原発停止が東電痛撃、業績見通しを大幅下方修正 2007年7月31日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070731it11.htm
東京電力は31日、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所の運転が停止した影響で、2008年3月期連結決算の業績見通しを大幅に下方修正すると発表した。
経常利益は07年4月の当初予想に比べ2700億円少ない1300億円となり、連結決算の公表を始めた1995年3月期以降で最低となる見通しだ。税引き後利益も、当初予想より2450億円少ない650億円と、2番目に低くなる見込みだ。
柏崎刈羽原発が止まり、火力発電所を動かすために必要な原油や液化天然ガス(LNG)の調達費用が膨らんで、経常利益を計5380億円押し下げるという。一方、電気料金の収入増などが利益を2680億円押し上げ、差し引きで2700億円の減益となる。
だが、今回は柏崎刈羽原発の復旧費について「点検調査中のため、見通すことが困難」(勝俣恒久社長)として計上していない。復旧費を含めれば業績がさらに悪化する恐れがある。
勝俣社長は31日の記者会見で、業績悪化を受けた電力料金の値上げについて「すぐにお願いすることはないが、今後の検討課題だ」と述べた。
まあ、柏崎原発が止まってしまうので、ピーク時には他の電力会社から電力を供給してもらうようですし、業績への影響は避けられないとは思いますが、東京電力の場合、高配当銘柄でもあり、電力会社では唯一の70円配当銘柄(関西電力・中部電力は60円配当)。
それだけに、もし減配となれば、個人株主が値ごろ感から同業の電力会社に乗り換える可能性もありますが、業績悪化を短期的要因として配当を維持し続けるのか、それとも見直すのかという意味でも気になるところです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070731it11.htm
東京電力は31日、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所の運転が停止した影響で、2008年3月期連結決算の業績見通しを大幅に下方修正すると発表した。
経常利益は07年4月の当初予想に比べ2700億円少ない1300億円となり、連結決算の公表を始めた1995年3月期以降で最低となる見通しだ。税引き後利益も、当初予想より2450億円少ない650億円と、2番目に低くなる見込みだ。
柏崎刈羽原発が止まり、火力発電所を動かすために必要な原油や液化天然ガス(LNG)の調達費用が膨らんで、経常利益を計5380億円押し下げるという。一方、電気料金の収入増などが利益を2680億円押し上げ、差し引きで2700億円の減益となる。
だが、今回は柏崎刈羽原発の復旧費について「点検調査中のため、見通すことが困難」(勝俣恒久社長)として計上していない。復旧費を含めれば業績がさらに悪化する恐れがある。
勝俣社長は31日の記者会見で、業績悪化を受けた電力料金の値上げについて「すぐにお願いすることはないが、今後の検討課題だ」と述べた。
まあ、柏崎原発が止まってしまうので、ピーク時には他の電力会社から電力を供給してもらうようですし、業績への影響は避けられないとは思いますが、東京電力の場合、高配当銘柄でもあり、電力会社では唯一の70円配当銘柄(関西電力・中部電力は60円配当)。
それだけに、もし減配となれば、個人株主が値ごろ感から同業の電力会社に乗り換える可能性もありますが、業績悪化を短期的要因として配当を維持し続けるのか、それとも見直すのかという意味でも気になるところです。