陽だまりでアフタヌーンティ

願望をタイトルにしました。
食べたり作ったりする事が好きなのでそんな話を中心に、時にはその日の出来事を添えます。

推理小説「ヴェルサィユ宮の聖殺人」

2021年06月12日 | Weblog

            ・1782年5月 ブルボン朝フランス王国が

             黄昏を迎えつつある頃、国王ルイ16世の

             いとこ「マリーアメリー」はヴェルサィユ宮殿の

             施錠された自室で刺殺体に遭遇する。

             殺されたのは、パリ・オペラ座の演出家だった。

             遺体は聖書をつかみ、カラヴァッジョ「聖マタイと

             天使」に血文字を残していた。

             傍らには意識を失くして横たわっていたのは、戦場

             帰りの陸軍大尉「ボーフランシュ」だった。

             身分の違う凸凹コンビ・二人が謎多き事件に挑む。

             (当時の歴史的背景・風俗なども詳しく書き込まれ

              当時を思い浮かべ一層興味を惹かれました)

             (聖書、両性具有、カストラートが事件の鍵になり

              オペラ・世界の歴史の暗部にも触れることができました)

             (第10回 アガサ・クリスティー証受賞作品

              作者 「宮園ありあ」)

              ※ 「ありあ」って意表をつく名前。

                 山好きには「穂高」とか!

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