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米大統領、財政協議で下院野党案拒否 上院が焦点に

2013-10-14 11:52:41 | Weblog
米大統領、財政協議で下院野党案拒否 上院が焦点に 2013年10月14日 日経
 オバマ米大統領が野党共和党との財政協議で、ベイナー下院議長の譲歩案を拒否したことが12日明らかになった。共和党が多数を占める下院との協議は行き詰まり、連邦債務の上限引き上げと政府機関の再開に向けて焦点は上院に移った。与野党の上院トップは同日会談し、協議を本格化させた。
 米株式市場が取引を始める週明け14日までの妥結を目指すが、合意の見通しは立っていない。債務上限引き上げの期限とされる17日が迫り、与野党間の溝が埋まらなければ金融市場の世界的な動揺が予想される。
 ベイナー議長ら下院共和党指導部は譲歩案で、債務上限を6週間分だけ引き上げ、政府機関も再開させる代わりに、社会保障関係費の削減を柱とした超党派による財政協議の機関設置を求めた。
 米メディアによると、ベイナー議長は12日の議員会合で、オバマ政権側が譲歩案の受け入れを拒否し、交渉は停止したと説明した。オバマ氏は上限引き上げの期間が短いことなどに難色を示していた。
 与党民主党のリード院内総務は、共和党のマコネル院内総務との会談後に「48時間以内に合意したい」との考えを表明した。上院は12日の審議で、債務上限を来年末まで無条件で引き上げる法案の採決に向けた手続きを進めようとしたが、採決に至らなかった。オバマ大統領はリード氏ら上院民主党指導部と会談し対応を探った。




 先週の日経平均は、先々週までに調整し過ぎていた反動と米財政協議の進展を期待して7日こそ170円安と下げるも、8日に41円高+9日に143円高+10日に156円高+11日に210円高と週ベースで380円程上昇したものの、肝心の財政協議は与野党双方が相手の出方を探りながらも難航。
 今日14日の東京市場は体育の日の祝日で休場ですが、今晩の欧米株式市場に向けてどんな駆け引きが行われ、株式市場はどう動くのでしょうか…。
 ここにきて、自由の女神像はNY州が1日約600万円を負担して運営を再開、グランドキャニオンの運営再開も近いと聞いていますが、これは地元の観光産業への打撃を防ぐために州政府が一時負担を被る形でそう長く続けられるものでもありませんし、住宅ローンの審査が止まるなど国民への影響も深刻。
 デフォルトという米国だけでなく影響が世界中に及ぶ最悪の事態は絶対に避けなければなりませんが、政府機関の閉鎖に伴う無給の一時帰休状態も1日も早く解決してほしいですね。

茨城 桜川市長に大塚氏 現職の3選阻む

2013-10-14 08:33:00 | Weblog
茨城 桜川市長に大塚氏 現職の3選阻む
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13816835243399
 任期満了に伴う桜川市長選は13日、市内40カ所で投票が行われ、即日開票の結果、新人で元市議の大塚秀喜氏(51)が3選を目指した現職の中田裕氏(64)と新人の高橋満氏(68)=いずれも無所属=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万7711人、投票率は75・38%(前回77・20%)。
 同市長選は、新人の大塚氏と現職の中田氏との事実上の一騎打ちとなった。真壁地区を地盤とする大塚氏が岩瀬地区を地盤とする中田氏を下した。
 大塚氏は、早くから後援会を中心に草の根選挙を展開。白田信夫県議会議長の後押しで支持を確実に広げた。公明も実質的に大塚氏を応援した。
 今回の選挙は新中核病院問題が大きな争点の一つ。地元の真壁医師会の推薦を受けた大塚氏は「公設民営」による新中核病院建設を訴え、市民の支持を得た。
 中田氏は、2期8年の実績を強調。しかし、進捗しない新中核病院問題や市職員の着服などの不祥事が響いた。
 高橋氏は、独自の選挙戦を展開した。
 同市真壁町古城の選挙事務所に大勢の支持者が駆け付け、午後8時37分ごろ、当選の一報が届くと「バンザイ」の声が響いた。大塚氏は大勢の支持者から祝福を受け、「ありがとうございます。本当に責任の重さを感じた。桜川のために仕事をします、元気にします、魅力ある市をつくります」と喜びを語った。
【大塚秀喜(おおつか・ひでき)氏の略歴】コンビニ経営、自民真壁支部幹事長。当選1回。元桜川市議2期、議運委員長、真壁町議3期。中央工学校卒。真壁町古城


桜川市長に大塚氏初当選 現職退ける 2013年10月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20131013-OYT8T00920.htm
 桜川市長選は13日、投開票され、新人で前市議の大塚秀喜氏(51)(無所属)が、現職の中田裕氏(64)(同)と、新人で元運輸会社員の高橋満氏(68)(同)を破り、初当選を果たした。投票率は75・38%(前回77・20%)、当日有権者数は3万7711人だった。
 市政の刷新か継続かを問う選挙となった。地元の旧真壁町を地盤とする大塚氏は、「市政一新」を合言葉に、市政に対する市民や近隣自治体の不信感払拭を訴え、新中核病院建設のための早期協議開始などを公約に掲げ支持を広げた。
 午後8時半頃、同市真壁町古城の大塚氏の事務所に当選確実の一報が入ると、集まった支持者から大歓声が上がり、当選を祝う声が飛び交った。笑顔で会場に入った大塚氏は「責任の重さを感じている。必ず市を元気にする。新中核病院建設を進め、若い人の働く場を作ります」と述べた。田所嘉徳衆院議員や須藤茂・筑西市長、白田信夫県議会議長らも当選を喜んだ
 一方、中田氏は行財政改革など2期8年の実績を訴え、同病院建設問題解決や県西総合病院建て替えを掲げたが及ばなかった。
★茨城県桜川市 市長選挙結果
当 15399 大塚秀喜(51)無新
  12262 中田裕(64)無現
  374  高橋満(68)無新


 茨城県桜川市は、2005年10月に岩瀬町・真壁町・大和村が合併して誕生した県西部の人口約4.4万人弱の市で、市長選は元岩瀬町長で現職で64歳の中田裕氏に対して、元市議で51歳の大塚秀喜氏、元会社員で68歳の高橋満氏の2新人が挑みましたが、
 「新病院を造り、企業誘致により人口流出に歯止めをかける。桜川市を一つにすることが必要」などと訴えた大塚秀喜氏が15399票を獲得して
 「和と信頼の行政で地域づくりを進める。この4年間で県西総合病院を建て替える」なとど述べ12262票を獲得した現職中田裕氏を破り初当選。
 自らの市長任期を3期12年としたうえで「市の財政を見直し、住民本位の市政運営を実現する」などと訴えた高橋満氏は374票に留まり、実質一騎打ち。新人が現職を破る形になりました。

 まあ、高橋氏に至ってはその年齢で3期12年もやるつもりかという感情的反発に加えて、公約も市民税・国保税などの代物納付を認める、医科大学の新設、東京まで直通の新線計画、警察の改革 と他の2氏と大きく異なり、それは今やらなければならないことなのか? とクビを傾げる内容も多く、選挙選も独自の戦いということはそれ程積極的にアピールしていなかったのだろうな…と思いますが、市民は大塚氏へ舵取りを依頼。
 現職中田氏への不満も強かったのだと思いますが、コンビニ経営者が市長に就任するケースなどあまり聞いたことがありませんし、新市長に就任する大塚氏がどのような舵取りをしてくれるのか、まずはお手並み拝見だと思います。