ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

五輪=2016年の大会開催地はブラジルのリオデジャネイロ、東京は落選

2009-10-03 06:15:42 | Weblog
五輪=2016年の大会開催地はブラジルのリオデジャネイロ、東京は落選 2009年10月3日 
ロイター http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11778020091002
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091002AT1G0204X02102009.html
 2016年夏季五輪の開催地を決める投票が国際オリンピック委員会(IOC)総会で2日行われ、ブラジルのリオデジャネイロが選ばれた。
 最終投票でスペインのマドリードを下した。
 1回目の投票ではシカゴが、2回目の投票では東京がそれぞれ落選していた。



 石原都知事など一部の方々が誘致したがっていた2016年のオリンピック候補地ですが、結局ブラジルのリオデジャネイロが選ばれ、東京は2回目の投票であえなく落選しました。
 まあ、オリンピックそのものがアマチュアリズムを基本とし、古代の平和の祭典の復興を目指したものが起源だけに、ごくごく個人的な意見を述べるならば、『世界の平和と持続的発展を願うためにも、こういった機会は極力これから発展していく国々に譲り、アメリカや日本のような経済大国がそれを妨たげるようなヤボな真似はすべきではない』とさえ思っていましたし、アメリカは04年にセントルイス、32年にロサンゼルスとレークプラシッド、1960年にスコーバレー、1980年にレークプラシッド、84年にロサンゼルス、96年にアトランタ、02年にソルトレークシティで開催していて、日本も40年に東京と札幌、64年に東京、72年に札幌、98年に長野で開催と、この両国はいわば常連組。
 勿論、開催地を決める要素には治安の問題も考慮しなければなりませんが、あまり日本やアメリカといった経済大国ばかりがでしゃばるようなことがあれば、CO2の排出問題など、これから地球的規模で解決していかなければならない問題での国々の団結にさえ影響しかねませんし、東京の場合は、そもそも開催したところで経済効果もあまり期待できない(どこかのおバカさんは、しきりに経済効果をアピールしていたようですが、むしろ五輪終了後の長野と同じ運命(=反動による地元経済の低迷)を辿るリスクの方が高いと捉える方が妥当かと思います)でしょう。
 今回の投票結果は、(落選の順番も含めて)実に妥当な結果になったように思いますし、南米で初めてのオリンピック開催となったリオには心から祝福を送りたいと思います。