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(4日の選挙)邑上氏、再選果たす 武蔵野市長選 『市民参加、評価された』 

2009-10-10 11:19:23 | Weblog
(4日の選挙)邑上氏、再選果たす 武蔵野市長選 『市民参加、評価された』 2009年10月5日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091005/CK2009100502000102.html
 武蔵野市長選は四日投開票され、無所属で現職の邑上守正氏(51)=民主、共産、社民、生活者ネット支持=が、無所属で元市議長の田中節男氏(64)=自民、公明推薦=を破り、再選を果たした。明確な争点がなく投票率は43・03%で、前回の44・67%を下回り、過去最低となった。当日有権者数は十一万三千三百十一人。 
 午後十時ごろ、同市中町一の選挙事務所に当選確実の報が入ると、支持者から拍手と歓声が上がった。邑上氏は「四年間の市民参加の政治を評価いただきうれしく思う」とあいさつ。
「選挙戦で示したマニフェストを実現し、市民の笑顔が輝くまちづくりを進めていきたい」と二期目への抱負を語った。邑上氏を支援した地元選出の菅直人副総理も駆け付け、「市民参加の原点である武蔵野市の発展に向け、ともにがんばろう」と祝福した。
 邑上氏は一期四年の実績を武器に選挙戦を有利に展開。JR吉祥寺、三鷹、武蔵境各駅周辺の放置自転車対策として計一万台の駐輪場を確保することや、ごみ焼却施設「クリーンセンター」の建て替えをはじめとする老朽化した都市基盤の再整備など安心・安全のまちづくりを訴えた。
 また、陣営は市長選を七月の都議選、八月の衆院選に続く「民主対自民」の第三ラウンドと位置付けて選挙戦を展開。告示日と最終日に菅副総理が応援に入るなど、自民党との対決ムードを出した戦術も奏功した。
 田中氏は、邑上市政を「決断と実行力がない」と批判。土屋正忠前市長や自民系市議らの応援を受け組織固めに全力を挙げたが支持が広がらなかった。

◆問われる第2幕の中身
<解説> 市民は「市民参加」を旗印にした邑上市政の継続を選択した。
 前回の選挙で邑上氏は、六期二十二年続いた土屋正忠前市長の後継候補を破り初当選。今回再選を目指すにあたり、旗印にしたのが「市民が主役! 改革の第二幕を始めよう」だった。「土屋対反土屋」の対決軸を再び持ち出し、「ワンマン政治に後戻りさせてはならない」と、土屋氏が推す田中氏を繰り返し批判した。
 しかし、選挙戦ではスローガンばかりを強調。どのように市政を運営していくかなど具体的な施策のアプローチにはほとんど踏み込まず、市民からは「市長の顔が見えにくい」との声も聞かれた。
 来年三月に閉店する伊勢丹吉祥寺店の後継テナント問題や、クリーンセンターの建て替えなど、早急に道筋をつけなければならない課題も少なくない。「市民参加」の中身とともに施策実行のスピードアップも求められており、邑上氏の二期目の手腕が問われる。

東京都武蔵野市 市長選挙結果
当 33668 邑上守正 51 男 無現 武蔵野市長
  14567 田中節男 64 男 無新 会社役員




 東京都武蔵野市は、都の中央からやや西に位置する人口13.9万人程のかっては中島飛行機(太平洋戦争終戦までは三菱航空機を凌ぐ東洋最大、世界有数の航空機メーカーだったあの中島飛行機で、富士重工業も元々はここの一部門でした)の武蔵製作所があったことでも有名な市ですが、
 市長選は、4年前の前回選挙で都市プランナーの異色の経歴ながら新人3人の争いを制して初当選し、民主・共産・社民・生活者ネットの支持を受けた現職の邑上守正氏に、新人の田中節男氏が挑む形となったのですが、
 現職の邑上守正氏が33668票を獲得し、自民・公明が推薦して14567票を獲得した田中節男氏に圧勝しています。
 こちらは与野党対決色を打ち出したものの、両者の政策には大きな違いがなく、現在の民主郵政、自民劣勢の流れがそのまま表れた形になったでしょうか…。

(4日の選挙)庄司氏の「若さ」選択 民主推薦候補ら破る 宮代町長選

2009-10-10 11:16:21 | Weblog
(4日の選挙)庄司氏の「若さ」選択 民主推薦候補ら破る 宮代町長選 2009年10月6日 
埼玉 http://www.saitama-np.co.jp/news10/06/02l.html 
朝日 http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000910050004
 4日に投開票された任期満了に伴う宮代町長選で、新人で前町議の司法書士庄司博光氏(49)=無所属=が、いずれも新人で前町議の農業柴崎勝巳氏(68)=民主推薦=、会社役員野口秀雄氏(69)、無職加納好子氏(60)の3人を下し、初当選を果たした。合併に頼らない町づくりを進める人口3万6000人の町民は、町の活性化と行財政改革を進める新しいリーダーとして、4候補中、最年少の庄司氏を選んだ。
 宮代町が中心となって進めていた1市2町(春日部市、宮代町、杉戸町)の合併協議が今年5月、杉戸町の住民投票で反対多数となった結果、合併問題は白紙に戻った。合併推進の旗振り役だった榊原一雄町長(73)も6月に引退表明し、明確な争点がない中で町長選は行われた。
 町税収と国の補助金が減り続ける中、町の行財政改革や活性化をどう図るかが主な焦点に。「町活性化推進室の設置」(柴崎氏)、「宅地化の推進と新駅設置」(野口氏)、「町の事業の総点検」(加納氏)などと他候補が訴える中、庄司氏は「もてる資源を最大限に活用し農商工業と観光振興を」などとアピール。「しがらみのない若さと行動力で世代交代を」の訴えが幅広い支持につながったようだ。
 4日午後9時50分ごろ、同町中央の選挙事務所で当選の知らせを聞いた庄司氏は「若さで町を変えたいという主張に共感を得た。グ原町政の良い政策を引き継ぎながら、住民参加で足が地についた行政運営を行いたい」と喜びを語った。
 民主党は地方での党勢拡大のため、春日部市長選など今後、行われる県内の首長選で4人の予定候補者を単独推薦。宮代町長選はその第1弾で有権者の動向が注目されていた。国会議員が連日宣伝カーに同乗して支持を呼び掛けるなど党を前面に押し出す選挙戦を繰り広げた。しかし、過去最低の投票率(54・36%)なども影響し、無党派層に十分浸透できなかった。

埼玉県宮代町 町長選挙結果
当 4425 庄司博光 49 男 無新 前町議、司法書士
  3826 柴崎勝巳 68 男 無新 前町議、農業
  3351 野口秀雄 69 男 無新 前町議、会社役員
  3218 加納好子 60 女 無新 前町議、無職




 埼玉県宮代町は、県東部中央にある人口約3.4万人の東武動物公園のある町ですが、町長選は、93年から市長を続け、前々回は無投票当選、前回も加納好子氏ら2新人を退けて再選を決めた現職の榊原一雄氏が出馬を見送ったため、この規模の町としては異例の4人の新人による争いとなったのですが、
 前町議で司法書士の庄司博光氏が4425票を獲得し、
 前町議で「町活性化推進室の設置」を訴え3826票を獲得した、民主推薦の柴崎勝巳氏、
 前町議で「宅地化の推進と新駅設置」を訴え3351票を獲得した野口秀雄氏、
 前回も出馬して「町の事業の総点検」を訴え3218票を獲得した加納好子氏
 を破り、接戦を制して見事初当選しました。
 他の党が公に推薦に回らない中、民主推薦の柴崎氏が有利かな…と個人的には予測していたのですが、市民は4人の中で一番若い柴崎氏を選択。
 新市長はどのような市制運営を行ってくれるのでしょうか。合併に頼らない町づくりをどう行っていくのか、新市長の手腕に注目が集まりそうです。

公明、参院補欠選で自民候補推薦せず 静岡・神奈川 

2009-10-10 08:23:09 | Weblog
公明、参院補欠選で自民候補推薦せず 静岡・神奈川 2009年10月8日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/1007/TKY200910070404.html
 公明党は7日、8日に告示される静岡と神奈川の参院補欠選挙で自民党の公認候補を推薦せず、自主投票にする方針を固めた。同日の党中央幹事会で正式決定する。野党転落後初めての国政選挙で自民党との協力を拒んだことから、選挙協力の継続に期待していた自民党にとっては大きな痛手となりそうだ。
 自民党は神奈川は前横浜市議の角田宏子氏(42)、静岡は大学非常勤講師の岩井茂樹氏(41)をそれぞれ公認し、公明党に両候補への推薦を依頼。これまで公明党は国政選挙で原則として自民党候補に推薦を出していたが、自公連立で党が埋没した反省から、自民党と距離を置く必要があると判断した。
 自民党が来年の参院選で勝利するためには公明党との選挙協力は欠かせない。実際、谷垣禎一総裁は公明党とのパイプの太い大島理森氏を幹事長に据えるなど公明党を重視する姿勢をとった矢先だけに、10年来続いた自公関係に暗い影を落としそうだ。
 今回の方針決定をめぐっては、公明党内のきしみも浮き彫りになった。
 衆院小選挙区を抱える神奈川県本部代表の上田勇前衆院議員(神奈川6区で落選)は7日、井上義久幹事長に自民候補への推薦を要請。だが井上氏は「今は党再建の時期で、選挙協力のあり方について判断する時期ではない」と突っぱねたという。
 総選挙敗北の反省から「公明党らしさ」を模索する山口那津男代表は、自民党との選挙協力の見直しを掲げるものの、どう選挙を戦うのかの具体像は示していない。一方で、自公協力を推進してきた太田昭宏前代表ら前執行部には、自民党と距離を置くという「既成事実」が積み上がれば、党内や支持母体の創価学会内で浮上する小選挙区撤退論が加速しかねないとの危機感もある。

民主、2戦全勝狙う 参院選補選告示、敗北なら逆風懸念 2009年10月9日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S0802I 08102009&g=P3&d=20091009
 鳩山内閣発足後初の国政選挙となる参院神奈川、静岡両選挙区の補欠選挙が8日、告示され、選挙戦がスタートした。民主党は小沢一郎幹事長を中心とした選挙重視の新体制が始動したが、1戦でも落とせば逆風が吹きかねない。反転攻勢を期す自民党は公明党の推薦を受けられず、谷垣禎一総裁のもとで厳しい戦いを強いられている。
 「コンクリートから人への政策をここでも実現する」。民主党の仙谷由人行政刷新担当相は8日、横浜市内で鳩山政権発足1カ月の実績を強調。静岡でも、組織委員長として小沢執行部入りを果たしたばかりの細野豪志衆院議員が「鳩山政権信任の声を静岡から上げてほしい」と訴えた。




 う~ん。衆議院選挙終了後初の国政選挙となる静岡と神奈川の参院補欠選挙ですが、公明は自民の公認候補を推薦せず自主投票することを決め、自民候補はかなり苦しい情勢に追い込まれましたね。
 一方の民主党も、万が一にもこの状況で敗北すれば、ダム問題などで地方の反発を招いているところに、更に逆風が強まりかねないだけに、こちらも意地でも負けられない選挙。
 両地域の住民ははどちらの政党の候補者を選ぶのでしょうか…。