(27日の選挙)現職の松本氏が再選 福岡県前原市長選 2009年9月28日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/124622
任期満了に伴う福岡県前原市長選は27日投開票され、無所属現職の松本嶺男氏(65)=自民、公明推薦=が、環境デザイナーで無所属新人の佐藤俊郎氏(56)=民主、社民推薦、行政書士で無所属新人の加納義郎氏(41)=共産支持=を破り、再選を果たした。
先の衆院選後、九州初の首長選で、「民主・社民対自民・公明」という国政同様の戦いの構図となったため、新政権発足が地方選挙にどう影響するか注目を集めていたが、行政の継続と1期4年の実績を訴えた松本氏が、民主と社民の支援を受けた新人を退けた。
来年1月1日に前原市と隣接の二丈、志摩両町が合併し「糸島市」が誕生するため、新市長の任期は12月31日までの77日間となる。合併から50日以内に、糸島市長選が行われる。
投票率は48・63%。当日有権者数は5万4244人(市選管調べ)。
福岡県前原市 市長選挙結果
当 11915 松本嶺男 65 男 無現 前原市長
9682 佐藤俊郎 56 男 無新 環境デザイナー、会社役員
4500 加納義郎 41 男 無新 行政書士
福岡県前原市は、福岡市の西に位置する福岡市のベッドタウンとして人口が急増している人口6.8万人程の市で、市長選は自民・公明が推薦する現職の松本嶺男氏に対して、民主・社民が支持する環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏と共産が支持する行政書士の加納義郎氏の2新人が挑戦する形となったのですが、
『「世紀の大仕事である1市2町の合併を仕上げたい」と述べ、更に「『市民協働』で、住んで良かった、もっと長生きしよう、子供を住ませようと思う町づくりをしたい」』と訴え11915票を獲得した現職の松本嶺男氏が、
『「大学時代に環境デザインの勉強を始めて以来、35年間この機会を待っていた」と述べ、更に「皆さんの一票で国が変わった。今度は地方を変える時だ。短い間だが、全力で頑張る」』と訴え9682票を獲得した佐藤俊郎氏、
『「私は住民訴訟に携わり、市民団体の支持を受けて立候補したことが、他の候補者と違う」と述べ、「国政の枠に地方政治を当てはめようとする動きがあるが、今回は市を変えるための選挙だ」』と訴え4500票を獲得した加納義郎氏
の2新人を破り再選を決めました。
ちなみに、前原市は2010年1月に隣接する糸島郡二丈町(人口1.3万人)・志摩町(人口1.7万人)と新設合併し、新市名も糸島市になる予定。当然、新市(糸島市)誕生の時には初代市長選が行われるわけですが、福岡市に近く人口規模も多い前原市が主導権を握る可能性が濃厚で、それだけに新市の運命も左右する選挙だけに、今回の選挙戦は前原市民だけでなく合併予定の二丈町民や志摩町民にとっても関心が高かったのではないかと思うのですが、市民は現職を選択。
とはいえ、佐藤候補と加藤候補の票を合わせると、再選された松本氏を上回るだけに、松本氏には合併までの市制運営を着実にこなすことで、他の候補に1票を投じた市民からの信頼を確実に取り戻すことが求められていくのではないでしょうか。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/124622
任期満了に伴う福岡県前原市長選は27日投開票され、無所属現職の松本嶺男氏(65)=自民、公明推薦=が、環境デザイナーで無所属新人の佐藤俊郎氏(56)=民主、社民推薦、行政書士で無所属新人の加納義郎氏(41)=共産支持=を破り、再選を果たした。
先の衆院選後、九州初の首長選で、「民主・社民対自民・公明」という国政同様の戦いの構図となったため、新政権発足が地方選挙にどう影響するか注目を集めていたが、行政の継続と1期4年の実績を訴えた松本氏が、民主と社民の支援を受けた新人を退けた。
来年1月1日に前原市と隣接の二丈、志摩両町が合併し「糸島市」が誕生するため、新市長の任期は12月31日までの77日間となる。合併から50日以内に、糸島市長選が行われる。
投票率は48・63%。当日有権者数は5万4244人(市選管調べ)。
福岡県前原市 市長選挙結果
当 11915 松本嶺男 65 男 無現 前原市長
9682 佐藤俊郎 56 男 無新 環境デザイナー、会社役員
4500 加納義郎 41 男 無新 行政書士
福岡県前原市は、福岡市の西に位置する福岡市のベッドタウンとして人口が急増している人口6.8万人程の市で、市長選は自民・公明が推薦する現職の松本嶺男氏に対して、民主・社民が支持する環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏と共産が支持する行政書士の加納義郎氏の2新人が挑戦する形となったのですが、
『「世紀の大仕事である1市2町の合併を仕上げたい」と述べ、更に「『市民協働』で、住んで良かった、もっと長生きしよう、子供を住ませようと思う町づくりをしたい」』と訴え11915票を獲得した現職の松本嶺男氏が、
『「大学時代に環境デザインの勉強を始めて以来、35年間この機会を待っていた」と述べ、更に「皆さんの一票で国が変わった。今度は地方を変える時だ。短い間だが、全力で頑張る」』と訴え9682票を獲得した佐藤俊郎氏、
『「私は住民訴訟に携わり、市民団体の支持を受けて立候補したことが、他の候補者と違う」と述べ、「国政の枠に地方政治を当てはめようとする動きがあるが、今回は市を変えるための選挙だ」』と訴え4500票を獲得した加納義郎氏
の2新人を破り再選を決めました。
ちなみに、前原市は2010年1月に隣接する糸島郡二丈町(人口1.3万人)・志摩町(人口1.7万人)と新設合併し、新市名も糸島市になる予定。当然、新市(糸島市)誕生の時には初代市長選が行われるわけですが、福岡市に近く人口規模も多い前原市が主導権を握る可能性が濃厚で、それだけに新市の運命も左右する選挙だけに、今回の選挙戦は前原市民だけでなく合併予定の二丈町民や志摩町民にとっても関心が高かったのではないかと思うのですが、市民は現職を選択。
とはいえ、佐藤候補と加藤候補の票を合わせると、再選された松本氏を上回るだけに、松本氏には合併までの市制運営を着実にこなすことで、他の候補に1票を投じた市民からの信頼を確実に取り戻すことが求められていくのではないでしょうか。