバルを振り切って3選。3期目に入る首藤氏はどのような政策を打ち出してくれるのでしょうか。


山口市長選 渡辺氏3選「街づくり 大胆に」 

2013-10-29 21:32:45 | Weblog
山口市長選 渡辺氏3選「街づくり 大胆に」 2013年10月28日 産経
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20131028025.html
 任期満了に伴う山口市長選挙は27日投開票され、無所属現職の渡辺純忠氏(68)=自民、民主、公明推薦=が、いずれも無所属新人の政治団体事務局長、武波義明氏(67)=共産推薦、元私立高校非常勤講師の村田力氏(44)を破り、3選を果たした。
 JR新山口駅周辺開発や湯田温泉の新施設建設などが争点となった。渡辺氏は開発計画の実行に加え、待機児童解消、防災・減災、豪雨災害からの復旧復興などを訴え、圧勝した。
 山口市内の渡辺氏の事務所に「当選確実」の一報が伝わると、集まった支援者から拍手がわき起こった。
 渡辺氏は「2期8年の実績を市民に認めていただいた。県都にふさわしい将来にわたる街づくりを大胆に実行し、地域に密着した温かみのある施策をしていきたい」と抱負を述べた。
 武波氏は「大型ハコモノの建設は無駄」と新山口駅周辺開発を批判し、若者の雇用確保などを掲げたが、及ばなかった。

★山口県山口市 市長選挙結果(投票率36.44%)
当 40502 渡辺純忠 無現
  11286 村田力 無新
   4537 武波義明 無新



 山口市は、県都のある2005年10月に旧山口市と小郡町・秋穂町・阿知須町・徳地町が新設合併。2010年1月には阿東町を編入した人口約19.5万人の市で、市長選は3選を目指す現職で自民・公明・民主が推薦する68歳の渡辺純忠氏に、元高校教諭で44歳の村田力氏、共産が推薦する67歳の武波義明氏の2新人が挑むも、
 中心商店街と新山口駅周辺を核にしたまちづくりや防災・減災、待機児童ゼロに向けた取り組みなどの訴えを訴えた渡辺純忠氏が40502票を獲得して
 市長・市議の給与4割カットや低所得者の保育園と幼稚園、私立高校の授業料の助成拡充など「市民目線による改革」を強調して11286票を獲得した村田力氏
「暮らしの基盤の立て直し」を主張。教師の経験を基に、若者の雇用確保や教育・福祉の充実、地元企業や農林水産業活性化などを訴え4537票を獲得した武波義明氏 の両氏に圧倒的大差をつけて危なげなく振り切り3選を決めました。
 現職との知名度の差、そして地方都市としては低い投票率。組織力を考慮すれば大差がついたのも無理もないでしょうか。

和歌山 田岡氏が大差で再選 新宮市長選

2013-10-29 21:29:35 | Weblog
和歌山 田岡氏が大差で再選 新宮市長選 2013年10月28日 紀伊民報
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=262376
 和歌山県の新宮市長選が27日に投開票され、現職の田岡実千年氏(52)が、ともに新顔で元市議の上田勝之氏(48)と大西強氏(69)を下し、再選を果たした。次点の上田氏とは2倍近い大差だった。当日の有権者数は2万5879人(男1万1689人、女1万4190人)で、投票率は69・00%(前回74・90%)だった。
 2005年に合併で誕生した新宮市の3回目の市長選で、現職に市議だった2人の新顔が挑んだ。
 田岡氏は選挙活動で、2期目に向けて「安心、安全なまちづくり」「地元経済の活性化」「福祉、教育の充実」を公約の柱に掲げ、「道半ば。これからの4年間で必ず成果を出す。継続して市政運営を任せてほしい」と市政継続を訴えてきた。前回と同じように有力な組織票はなく、陣営は地道な活動で支持を固めた。市議の支援は前回は3人だったが、今回は15人中7人が後押しし、手堅く支援の輪を広げた。立候補者数が前回より1人少なかったこともあり、得票数を前回より2868票増やした。
 上田氏は「新宮市の再生」を掲げ、財政の健全化として文化複合施設や市庁舎建設事業の見直しを訴えてきた。少子化対策として、保育料相当分を共通商品券で還元して実質無料化にするという思い切った施策も公約に打ち出した。市民から「勢いがある」という声もあったが、現職に遠く及ばなかった。
 大西氏も財政健全化を掲げ、「少子化や高齢化が進む中、次世代に借金を押しつけないよう、少しでも切り詰めたい」と訴えてきた。ゴールデンウイークごろに出馬を決意し、市内を回って地道に活動してきたが支持は広がらなかった。
★和歌山県新宮市 市長選挙結果(投票率69.00%)
当 9777 田岡実千年(52)無現
  5116 上田勝之(48)無新
  2728 大西強(69)無新


 和歌山県新宮市は、2005年10月に旧新宮市と熊野川町が合併して発足した人口約3万人の市で、市長選は2009年10月から1期4年現職を務め再選を目指す52歳の田岡実千年氏に、保険代理業で48歳の上田勝之氏とタクシー会社社員で69歳の大西強氏の2新人が挑みましたが
 4年間を振り返って「後半の2年間は大水害の復旧活動に費やしたが、公約の70%は達成できた」と「改革」「しがらみのない政治」「市民が主役の市政」などの公約の達成率をアポールした田岡実千年氏が9777票を獲得して
 「新宮市を借金で破綻させてはいけない」と財政健全化の必要性を示し、文化複合施設や市庁舎など大型建設事業の見直しを訴える。 少子化対策を強調。保育料相当分を共通商品券で還元して実質無料化し、商店街の振興にもつなげたい。中学卒業までの医療費を段階的に無料にすることも表明。防災対策として避難路、タワー、高台を早期に整備することも公約に掲げて5116票を獲得した上田勝之氏
 「田岡市長を支援してきたが、4年間で政治理念が正反対になった」と現政権を批判。市政改革がとりわけ財政の健全化が必要。具体的には、市が計画している文化複合施設建設事業の縮小や王子ケ浜の防波堤強化を兼ねた緑地帯整備事業の見直しを示して「大型事業を推し進めると市は破綻する」と訴え2728票を獲得した大西強氏 の両氏を振り切って 再選を決めました。
 まあ、現職に対してその現職を批判する新人が2人いて、どちらも財政再建を訴えそれでなくとも票の食い合いが予想されるところに、その1人は田岡市政を支えてきた人。現職が過半の得票率を得ているとはいえ、候補が一本化できていればもう少し接戦になったのではないかとも思えるのですが、新人同士で票を奪い合っているようでは現職が勝利したのも当然でしょうか。


三重 熊野市長、河上氏3選 「市民主役、元気な市に」

2013-10-29 21:26:14 | Weblog
三重 熊野市長、河上氏3選 「市民主役、元気な市に」  2013年10月28日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20131028/news02.htm
 任期満了(十一月十二日)に伴う熊野市長選は二十七日、投開票され、無所属で現職の河上敢二氏(57)=井戸町=が、同じく無所属、新人で前市議の中田征治氏(70)=木本町=を下し、平成十七年の旧紀和町との合併で誕生した新市での三選を果たした。
 当日有権者数は一万五千九百一人(男七千百九十一人、女八千七百十人)。投票率は65・89%。最後に選挙戦となった前回十七年を11・09ポイント下回った。
 十五年間の実績と盤石の組織力を武器に、高速道路開通を契機とした観光振興や産業振興の促進を訴えた河上氏は、当選確実の報を受けた午後九時すぎ、井戸町の選挙事務所に集まった大勢の支持者らと握手を交わし、万歳した。「皆さんの温かい支援で再度、市政のかじ取り役を担わせてもらった。市民主役のまちづくりなので、皆さんと一緒に元気ある熊野市をつくっていきたい」「高速道路を活用して若い人の働く場をつくり、定住を進めたい」と抱負を語った。
 敗れた中田氏は「取り戻そう 熊野市を みんなの手に!」をメーンテーマに、「心のある暖かい市政を」と訴えたが、正式な出馬表明は今月に入ってから。六月議会で表明し、万全の体制を整えた河上氏に比べ準備期間が短く、選挙態勢でも劣勢は否めず、現職の厚い壁を崩せなかった。
★三重県熊野市長 市長選挙結果(投票率65.89%)
当 5799 河上敢二(57)無現
  4516 中田征治(70)無新



 三重県熊野市は県南部の2005年11月に旧熊野市と紀和町が新設合併して発足した人口約1.8万人の市で、市長選は旧熊野市時代から市長を務め、新市として3選を目指す57歳の河上敢二氏に元市議会議員で70歳の中田せいじ氏が挑みましたが、
 今回の選挙は市まで延伸した高速道路を活用し、市を元気にできるかにどうかに尽きる。さらに日帰りの観光圏内人口は95万人から590万人に拡大し、観光をはじめ産業振興の大きなチャンスが到来した。市が発展するか、衰退するかの分岐点にあると主張。私と国とのパイプも大きくなり、私が農水省にいたころの同僚が局長クラスになった。市を必ず元気にする。全力で誠心誠意、取り組むと訴えた河上敢二氏が5799票を獲得して
 県職員や中央官僚出身の市長が続いてきたことを指摘し、「普通の民間人と感覚のズレがある」と批判。「無駄なハコモノより緊急を要する防災事業を優先するなど、市民が一番大事だと思う施策を実行する」市ふるさと振興公社や熊野尾鷲道路の延伸を生かした「1億円キャンペーン」の見直し、南海トラフ地震の防災対策、市長給与の3分の1削減などを掲げて4516票を獲得した中田征治氏 を振り切って3選を決めました。
 ん。現職への挑戦者が70歳の方で正式な出馬表明も遅れたことから、大変失礼な言い方ながら、正直現職がもう少し楽に勝てるかな…とも見ていたのですが、中々の接戦。
 3選を決めたとはいえ、市民にそれだけ危機感と現政権への反発も強いということですし、どう舵取りを行うかが問われることになりそうですね。

三重 伊勢市長に鈴木氏再選 実績訴え2新人破る

2013-10-29 21:23:21 | Weblog
三重 伊勢市長に鈴木氏再選 実績訴え2新人破る 2013年10月28日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20131028/news01.htm
 任期満了(十一月十四日)に伴う伊勢市長選は、二十七日に投開票され、現職の鈴木健一氏(37)=勢田町=が、新人の元市議会議長田朗氏(59)=宇治今在家町=と、同じく新人の元名張市議田合豪氏(49)=田尻町=(いずれも無所属)を破り、再選を決めた。
 次の神宮式年遷宮までをつなぐ観光振興、市立伊勢総合病院の医師不足と経営改善、南海トラフ巨大地震に備えた津波避難対策などの課題を抱える中、鈴木氏は今期四年間の実績と継続を、長田氏は新たなビジョンを、田合氏は市政の見直しを、それぞれ前面に掲げて戦った。
 当初は無投票の流れだったが、田合氏の出馬表明で選挙戦となり、長田氏も続いた。両氏とも出遅れが響き、現職が優勢を守りきった。
 鈴木氏は自宅で当選確実の報を受け、午後十一時ごろ、勢田町の選挙事務所に姿を現し、待ち受けた多くの支援者に拍手で迎えられ、こぶしを突き上げた。
 鈴木氏は、「同じく立候補した長田、田合さんから、政策の提案があり、私の足りないところの指摘もあった。真摯に受け止めてこれからのまちづくりにしっかり取り組んでいきたい」と、二期目への決意を語った。
 当日有権者数は十万七千百十九人(男四万九千九百五十四人、女五万七千百六十五人)で、投票率は前回比5・69ポイント減の61・20%だった。
★三重県伊勢市 市長選挙結果(投票率61.20%)
当 40294 鈴木健一(37)無現
  18971 長田朗(59)無新
  4840 田合豪(49)無新


 三重県伊勢市は、県の南東部に位置する2005年11月に旧伊勢市と二見町・小俣町・御薗村が新設合併して発足した人口約12.8万人の市で、市長選は現職で再選を目指す37歳の鈴木健一氏に、元伊勢市議で59歳の長田朗氏、元名張市議で49歳の田合豪氏の2新人が挑みましたが
 「ポスト遷宮の観光対策などさまざまな種をまき、ようやく芽吹いてきた」と実績をアピールすると共に、市で今後の総合計画や観光振興基本計画を準備中と説明して「市民が主権を持って行政、議会と議論してまちづくりをすることが最も大事」と強調した現職鈴木健一氏が40294票を獲得して
 「20年後の遷宮を視野に入れた国際感覚あふれるまちをつくる」「都会の喧噪を忘れる癒やしとスローライフに満ちた町にしたい」とと主張して18971票を獲得した長田朗氏 にダブルスコア以上の大差をつけて危なげなく再選。
 「世界の聖地としての観光立市を目指し、観光業界で3割の売り上げアップを」「鉄道インフラの整備をまずしたい」「(鳥羽―渥美半島間の)伊勢湾口架橋を架けたい」と述べ、関西や東京とのアクセス強化をアピールした田合豪氏は4840票の獲得に留まりました。
 まあ、こちらの場合、現職が圧倒的に若いことに加えて挑戦者が2人も出てしまったこと。政策も長田氏の場合国際感覚とスローライフをどう両立するのか、田合氏の場合も観光業界の3割もの売り上げアップの具体性が疑問視されてしまったのではないかと思いますが、実績+年齢差もあり妥当な結果になった印象があります。
  

埼玉 ふじみ野市長に高畑氏 新人破り再選果たす

2013-10-29 21:20:58 | Weblog
埼玉 ふじみ野市長に高畑氏 新人破り再選果たす 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/03.html
 任期満了に伴うふじみ野市長選は27日投開票され、無所属現職の高畑博氏(52)=自民、民主、維新、公明、生活、みんな、連合埼玉推薦=が、無所属新人の元社会福祉施設長の橋爪文子氏(62)=共産推薦=を破り、再選を果たした。
 高畑氏は共産党を除く6党が推薦し、保守も一本化して支援した。「子ども優先」「あったかいふじみ野」をスローガンに、子ども医療費の無料化、学校の耐震化のほか「県下で最悪だった財政状況を平均以上に改善。子育てしやすいまちづくりで、若い人を中心に3千人以上も人口が増えた」と成果を強調した。
 橋爪氏は「公園から滑り台が消え、子どもに犠牲押し付け」「職員のゆきすぎた削減、民営化で市民サービスを低下させた」と現市政を批判し、安全なプールの建設や国保税の引き下げなどを打ち出したが、及ばなかった。
 当日有権者数は8万6728人(男4万3200人、女4万3528人)。市長選の投票者数は3万1277人(男1万5071人、女1万6206人)で、投票率は36・06%(男34・89%、女37・23%)と前回(42・27%)を6・21ポイント下回った。
★埼玉県ふじみ野市 市長選挙結果(投票率36.06%)
当 22489 高畑博(52) 無現=自民、民主、維新、公明、みんな、生活推薦
  8305 橋爪文子(62) 無新=共産推薦



 埼玉県ふじみ野市は、2005年10月に上福岡市と大井町が合併して誕生した人口約10.8万人の市で、市長選は再選を目指す現職で自民・公明・民主・維新・みんな・生活が推薦する52歳の高畑博氏に、元障害者福祉施設長で共産が推薦する62歳の橋爪文子氏が挑むも、
 財政立て直しなどの実績を強調。「子ども優先の政策を進めた効果で、子育て世代を中心に人口が増えた。障害者や高齢者にやさしいまちづくりを進める」と訴えた高畑博氏が22489票を獲得して
 「学校給食センター、図書館の直営を守り、子どもたちの未来のために原発の再稼働に反対する。憲法を守り、暮らし応援第一の市政に転換する」などと訴え8305票を獲得した橋爪文子氏に2.7倍の大差をつけて危なげなく再選を決めています。
 まあ、与党に民主も相乗りした現職VS共産党との一騎打ちで政策にも大きな違いは少なく、原発の再稼働もこの地域ではそれ程現実味のある問題とはいえず、現職が挑戦者より1回り若い。予想通りの現職圧勝でしたが投票率は4割以下。市民の関心もあまり得られなかったようです。

埼玉 熊谷市長に富岡氏 大差で新人下し3選

2013-10-29 21:19:21 | Weblog
埼玉 熊谷市長に富岡氏 大差で新人下し3選 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/01.html
 任期満了に伴う熊谷市長選は27日投開票が行われ、無所属現職の富岡清氏(60)が、建設会社社長で無所属新人の龍前隆氏(61)を破り、3選を果たした。
 合併前の旧熊谷市から通算11年間にわたり市政のかじ取り役を担ってきた富岡氏に、民間出身の龍前氏が挑む前回と同じ構図。経験と実績を誇る富岡氏に対し、2度目の挑戦ながらも龍前氏の知名度不足は否めず、事実上、富岡市政への信任投票となった。
 富岡氏は「『しん』のあるまちづくり」をキャッチフレーズに選挙戦を展開。北部地域振興交流拠点施設の整備やラグビーワールドカップ(W杯)の招致、学力日本一など55施策を公約を掲げた。共産以外の市議の支持、各種団体の推薦を受けるなど万全の態勢で臨んだ。
 当選を決めた富岡氏は「応援してくれた皆さんのおかげ。選挙で訴えた公約を着実に実行したい」と語った。
 龍前氏は熊谷・籠原駅前の再開発や大型道の駅整備などを訴えたが、浸透しなかった。
 当日有権者数は16万3848人(男8万1079人、女8万2769人)。市長選の投票者数は5万3734人(男2万6827人、女2万6907人)で、投票率は32・80%(男33・09%、女32・51%)と前回(37・24%)を4・44ポイント下回った。
★埼玉県熊谷市 市長選挙結果(投票率32.80%)
当 46071 富岡清(60) 無現
  6690 龍前隆(61) 無新



 埼玉県熊谷市は県北部にある2005年10月に旧熊谷市と妻沼町・大里町が合併。2007年2月には江南町を編入した人口約20万人の市で、市長選は2002年8月の旧熊谷市時代から市長を務めて、3選を目指す60歳現職の富岡清氏に建設会社社長で61歳の龍前隆氏が挑むも
 「ラグビーW杯の誘致、中心市街地活性化をぜひ実現したい」と訴えたほか、子どもの学力向上策として「学力日本一」との目標を掲げた富岡清氏が46071票を獲得して
 「熊谷市を元気にさせたい。口だけの公約ではなく、決断と実行力で街を変えたい」と訴えると共に、大型の道の駅建設や地元振興策などの推進を主張して6690票を獲得した龍前隆氏 に7倍近い圧倒的大差をつけて危なげなく3選を決めました。
 知名度の差もあったのでしょうが、これだけの大差に投票率も3割強と低迷。勝負さえさせて貰えなかった感があります。

埼玉 越谷市長に高橋氏 2新人破り再選

2013-10-29 21:17:24 | Weblog
埼玉 越谷市長に高橋氏 2新人破り再選 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/02.html
 任期満了に伴う越谷市長選は27日投開票され、現職の高橋努氏(70)が、元県議の松沢邦翁氏(64)=自民推薦=と、元市議の中村譲二氏(62)の無所属新人2人を破り、再選を果たした。
 「当選確実」の報を受けた高橋氏は越谷市越ケ谷の選挙事務所で、集まった支援者らと万歳。花束を受け取り、満面の笑みを浮かべた。
 「しがらみのない立場でやりたい」と政党推薦は受けなかった。政党色を薄めることで、地盤のある民主系の組織票だけでなく無党派、保守層からも広く支持を集めた。
 政策面では1期目の実績とともに、中核市移行による市民サービスの拡充や地方分権、地方自治の推進などを掲げ、支持を拡大した。
 国とのパイプづくりを強調した松沢氏は市内各駅周辺やコミュニティーバスの整備などを公約に、追い上げを図ったが及ばず。中村氏は現職が進める第3庁舎建設に反対し、現職批判票の取り込みを図ったが、伸び悩んだ。
 当日有権者数は26万3973人(男13万1305人、女13万2668人)。投票者数は8万3749人(男4万1955人、女4万1794人)で、投票率は31・73%(男31・95%、女31・50%)と前回(35・98%)を4・25ポイント下回った。
★埼玉県越谷市 市長選挙結果(投票率31.73%)
当 49907 高橋努(70) 無現
  22775 松沢邦翁(64) 無新=自民推薦
  10037 中村譲二(62) 無新



 埼玉県越谷市は、県の南東部に位置する人口約33万人の特例市で、市長選は2009年11月から1期4年現職を務めて再選を目指す70歳の高橋努氏(4年前は民主・社民の推薦)に、自民が推薦する前県議会議員で64歳の松沢邦翁氏、前市議会議長で62歳の中村譲二氏の2新人が挑みましたが、
 「市立の保健所があれば、伝染病にも市が独自に速やかに対応できる。越谷を中核市にして市民のニーズに応える体制を整備する」。二期目の大きな目標として「二〇一五年四月の中核市移行を目指す」と力を込めた高努橋氏が49907票を獲得して
 東埼玉道路周辺への企業誘致による経済活性化などを掲げるほか、「まずは市職員が挑戦する心構えをつくる」と、市役所改革が必要と訴え22775票を獲得した松沢邦翁氏
 「一日に市民二千人が訪れる本庁舎の耐震補強を優先するべきだ。役人のために庁舎を建ててはいけない」と市第3庁舎の白紙撤回と「市民目線の政治を取り戻す」を訴え10037票を獲得した中村譲二氏
 の両氏を難なく退けて危なげなく再選を決めました。
 自民公認で現職よりも6歳若い候補が出馬したことからどうなることかとも思いましたが、結果は現職が挑戦者にダブルスコア以上の大差をつける圧勝。ただ投票率そのものが3割強と市民の関心はあまり得られなかったようです。