ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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おわら風情一足早く 八尾で前夜祭

2007-08-22 14:26:15 | Weblog
おわら風情一足早く 八尾で前夜祭 2007年08月21日 北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20070821/6688.html
 富山市八尾町の「おわら風の盆前夜祭」は二十日、東新町をトップに始まった。哀調を帯びた音色や味わい深い歌に合わせ、洗練された舞が披露され、一足早く「風の盆」の風情を漂わせた。
 九月一-三日の「風の盆」の混雑を緩和させるため、毎年開催。三十日までの十一日間、県民謡越中八尾おわら保存会の支部がある十一町内が日替わりで担当する。
 東新町の前夜祭は若宮八幡社周辺で行われた。赤いちょうちんに彩られた八幡社境内では、そろいの法被、浴衣を着た青年男女、子どもたちが輪踊りや舞台踊りを上演。女児は赤いたすき掛けの早乙女姿で登場し、素朴な雰囲気を漂わせた。
 石畳の通りで町流しがあり、見物客は秋風を受けながら風の盆の情趣を満喫した。埼玉県秩父市から来た大久保孝一さん(45)は「じっくり見られた。地元の人たちに、踊りも教えてもらえて、感激した」と喜んでいた。


 おわら風の盆は9月1日~9月3日まで開催される富山市八尾(旧婦負郡八尾町)の全国的に有名なお祭ですが、前夜祭が早くもスタートしたようです。
 ちなみに、本番の9月1日~9月3日の人出は相当なもので、地元の旅館や富山・高岡両駅近辺のあらゆるホテルは当然のこと、隣県の金沢市や小松市、ひいては片山津・芦原温泉のあたりの有名旅館まで、その日の飛び込み予約はできない満員御礼状態になるのだとか…。お祭を見に行く方は、早めのホテルの予約をお勧めします。

真珠投資のキュート社幹部5人逮捕 ネズミ講手法で被害が拡大

2007-08-22 14:21:58 | Weblog
真珠投資・出資法違反事件、社長ら5人を逮捕 2007年8月20日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070820it02.htm
 愛媛県愛南町の真珠養殖販売会社「キュート」による出資法違反事件で、愛媛、宮城など6県警の合同捜査本部は20日、茨城県笠間市寺崎、同社社長浦川満夫容疑者(64)ら5人を出資法違反(預かり金の禁止)容疑で逮捕したと発表した。
 同社は42都道府県の約2200人から総額48億円を集めていたとみられ、集めた資金をだまし取ろうとした詐欺容疑でも追及する。
 他の逮捕者は、いずれも元同社幹部で、石川富士江(70)(甲府市飯田)、中野シヅヱ(60)(茨城県笠間市)、星宏明(45)(宮城県大崎市)、小林恵子(52)(福島市野田町)の4容疑者。
 星容疑者は容疑を認めているが、浦川容疑者ら4人は「真珠を販売しただけ。金集めが目的ではない」などと否認しているという。
 調べでは、浦川容疑者らは共謀し2005年1月から7月にかけ、山梨、宮城、愛媛など6県の主婦ら22人に対し、「真珠アクセサリーを1口100万円で購入すると、1年半後に約20万円の配当をつけて返金する」などと勧誘。金融業の許可を得ずに計7000万円を集めた疑い。

真珠投資摘発のキュート社、ネズミ講手法で出資者増やす 2007年8月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070821i201.htm?from=main2
 愛媛県愛南町の真珠養殖販売会社「キュート」による出資法違反事件で、同社は契約者に知人を勧誘させ、成功した場合、紹介料を渡すケースがあったことが、愛媛、宮城など6県警の合同捜査本部の調べでわかった。捜査本部は、こうしたネズミ講的な手法で出資者を増やしていたとみて、資金の流れを解明する。
 調べによると、同社は2002年4月ごろから、宮城、山形両県の高級ホテルやレストラン、料亭を借り切って、食事付きの真珠販売説明会を開催。「皇族献上真珠」と称したアクセサリーも並べ、新規の出資者を紹介した場合、契約者には「お手当」として、5万~20万円を渡すことを約束。宮城県内の50歳代女性は、約15人の知人を紹介し、1人につき、8万円の紹介料を受け取っていた。
 捜査本部は、茨城県笠間市寺崎、同社社長浦川満夫容疑者(64)ら5人を出資法違反(預かり金の禁止)容疑で逮捕。同社は42都道府県の約2200人から、総額48億円を集めていたとみられ、集めた資金をだまし取ろうとした詐欺容疑でも追及する。



 真珠商法と言えば、真っ先にこの会社の名前が浮かぶ方も少なくないと思いますが、その経営陣5人が出資法違反でとうとう逮捕されたようです。
 ちなみに、この会社既に今年の4月17日に家宅捜索も行われていて、立件は時間の問題でしたが、本来の詐欺手口に加えてねずみ講の仕組みを取り入れたことが被害額をさらに拡大してしまったようですね。
 まあ、普通に考えるならば、対一般人向け宝飾品市場が低迷しているのに、養殖真珠がそう簡単にさばけるはずがないことくらいわかりそうなものですし、日本の真珠の産地である、伊勢湾や宇和島の業者の経営状態の噂を調べれば、商品そのものが投資に値しないものくらい見抜けそうなもの。(というか、多額のお金を投資するのですから、ご自身が投資しようとしているものの市況くらい事前にご自身で確認して下さい!!!)
 手厳しい言い方になりますが、お金を投資するときは、『もしあなたご自身が経営者の立場ならば、それだけの配当を払っても資金集めをしたいか、それで事業を継続し続けることが可能か』という視点でみれば、この手の詐欺の大半は未然に防げるのではないかと思います。

巡査長、女性宅見張っていた?…「店の常連客」署内で話題 

2007-08-22 14:17:10 | Weblog
巡査長、女性宅見張っていた?…「店の常連客」署内で話題 2007年8月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070822i401.htm
 警視庁立川署地域課の友野秀和巡査長(40)による無理心中とみられる事件で、友野巡査長は、拳銃で射殺した飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)が勤めていた飲食店に、常連客として頻繁に訪れていたことがわかった。
 友野巡査長によく似た男性が最近、佐藤さんの住むアパートを見張るような姿が目撃されており、同庁捜査1課は捜査本部を設置して、事件に至った動機や背景の解明を急いでいる。
 友野巡査長の複数の同僚によると、佐藤さんが勤務していたのはJR立川駅近くの飲食店で、同署の署員の間で「気軽に行ける店」として知られていた。友野巡査長は同僚と立ち寄るうちに、佐藤さんと知り合ったとみられる。店には1人で訪れることもあり、同僚や部下の間では、友野巡査長が通い詰めているとうわさになっていた。
 また、パトロールに出掛けたまま決められた時間内に戻らないことも多く、「勤務中に抜け出して、女性のところに行っているのではないか」との話が広がっていた。
 佐藤さんは最近、店側に「やめたい」と漏らしており、今月15日に最後に出勤した時は、友野巡査長も店に顔を出していたという。
 一方、佐藤さんの自宅アパートの周辺では先月上旬ごろから、友野巡査長によく似た男性が、アパートをのぞき込むようにしている姿が目撃されていた。捜査1課は、2人の間で何らかのトラブルが起きていた可能性もあるとみている。
 友野巡査長は佐藤さんを射殺した後、自殺したとみられ、右手の近くに落ちていた拳銃には、5発装てんされている弾のうち1発しか残っていなかった。佐藤さんは腹と胸の計2か所を撃たれ、友野巡査長は自分の左胸を1発撃っていることから、同課で、残る1発の行方を捜している。


 この立川の事件の第一報が入ってきた時は、警官の拳銃で警官を含む2人の命が奪われたという衝撃が強かった事件ですが、続報を見ている限り、巡査長の側にストーカー的な言動があり、巡査長の側が無理心中を迫ったのでは…とさえ疑うような雰囲気になってきました。
 女性の職場を辞めたいという発言一つとっても、ひょっとすると身の危険は感じていても、当のつきまといの加害者が警察の側の人間ということで、相談できなかった可能性さえありそうですし(職場で言えば、セクハラ加害者がセクハラ相談窓口に座っているようなものです)、署内でも友野巡査長の勤務中に連絡がとれなくなるなど、言動は問題視されていたのに、巡査長に事実を問いただすなど、何ら対応策をとっていなかったことが問題視されそうに思います。
 まあ、警察官とて人間ですから、時には異性を好きになることもあるかもしれませんが、本来高い職業観をもって住民を守るはずの警察官自らがストーカー行為を行うなんて絶対に許されない行為ですし、このような事件が今後も発生するようでは、女性の側も怖くてストーカーや痴漢被害などを相談しにくくなるのではないでしょうか。
 まだストーカー殺人と決まったわけではありませんが、警察は凶器に拳銃が使われたことの意味の重さを深く受け止め、2度とこのような不祥事が発生しないような再発防止策を練って、誰もが安心して相談できる警察組織を取り戻して欲しいですね。

「白い恋人」の石屋製菓、他製品でも賞味期限延長 

2007-08-22 14:12:48 | Weblog
「白い恋人」の石屋製菓、他製品でも賞味期限延長 2007年8月22日 
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070822AT1G2200J22082007.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY200708220163.html
産経夕刊 http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070822/jkn070822002.htm
 北海道を代表する土産品の菓子「白い恋人」の賞味期限改ざん問題で、製造する石屋製菓(札幌市)が他の5商品でも賞味期限を社内規定より恣意(しい)的に延長していたことが22日、分かった。
 賞味期限を延長していた疑いがあるのは2005年2月発売のミルフィーユ菓子「美冬」など。札幌市保健所が求めていた全商品の自主調査で判明した。市保健所は23日にも一部在庫や回収した製品を廃棄するよう行政処分する。
 美冬はパイ生地にクリームをはさみ、チョコレートでくるんだ菓子で、社内規定では製造から45日に設定していた賞味期限を、在庫を調整する目的で日常的に10日程度延長していた。


 主力商品で恒常的に賞味期限の書き換えがあった以上、他の商品で同様のことをやっていても、別に驚きませんし、『あ~ やっぱりな…』というのが、私の正直な印象なのですが、もはやここまで来ると、単なる経営者の入れ替えだけで済む問題ではありませんし、不二家同様、他社から品質管理の専門家を複数送り込んで、会社の体質を徹底的に立て直すしかないでしょうね。
 商品の早期復活希望の声も高い『白い恋人』ですが、私達一般市民がデパートなどで、再び、ごくごく当たり前のように購入する事ができる日はいつになるのでしょうか…。

中華航空、事故機のロゴを塗りつぶす…イメージ悪化懸念か

2007-08-22 14:10:19 | Weblog
中華航空、事故機のロゴを塗りつぶす…イメージ悪化懸念か 2007年8月22日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070822i103.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY200708220084.html
 中華航空が、事故機に描かれた同社のロゴマークを白いペンキのようなもので塗りつぶしたことが、21日わかった。
 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会によると、同社から塗りつぶしの申し出があり、調査に支障はないとして許可したという。同日夕の調査終了後に実施した。事故機の写真や映像が繰り返し報道されることによる企業イメージの悪化も懸念しての措置とみられるが、同社は「国際慣例に従った」とだけ話している。

中華航空機、初期爆発でタンク破損か…大量の燃料漏れ 2007年8月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070822it01.htm
 那覇空港で中華航空120便(ボーイング737―800型機)が爆発炎上した事故で、右主翼下の第2エンジンで起きた最初の爆発の衝撃により燃料タンク周辺が破損し、機体を全焼させる大量の燃料漏れが起きた可能性が高いことが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。
 事故調では、このエンジンと主翼の接合部「パイロン」周辺の燃料管を中心に不具合個所の特定を急いでおり、初期消火できなかったことが被害を拡大したとみて調査を進めている。
 事故調が21日に行った検証では、客室中央などが激しく焼け、左主翼と第1エンジンがほぼ焼失。同翼の燃料タンクに残っていた燃料がすべて燃えて失われていた。右主翼下部も激しく焼けて損傷を受けていた。
 これまでの調べによると、燃料漏れは当初、右主翼下のエンジンをつり下げるパイロン周辺で発生。パイロン内部にある燃料管の不具合で漏れ出した燃料が第2エンジン内に流入、あふれ出した燃料は路面まで流れ落ちていた。地上で燃料漏れを目撃した整備士は機長に連絡。機長らは手順に従ってエンジンを停止した結果、燃料タンクの安全弁が作動し、燃料の流出は一度は止まったとみられる。
 しかし、エンジン停止後、内部は送風が止まり、余熱で温度が上昇。漏れ出した燃料は、タービンや排気口などの高熱で気化して引火し、この熱でエンジン内部などにたまっていた燃料が一気に爆発した。
 事故調では、この爆発時の衝撃で安全弁や燃料管などのタンク部品が破損、燃料をエンジンに送り込むための高圧の燃料ポンプが作動していたため、タンク内の大量の燃料が一気に機外に流出したとみている。
 流出した燃料は強い南風を受けて機体左側に移動。左主翼の燃料タンクでも燃料が気化して引火、何度も爆発を繰り返し、約1時間にわたり燃え続けた。



 着陸直後になぜあれ程短時間に旅客機が炎上したのかずっと不思議だったのですが、着陸直後に大量の燃料漏れが発生したことが原因だったようですね。
 実際は避難行動一つとっても、会社側や機長が言うような冷静沈着といったものではなく、乗客の側もかなり慌てて逃げ出していて、逃げ出した乗客が少し離れて足を止めた瞬間に飛行機が炎上するような、(例えは不謹慎ですが)まるでアクション映画でスタントマンを使って撮影するようなシーンと同じような状況だったようですが、ホントたいした人的被害が出なかったこと自体、奇跡的な出来事だったと思います。
 一方、当の中華航空は事故機に描かれた同社のロゴマークを塗りつぶす行為に…。う~ん。いくら死者が出ていないといっても、こういう行為はどうなんでしょうね…。企業イメージが大事なのはわからなくもありませんが、ロゴマークを消したところで、世界中の人がこの事故を忘れるわけではありませんし、むしろ会社の体質を何とかしない限り、同様の事故はなくならないと、却って警戒するようになり、利用客がますます減少する悪循環に陥るのではないでしょうか。
 中華航空が一番優先してなすべきことは、事件の原因を解明して 再発防止策を練ることのはず…。こういった会社の危機にどういう態度をとるかで、その会社の体質までわかると言いますが、今回のケースはまさにそのことを立証しているように思います。


関連ニュース
中華航空機長が会見「脱出時、頭は真っ白に」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070821it14.htm

東電 17年ぶりに需給調整を要請  一方無責任な発言をする学者も…

2007-08-22 14:03:04 | Weblog
柏崎刈羽原発「閉鎖すべし」 学者らが声明 2007年08月21日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY200708210388.html
 地震学や材料工学の研究者らで組織する研究者グループが21日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発は「運転再開を前提とせず、閉鎖を視野に事後処理をするべきだ」とする声明を発表した。経済産業省にも声明文を送るとしている。
 発表したのは、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」。国の新耐震設計の検討会の委員だった石橋克彦・神戸大教授(地震学)や、中性子による原子炉の劣化を研究している井野博満・東京大名誉教授(金属材料学)ら4人。
 石橋教授は記者会見で「今後も原発周辺で再び大地震が起きる可能性がある」と指摘。かつて原発の設計に携わった田中三彦さんは「重要機器の安全性を検証するのは、事実上地震の揺れをもとにシミュレーションするほかなく、安全解析は不十分だ」と話した。

東京電力:電力需要6013万キロワットに 今夏最大 2007年8月22日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070822k0000m020030000c.html
 東京電力の最大電力が21日、6013万キロワットとなり、今夏一番の電力需要を記録した。6000万キロワット台は今夏初めて。東電は6230万キロワットの電力供給を確保していた。しかし、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が停止しているため、電力需給は逼迫(ひっぱく)しており、当面厳しい綱渡りが続く。
 この日は、埼玉県熊谷市で最高気温が36.7度になるなど関東各地で35度を超える猛暑日になり、冷房設備がフル稼働。それに、オフィスや工場の本格操業が重なり、電力需要が膨らんだ。
 東電は電力供給が不足する場合に備え、停止していた塩原水力発電所(出力90万キロワット、栃木県那須塩原市)を緊急運転するため、準備を完了。さらに、「随時調整契約」を結んでいる大口需要家に操業の一部停止を要請する検討も始めていた。しかし、同日の最大電力は想定の範囲内だったため、塩原発電の緊急運転や随時調整契約の発動は見送った。
 東電によると、気温が30度を超えると、1度上昇するごとに電力需要は170万キロワット増える。このため、同社は緊急時に備えるとともに、さらなる節電を一般家庭やオフィスに呼びかけている。


 『電力の供給に責任を持たない学者さんは、理想論ばかり並べることができてお気楽でいいねぇ…』と、ついつい嫌味の一つも言いたくなるのは私だけでしょうか。
 原発を閉鎖することは簡単ですが、不足する電力を他のどのような手段で補給するか考えないと電力供給に支障を生ずる可能性が高いですし、彼らの言い分は単なる机上の空論に過ぎないように思います。
 今年だって、40度近い猛暑のピークが、たまたまお盆にぶつかり工場が操業停止していたので、深刻な電力不足にはなりませんでしたが、もしタイミングがずれていたら、随時調整契約を結んでいる大口需要家に操業の一部停止を要請するなど、何らかの影響が出ていた可能性が高かった(事実本日22日には17年ぶりに需給調整を要請 下記リンク先参照)はずですし、それでも間に合わなかったら、最悪、電力供給そのものが止まる可能性すらあると思います。
 アメリカのように電力供給が自由化された国では、確かに電気料金は安くなりましたが、その代わり度々電力不足やインフラ整備不足による停電が発生しています。日本の電力会社の場合、そういった停電を極力防止させるために、普段は電力会社に儲けさせている一面も否定できないと思いますが、果たして学者さんには(電力の供給がいきなり止まるという)それだけの覚悟はあるのでしょうか。
 個人的な意見を述べるならば、原発の安全性そのものを問うのもいいですが、むしろ親会社、子会社、孫会社、ひ孫会社…と続く多層階層の雇用形態が、日頃の管理をおろそかに仕向けてしまう一面の方が余程、この問題を考える上で大きいと思いますし、むしろこの多層構造を何とかしていかない限り、いくらマニュアルだけ整備しても、肝心の運用がうまくいかないのでは…という危惧を感じずにはいられません。

関連ニュース
電力使用量:過去最高の記録更新、6年ぶり 21日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070822k0000e040048000c.html
東電:塩原水力発電所を緊急稼働 電力不足に備え
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070822k0000e020056000c.html
東電、需給調整を要請 17年ぶり、電力危機深刻に
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007082200062&genre=B1&area=Z10