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日経平均、2万6000円台半ばの水準を戻すも上値の重い展開か

2022年06月26日 | 捕らぬ狸の経済


  6月24日
  日経平均 2万6491.97円(320.72円高)
  TOPIX 1866.72(14.98ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.220%(-0.010)
  1ドル=134.53 - 134.55円(0.84円高)


6月20日 2万5771円  11億7784万株 2兆7163億円
6月21日 2万6246円  11億1340万株 2兆6190億円
6月22日 2万6149円  11億1133万株 2兆5773億円
6月23日 2万6171円  10億8229万株 2兆6528億円
6月24日 2万6491円  12億4447万株 2兆9584億円

■株探ニュース 2022.6.24
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今週の【早わかり株式市況】2週ぶり反発、市場心理改善で半導体関連にも買い

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶり反発、前週の急落から立ち直り500円超上昇
2.週初こそ前週の悪地合い引き継ぐも、その後は自律反発局面へ移行
3.急速な円安進行が追い風材料、週後半は半導体関連株にも買い戻し
4.パウエルFRB議長の議会証言は波乱要因とならず、市場に安心感
5.週末は次第高の展開、日経平均は2万6000円台半ばに水準戻す


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比528円(2.03%)高の2万6491円と反発し、2週ぶりの上昇となった。

今週は前週の急落の反動で自律反発局面に移行、日経平均は2万6000円台半ばまで上値を伸ばした。
世界的なインフレ懸念が高まるなか、各国中銀の金融引き締めの動きは警戒されるものの、前週までで大分織り込みが進んだ。
注目されたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言はタカ派的な内容でなかったことで、買い安心感を生んだ。


週明け20日(月)は朝方こそ前週末の米ハイテク株高を受け日経平均が上昇してスタートしたが、その後は波乱含みの下げで前引け時点では400円を超える下落となった。
半導体関連などへの売りがかさみ投資家心理が悪化した。
ただ後場は下げ渋り191円安で着地。
翌日以降、全体相場の流れに変化が生じることに。

21日(火)は日経平均が急速に切り返し、一時は600円超の大幅高をみせる場面もあった。
前日の米国株市場は休場だったが、欧州株が全面高様相となったことでリスク選好ムードに傾いた。
取引時間中は米株価指数先物が大きく上昇し、為替市場で円安が急速に進んだことも輸出セクター中心に追い風材料となった。

22日(水)は朝方買い優勢だったものの、半導体関連株への売りが全体相場の足を引っ張る形に。
この日の夜に予定されていたパウエルFRB議長の米上院での議会証言を前に買いが手控えられ、日経平均は100円弱の下げとなった。

23日(木)は終始方向感の定まらない展開。
パウエルFRB議長の米上院での議会証言は特にタカ派に傾斜したものではなく、市場心理は改善したが、前日の米株市場では主要株価指数が揃って小幅安で引けたことから、東京市場も気迷いムードの強い地合いに。
結局日経平均は小高く引けた。

そして週末24日(金)はリスクオフの巻き戻しが加速。
半導体関連などにショートカバーが入り、日経平均は次第高の展開で2万6000円台半ばまで水準を戻して取引を終了した。


来週は、ハイテク株を中心とした買い戻しの流れがどこまで継続するかが焦点となるだろう。
日経平均は2万7000円近辺では戻り待ちの売りを浴びるとみられ、上値は重いことが予想される。


重要イベントとしては、国内では30日に発表される5月鉱工業生産、7月1日朝に発表される5月の完全失業率と有効求人倍率、日銀短観が注目される。

海外では、6月28日から開催されるNATO首脳会議、30日発表の米国5月個人所得・個人支出、7月1日に発表される米国6月ISM製造業景況指数に注視が必要だろう。


日々の動き(6月20日~6月24日)

6月20日(月)  続落、朝高も米金融引き締めへの警戒感で売り優勢
        日経平均 25771.22( -191.78) 売買高11億7784万株 売買代金2兆7163億円


6月21日(火)  3日ぶり反発、欧州株高や円安でリスク選好の買い優勢
        日経平均 26246.31( +475.09) 売買高11億1340万株 売買代金2兆6190億円


6月22日(水)  反落、朝高も半導体関連株などが売られマイナス圏
        日経平均 26149.55( -96.76) 売買高11億1133万株 売買代金2兆5773億円


6月23日(木)  小反発、一時マイナス圏も内需関連や半導体株が買われる
        日経平均 26171.25( +21.70) 売買高10億8229万株 売買代金2兆6528億円


6月24日(金)  続伸、米株高を受けハイテク株などが買われる
        日経平均 26491.97( +320.72) 売買高12億4447万株 売買代金 2兆9584億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、24業種が値上がり
(2)値上がり率トップのアステラスなど医薬品をはじめ味の素など食料品、SGHDなど陸運といったディフェンシブ株が高い
(3)ZHDなど情報通信、リクルートなどサービス、ファストリなど小売りといった内需株が大きく買われた
(4)輸出株はHOYAなど精密機器、トヨタなど自動車が堅調な一方、三菱重など機械は売られた
(5)野村など証券、ゆうちょ銀など銀行、オリックスなどその他金融といった金融株は上昇
(6)値下がり率トップのINPEXなど鉱業、出光興産など石油、三井物など商社といった資源株が大幅安


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(3) 円安メリット  約24年ぶり水準で関心高まる
2(1) 防衛
3(5) メタバース
4(6) 半導体
5(2) インバウンド
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)

コメント
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